でも、今までしてきた裁量取引や株・投資信託でも同じことが言えるし、大儲けしている人は大儲けしています。
iサイクル注文だけ特別儲かるわけではないです。
裁量取引で初心者がやりがちな、なかなか損切りができず「もっと早く決済しておけば…」とか早めに利食いをしてしまい「もっと儲かったのに!」といったことがありません。
外為オンラインは、「iサイクル注文は自動売買でコツコツ利益を積み重ねます」との説明までに留めていて、決して大儲けできるとは言っていません。
外為オンラインの「iサイクル注文」を少し調べてみると
といった情報をよく目にします。
という方は、当然注目しているはずではないでしょうか?
ただし、「本当に自動売買やリピート系注文方式は儲かるのか?」
という疑問も同時にお持ちのはず。
そこでこの記事ではiサイクル注文のスペックや特徴の紹介と
肝心の「iサイクル注文が儲かるのかどうか」を徹底解説していきたいと思います。
結論から言いますと、iサイクル注文を利用すればほったらかしでも月に10万稼ぐことは実際に可能です。
目次
iサイクル注文とは?
「iサイクル注文」は、あらかじめ決めたいくつものIF-DONE+OCO注文を自動的に繰り返す注文方式です。
通貨ペア・売/買・予算・リスクの範囲(想定変動幅)を設定すると、過去の実績データから
- どのくらいの間隔で注文を入れるか
- 最大いくつまで注文を入れるか
- 利益確定と損切りをいくらでするか
を自動計算してくれます。(ボラティリティ方式)
自動計算結果が気に入らなければ、設定を変えて何度でも再計算できます。
極端な話、この設定こそがiサイクル注文の全てと言っても過言ではありません。
ただし、一度iサイクル注文を実行すると途中で注文内容を変更することができません。
自分自身で操作可能なのは運用を中止することだけで、その時点で保有しているポジションは全て決済・予定していた注文は全てキャンセルされます。
この自分の裁量を途中で加えられないことが、自動売買やリピート系注文方式のメリットでありデメリットです。
しかし、iサイクル注文が本領を発揮するのは、相場がどちらに動くかわからないような時に注文を出す場合です。
為替相場はそのほとんどがこのようなレンジ相場と言われているので、相場感がよく分からず、これまで行き当たりばったりで感情で取引をしていた人にはiサイクル注文は最適と言えます。
実際、やってることは以下のような感じです。
こんな感じで「損切り」まで自動的にしてくれます。
あとはひたすら「利食い」を繰り返すだけです。
iサイクル注文のメリット
- 感情を排除した取引ができる!
- 時間を節約できる!
- 注文方法が多彩で簡単!
- 相場が反対方向に動いても自動で対応してくれる!
「iサイクル注文」のようなリピート系注文方式共通のメリットは、感情を排除した取引と時間の節約の2点に尽きます。
さらに、「iサイクル注文」ならではのメリットは、注文の出し方が以下の3種類用意されていて、初心者でも扱いやすいことです。
どの注文方式でも、同じことを裁量取引ですることを思えば簡単過ぎます!
iサイクル注文のデメリット
メリットだけを聞くと「iサイクル注文」は無敵ですが、もちろんデメリットやリスクもあります。
- 「稼ぎたい+リスクを抑えたい」ほど多くの資金が必要!
- 資金管理に要注意!
以下の図はiサイクル注文の資金に対する考え方です。
注文時に設定する想定変動幅と注文間隔の2つの設定で資金が変わります。
(注文間隔とは1注文あたりいくら稼ぎたいか設定する値のことです)
「稼ぎたい+リスクを抑えたい」ほど多くの資金が必要です。
iサイクル注文は長期投資の自動売買を行うことが目的なので、相場が短期間で予想とは逆に大きく動いた場合には、迷わず途中で損切りもします。
その結果、口座の資金が足りなくなって、最悪ロスカットになる場合もあるので注意ください。
自動取引だからといって完全放置してしまうと、勝手に損切りと新規注文を繰り返し口座がスッカラカンになってしまうこともあります!
「トレンド」機能は便利だがリスクもある
注文の際には、裁量取引と同じように「売」で勝負するのか「買」で勝負するのかポジションの方向を決めなければいけませんが、それすらも自動で切り替えてくれる「トレンド」という新機能があります。
相場がどちらに動いても自動で利益を追い続けることができます。
「iサイクル注文」が「トレンド」を反転させるタイミングは、テクニカルを利用した売買サイン「ゴールデンクロス」「デッドクロス」です。
反転すると保有ポジションは損切り、注文中のものはキャンセルとなり、新たな条件で「iサイクル注文」を自動で実行します。
しかし、相場の世界では「だまし」というものがあります。
「だまし」とは、売買サインとは逆方向に実際の相場が動いてしまうことです。
原因は「ゴールデンクロス」「デットクロス」は世界的にも有名なシグナルなので、同時にそのサインを逆手に取って利益を出そうと考えている人達も多いためです。
FX・株のゴールデンクロスとデッドクロス|見方や設定・だまし回避の方法
「iサイクル注文」は、この「だまし」に対応できません。
この「だまし」こそ、トレーダーの経験と知識で見極める必要があるものなのですが、「iサイクル注文」はその仕組み上、まんまと騙されてます。
売買シグナルが「だまし」だった場合、結局は元のトレンドに戻るので、先ほどの「損切りの損失」+「含み損のある新しいポジション」を抱え、いわゆる往復ビンタを食らってしまうのです。
iサイクル注文の手数料・取引コスト
iサイクル注文の取引手数料は、往復40円です。(1,000通貨あたり、南アフリカランドは10,000通貨あたり)
また、スプレッドも取引コストとして考えられますので、トータルのコストは次のようになります。
トータルのコスト = スプレッド + 取引手数料(往復)
以下は主要通貨のスプレッドと取引手数料の一覧です。
iサイクル注文のスマホアプリ
スマホアプリでもiサイクル注文ができます。
ただし、アプリ上ではなく、専用サイトにアクセスし操作をします。アプリ上で「メニュー」>「iサイクル注文」>「iサイクル注文」と進めば注文画面が表示されます。
注文画面はPCとほぼ同一。
ランキング方式、マトリクス方式、ボラティリティ方式で注文が可能です。
「iサイクル注文」画面の表示方法
注文画面
iサイクル注文の必要資金と最低資金
上記は、外為オンラインが提供する「iサイクル研究室」で公開されている、デモ口座での「iサイクル注文」運用シミュレーションのランキングです。
(期間:2015年11月16日〜2017年8月4日時点 条件:想定変動幅 1,000pips、注文間隔 20pips)
デモ口座といっても、実際の為替レートと過去データを利用したシミュレーションなので信憑性はあります。
トップ3の必要証拠金は40万〜50万です。
これはiサイクルに限らず、自動売買で稼ごうと思うとある程度の資金が必要で、最低でも40〜50万円は元手を用意しておいた方が良いでしょう。
資金1万円などの少額だと、ほとんどポジションを持つことができず、ただ損切りを繰り返すだけになる可能性が高いです。
iサイクル注文のデモ口座
iサイクル注文はデモトレードができます。
外為オンライン公式サイトからデモ口座が開設できるので、どういったものか見てみたい方は事前に試してみるのが良いと思います。
やはり実際に動かしてみるのが一番早く理解できます。
「iサイクル注文」は、注文方式が豊富で、リピート系注文方式で一般的な「ボラティリティ方式」「ランキング方式」の他に、シミュレーションをしながら新規注文ができる「マトリクス方式」を使えることが魅力です。
「マトリクス方式」は、「利食い回数」「損切り回数」「レンジ内必要証拠金」など全て自動計算して表示してくれるので、初心者にも安心です。
取引コストはやや高めですが、注文設定時点で、最も好条件な取引条件を自動計算してくれるなど、取引サポートの面で優れています。
自動売買を始める前にしっかりとシミュレーションができるため、ゲーム性や親しみやすさを売りとした自動売買も多い中、「iサイクル注文」はしっかりと資産運用を目的としている印象があります。
初めての自動売買にはとてもおすすめです。
iサイクル注文の設定方法
基本的に設定は3ステップで完了します。
では、実際の注文画面で見てみないことにはわからないですよね?
どこfr、何をどのように設定すると何がどうなるのか──ボラティリティ方式の画面で簡単に解説します。
自分で設定する項目
通貨ペア | 24種類から選択 |
---|---|
参考期間 | 注文内容を自動計算するためのシミュレーション期間 |
ポジション方向 | 売、買、トレンドから選択 |
想定変動幅 | 多いほど損失になる確率が減る |
対象資産 | 多いほどポジション数が多く、ポジション間隔が狭くなる |
数量 | 多いほど1回あたりの利益が大きい |
参考期間と上記設定をもとに自動計算される項目
最大ポジション数 | 多いほど利益確定の確率が高い |
---|---|
ポジション間隔 | 1回あたりの利益 |
ポジションごとの設定値 | 新規指定レート |
利食いレート | |
損切りレート |
こんな感じで、条件を入力して「計算ボタン」を押すと、勝手に注文内容を自動計算してくれます。
ちゃんとポジションごと
に計算してくれているのが分かるかと思います。
考え方は下記の通り。ちょっとややこしいですが慣れれば簡単です。
- 対象資産が多いと、想定変動幅を広く設定できるのでリスクが低い
- 対象資産が多いと、ポジション数が多く、ポジション間隔が狭くなり利益確定のチャンス増える
- 対象資産が少ないと、想定変動幅を広く設定できないのでリスクが高い
- 対象資産が少ないと、ポジションの数が少なく、ポジション間隔が広がり利益確定のチャンスが減る
iサイクル注文のおすすめ設定
でも、iサイクル注文には「想定変動幅」という損切り設定があるからそうはいかないんだ。
想定変動幅は最大5000まで設定できますが、大変なことになる人が大多数なのでここでは損切りをする前提で考えます。
想定変動幅とは?
想定変動幅とはリスク対策の設定値で、予想とは逆方向に相場が動いた時に損切りにいくらまで耐えられるか設定する幅のこと。
設定の選び方
初心者なら自分であれこれ設定するより先ほど説明した「ランキング方式」の上位設定を選ぶようにした方が良いでしょう。
そうすれば注文感覚(利食い幅)、想定変動幅(損きり幅)もランキング上位と同じ設定で運用ができます。
しかし、より精度を上げたいと思った場合は多少の相場知識が必要になってきます。
注文感覚(利確幅)の設定
ランキングの上位を見ても、
ドル円では30pipsがもっとも多く、次で20pipsと50pipsです。10pipsなどは見当たりません。
ボラティリティ(値動き)の大きなポンド円は、50pipsと100pipsがメインです。
注文感覚を広めに取るべき理由は2つあります。
- 小さな利益を求めて細かくポジションを取るよりも証拠金とリスクが抑えられる
- 取引コストに対する利益率が高くなる
まず、注文感覚を10pipsに設定した場合、20pipsを獲得するためには2度のエントリーが必要です。
もし、追加買いなどで同時にポジションを持った場合は証拠金が2倍、損失が膨らむリスクも2倍になります。
単純に一度の利幅を大きくした方が証拠金とリスクが抑えられるのです。
そのまま20pips、30pipsと動き続けることの方が多い。
それなら少しの機会損失より、リスクを軽減した方が確実に利益を積み重ねられるのさ。
想定変動幅(損切り幅)の設定
それよりも現在の位置は買いか売りかを判断し、大きな逆行を減らすことが重要です。
注意点として、ドル円が100円の時と120円の時では、同じ500pipsでも比率が異なります。
為替レートが高くなればなるほど、変動幅は大きくなるためその時のレートに応じて損切り幅も調整する必要があります。
買いか売りかトレンドか
ポジションを持つ方向は、現在の長期トレンドに合わせるのが無難です。
基本的にはレンジ内でコツコツ稼ぐ手法なので、多少間違っていてもそれなりに稼ぐことはできます。
しかし、一度の損切りでドカンと利益を吐き出してしまうので、大きな逆行がない方向、つまり長期トレンド方向でポジションを持つのが良いのです。
それに加えて、移動平均線からの乖離が大きい場合は、押し・戻りの動きを警戒して一旦ストップするなどした方が良いでしょう。
通貨ペアの選び方
基本的に普段、自分が一番見ている通貨ペアを選ぶべきです。
その方が分析もしやすいでしょうし、よくわからない通貨ペアで「想定変動幅」を設定すると連続損切りにあう可能性が高くなります。
また、自動売買では取引コストもよく考える必要があります。
具体的には、ボラティリティに対してスプレッドの割合が小さい「ドル円」「ユーロ円」「ポンド円」あたりがおすすめです。
これらのクロス円は日本人にとって馴染みがあり、相場の情報も比較的得られやすいので、迷ったらこの3通貨ペアのうちのどれかを選びましょう。
iサイクル注文を実践している人たちの口コミ評判
ユロ円も130目標で運用してた
オンラインiサイクル決済した。
含み損もあったけど
総合的に430pipは取れたしね♪
過熱過ぎるので頃合いかなと。
流石に一度冷や水来そう— 招き猫(一から出直し)トレーダー! (@NSh07rtwO0G7BbU) 2017年7月11日
iサイクル調子( ✋˘ ˘👌 ) pic.twitter.com/1RC4kfDBiN
— SHO (@SHO22912429) 2017年6月7日
自動売買システムiサイクルちゃんが見事マイナス1万円を叩き出した!!!
— じばてんこ (@jiba_tenko) 2017年6月16日
先月のiサイクル
損切りもなくプラス収益でした^^
nzy/jpyでやってるのですがガンガン上がるのが良かったですね
そろそろ天井を見極めないと。— シモン (@simon_tsujimori) 2017年6月30日
買いでiサイクル出していたけれど、マイナスになる前に損切り。
こっから先は円売りが加速しそうだけれど判断がしにくいので、週末ということでポジションは解消しておこう。— ダミー@本好きファン (@dimention04) 2016年7月29日
外為オンラインの自動売買システム(iサイクル)ストラテジーはポンド円(買い)は、1か月で80万円プラスになりましたが、ここ1週間の下落で半分の40万円に減ってしまいました。。。日足で”買い”サインが出ている間は”買い”ストラテジーで行ってみます。。。
— OttyFX (@OttyFX) 2016年12月26日
mt4意外にも、独自型の自動売買システムを採用してるFX業者があるみたいで、外為オンラインのiサイクル、FXブロードネットのトラッキングトレーダー、アイネット証券のループ・イフダンの3つをテストしてたけど、外為オンラインとアイネット証券はそれなりに資金が無いとだめだった。
— まじかる☆しげぽん(SIGE) (@m_sigepon) 2016年12月24日
口コミを見るとうまく運用して利益を出している人が多い印象を受けました。
もちろん適当に売買を選んでいるのではなく、相場の中長期のトレンド方向や転換点を見極める必要があるのは裁量トレードと同じです。
しかし、正しく分析できていれば自分がチャートを見ていられない時でも自動で利益を上げてくれるのが自動売買の魅力です。
iサイクル注文で月に10万円稼ぐには?
iサイクル注文で月に10万円の利益を目指すのであれば、資金は100万円ほど用意した方が良いです。
これはiサイクル注文の機能「ランキング方式」で、期間ごとの代表的な通貨ペアの実績を見ると分かりやすいと思います。
- 集計期間:1ヶ月
資金:200万円で集計 - ポジション方向:「売、買、トレンド」全て
- スプレッド・手数料・スワップポイントは含まず
USD/JPY(ドル円)のランキング
EUR/JPY(ユーロ円)のランキング
GBP/JPY(ポンド円)のランキング
単純計算では、月に10万円稼ぐにためには10,000通貨の取引では、ひと月に1,000pips稼ぐ必要があります。
pipsとはFXの値幅単位のことで、ドル円の場合、1銭(0.01円)が1pipsです。
FXの単位pips(ピップス)とは?1pipsはいくら?損益の計算方法
USD/JPYは6位以上、EUR/JPYは24位以上、GBP/JPYは29位以上が1,000pips以上の利益を出しており、ほとんど必要資金が100万円以上です。
月間利回りは、ドル円で1位の設定が17.7%、ユーロ円で1位の設定が14.3%、ポンド円で1位の設定が11.5%でした。
iサイクル注文では、このようにランキングで成績の良い設定を選べば、いくらの元手でどれくらいの利益が出せるのかが計算できます。
iサイクル注文で稼ぐには、いかに細かい利食いを短期間のうちにこなせるかがポイントです。
たとえ1ポジションあたりの利食いの利益が小さくても、ポジション数が多いほど利益確定のチャンスが増えます。
iサイクル注文で失敗した人、儲からない人が見直すこと
iサイクル注文のようなリピート系自動売買は基本的に逆張りでポジションを持つことが多いため、自分が想定した以上の強いトレンドが出た場合は、多くの含み損を抱えてしまうことになります。
自動売買で大きな損を出してしまう原因のほとんどが、自分が思ってた以上に相場が動いて連続損切りやロスカットされてしまうことです。
「買いか売りかトレンドか」でも解説しましたが、そうならないためには、為替レートの想定変動幅とトレンド方向を相場の状況に合わせて見極めることが重要です。
特に、あなたが買い・売りの方向性や想定値幅を最初に設定したきりで変更していない状態であれば、非常にまずいです。
現在の相場の値動きに合わせて、
- 想定値幅の見直し
- ポジションを保有する方向の見直し
を行う必要があります。
為替相場はトレンドが発生しても、合間合間でレンジとなることが多いため、状況を見て設定を都度見直せば、トータルでプラスになるようにコツコツと利益を積み上げていくことができます。
また、iサイクル注文の取引コストはリピート系の中ではかなり高い部類に入ります。
利食い幅を狭く設定している場合、取引コストの占める割合が大きくなるため、他社のリピート系サービスを利用した方が遥かにパフォーマンスが良くなる可能性が高いです。
サービス名 | スプレッド | 手数料 | 取引コスト |
---|---|---|---|
アイネット証券「ループイフダン」 | 2.0銭 | 0円 | 200円 |
FXブロードネット「トラッキングトレード」 | 0.3銭 | 400円 | 430円 |
マネースクエア「トラリピ」 | 4.0銭 | 60円 | 460円 |
外為オンライン「iサイクル注文」 | 1.0銭 | 400円 | 500円 |
「iサイクル注文」は高機能だけど、手数料がちょっと…という人は、アイネット証券「ループイフダン」なども検討してみても良いかもしれません。
「ループイフダン」は手数料無料で取引コストはスプレッドのみです。
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ループイフダンの評判・口コミと比較でわかる評価
アイネット証券の自動売買システム「ループイフダン」は、少額から低コストで始められる、忙しい人にオススメの自動売買方法です! また、注文方法も非常にシンプルで分かりやす…