取引ツールの使い方やチャートの見方など、FX取引をするには頭に入れておくべきポイントがたくさんあります。
最低限の知識も身につけられていないうちからいきなり本番トレードに入ると、なんかよくわからないうちに損をしてしまう可能性が高くなります・・・。
そのため、初心者のうちは架空のお金と仮想のチャートで取引を体験できる「デモトレード」で練習してから、慣れてきたら本番の取引にチャレンジするのをオススメします。
ということで、この記事では、これからFXを勉強したい初心者のためにおすすめのデモトレードアプリと、効率よくFXを練習する方法を解説していきます。
目次
デモトレードなら土日でもFXを練習できる
FXのデモトレードとは、バーチャル(仮想)の口座でチャートを見たり、自分で操作したりしてFXトレードを体験できるというサービスのことです。
もちろん、本番と違ってバーチャルなデモトレードでは自分のお金は使わないので、無料で「FXをリアルに体験できる」ということになります。
さらに、本番のトレードだと土日は市場が休みで取引できないのですが、「ヒロセ通商」や「JFX」など一部のFX会社では、土日や休日でも仮想レートでチャートが動いているので、休みの日でも取引の練習が可能です。
仮想チャートは実際のレートと異なるので相場経験は積みづらいですが、テクニカル指標がどのような動きをするかのシミュレーションをしたり、チャート分析の勉強などに利用できます。
デモトレードアプリおすすめ4選(iPhone・Android両対応)
多くのFX会社には無料のデモ口座があり、スマホアプリやブラウザから好きなだけゲーム感覚でバーチャルFXの体験ができます。
今回は、スマホ・PCどちらにも対応しているデモ口座で特におすすめの4つをご紹介していきます。
ココに注意
デモトレードは、あくまでも「本番のための練習」です。
そのため、あなたが本口座を開設しようと思っている(興味のある)FX業者でデモ口座を開設するようにしましょう。
FX国内口座数80万突破!「DMM FX」
FX国内口座数80万突破の実績を誇る「DMM FX」はデモアプリも使いやすく、FXを勉強したい初心者におすすめです。
- 初心者向け「DMMFX DEMO/STANDARD」
- 上級者向け「DMMFX DEMO/PLUS」
- スマホアプリ「DMMFX VIRTUAL」
デモトレード用には以上3つの取引ツールが用意されており、どれも本番取引と同じ操作感なので、慣れてくればそのままの感覚で実際の取引に移ることができます。
DMM FXは総合的なスペックが高く安定した人気を誇っている会社ですので、
というレベルの初心者でも、とりあえずDMMFXを選んでおけば後悔することはありません。
デモ口座なら自分のお金は一切かかりませんので、迷ったらDMMFXのデモ口座からFXを勉強してみましょう。
スマホアプリのダウンロードやデモ口座の利用手順は次の記事をご覧ください。
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DMM FXデモ口座の使い方!開設方法やデモ取引の手順と注意事項もまとめ
この記事でわかること DMM FXデモ口座の開設方法 DMM FXのデモ口座で使えるツールやアプリの特徴 DMM FXのデモ口座でトレードする手順 初心者からプロトレーダーまで、幅広い層に…
FX取引高世界第1位!※「GMOクリック証券」
FX取引高世界1位※の「GMOクリック証券」もデモ口座の利用が可能です。
パソコン用のデモ取引ツールは
- 初心者向け「ブラウザ取引画面」
- 経験者向け「はっちゅう君FXPlus」
の2つがあります。
また、スマホ用の取引アプリ「GMOクリック FXneo」は、デモ口座開設の手続きをしなくてもアプリをインストールしたらすぐにデモ取引の体験が可能なので、かなり簡単にデモ取引をはじめられます。
GMOクリック証券は総合力も高いうえに取引ツールの使いやすさにも定評があるFX会社なので、
本格的なチャート分析を学んでいきたいという方はGMOクリック証券のデモ口座からFXを勉強してみるのをおすすめします。
※ファイナンス・マグネイト社調べ(2020年1月~2020年12月)
スマホアプリのダウンロードやデモ口座の利用手順は次の記事をご覧ください。
土日でも仮想レートでFXが練習できる!「ヒロセ通商」
「ヒロセ通商」は総合的なスペックの高さ+食品がもらえるキャンペーンなどで高い人気を集めているFX業者です。
ヒロセ通商のデモ口座は、他の会社のデモ口座とは違って「土日でも取引できる」のが大きな強みです。
他の会社のデモ口座はリアルチャートの動き+仮想のお金でトレードするため、市場が休みだとデモ取引もできなくなります。
しかし、ヒロセ通商のデモ口座の場合、平日はリアルタイムの為替レート、取引が休みの土日は仮想レートが動いているので、休みの日も動くチャートを見ながら取引の練習ができます。
スマホアプリのダウンロードやデモ口座の利用手順は次の記事をご覧ください。
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ヒロセ通商「LionFX」デモ口座(バーチャル)の使い方
ヒロセ通商の「LION FX」にはデモ口座があります。 ヒロセ通商のデモ口座は、平日はリアルタイムの為替レート、取引が休みの土日でも仮想レートでデモトレードができるので、365…
デモ口座が無期限利用可能!外為オンライン
ほとんどのFX会社はデモ口座に使用期限が定められているのですが、「外為オンライン」はデモ口座が無期限で利用できる数少ないFX会社です。
また、「iサイクル注文」というリピート系の自動売買もデモ利用することができるので、自動売買に興味がある人がお試しで使ってみるのにもおすすめです。
スマホアプリのダウンロードやデモ口座の利用手順は次の記事をご覧ください。
FX初心者がデモ取引で確認すべき3つのこと
本当に初心者の方ですと、デモ口座を開設しても、まず何をしていいかわからないですよね。
ということで、ここからはデモ口座を開設した後に確認すべきことや、頭に入れておいた方がいいことを解説していきます。
初心者がデモ取引で確認するべきポイントは、以下の3つです。
- 取引ツールの使い方
- FXの仕組み
- 為替相場のチャートの動き
1. まずは取引ツールの使い方を覚えよう
初心者がデモ取引でまず真っ先に覚えないといけないのは、自分が使う取引ツールの使い方です。
PC用取引ツールかスマホアプリ、自分がメインで利用する予定のものは必ず使い勝手を確認しておきましょう。
これを覚えておこう!
- どこをクリックしたら新規「買い」「売り」ができるのか
- どの画面から保有中のポジションの決済ができるのか
- チャートやテクニカル指標の表示の仕方
「新規注文はできたけど、決済方法がわからない」ということは意外と多いです。
これらは実際に取引ツールを使ってみて絶対最初に覚えておきましょう。
2. FXの仕組みを理解する
取引ツールの使い方がわかったら、FXの仕組みを理解しましょう。
これを覚えておこう!
- 取引単位の違いでいくら損益が出るのか
- 1pipsはいくらなのか
- 成行、指値、逆指値などの注文方法
1取引の利益や損失はいくらくらいになるのか
初心者のうちは、1万通貨(1Lot)の取引でいくら儲かる・損するのかがよくわからないものです。
例えば、米ドル円で1万通貨の取引だと、為替レートが1円動くと損益は1万円上下します。
いきなりの本番トレードで「えっ、こんなにお金が動くの!?」とびっくりしないためにも、取引通貨単位と損益の関係はデモトレードできちんと理解しておきましょう。
FXのpips(ピップス)とは?1pipsはいくら?損益の計算方法
成行、指値、逆指値などいろんな注文方法を試す
FXには、成行、指値、逆指値という基本的な注文のほか、IFD、OCO、IFO、トレールといった様々な注文方法があります。
特に、成行、指値、逆指値は必須レベルなので、必ず使えるようにしておきましょう。
また、FX業者によっては上記以外にもドテン注文や時間指定注文など独自の注文方法を用意しているところもあるので、色々使って試してみるのがいいでしょう。
トレール注文の使い方と最適なトレール幅!利用可能なFX業者一覧
3. デモトレードで相場に慣れよう!
早くFXで稼ぎたいのはわかりますが、全く相場に慣れていない、理解していない人が勝てるわけがありません。
初心者のほとんどの人は「わけがわからないままトレードして負けてしまう」ということが多いです。
これを覚えておこう!
- 時間軸によるチャートの見え方の違いを確認する。
- トレンド相場、レンジ相場といった相場の波に慣れる。
- 経済指標の発表時にチャートがどんな動きをするのか確認する。
時間軸の違いによるチャートの見え方
ローソク足は最も短いものから、ティックチャート、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足まであり、どの足を見ているかによっても全然チャートが違って見えます。
業者によってはさらにその中間の10分足や8時間足といったローソク足を表示することもできます。
日足で見ると明らかに上がり続けている上昇トレンドでも、1時間足などの短い足で見ると、その間にはレンジ相場や下落相場となっていることが多いです。
FXは基本的にトレンドフォローが利益を伸ばしやすいので、あなたがトレードの中心で見ている時間足だけでなく、もう一つ上位の時間足のトレンドを意識して見ていくと良いでしょう。
トレンド相場とレンジ相場
相場には「レンジ相場」と「トレンド相場」の2種類の波があります。
「レンジ相場」は為替レートの上限と下限が決まった範囲内で動いている相場のことです。逆張りの手法が有効です。
「トレンド相場」はレンジ相場をブレイクして、上昇もしくは下降の方向に向かっていく相場のことです。順張りの手法が有効です。
「レンジ相場」と「トレンド相場」ではそれぞれ取るべき手法が異なりますので、まずはこの2つの相場の違いをしっかりと理解しておきましょう。
参考記事レンジ相場とトレンド相場!判断方法と利益を上げる手法
経済指標に注意
FXをやっていくうえで忘れてはいけないのが、経済指標の存在です。
経済指標とは、政策金利やGDP・雇用統計などを数値化したもので、各国の経済状況がわかるものです。
政治、金融政策、経済指標などをメインに考慮する「ファンダメンタル分析」ではこの経済指標の結果も判断材料にします。
経済指標は、毎日のように発表されているので、発表される指標の結果によっては相場が大きく動くことがあります。
経済指標はFX業者の取引ツールやホームページから確認することができるので、しっかり把握しておき、「経済指標によってどのように相場が動くのか?」というところにも慣れておく必要があります。
参考記事【保存版】FX経済指標 重要度、カレンダーの見方など徹底解説
デモトレードとリアルトレードの違い
デモトレードと本番トレードでは状況が大きく異なります。
一番の違いは、「精神的プレッシャーがあるかどうか」です。
実際に自分のお金をリスクに晒しているのと、そうでないのとでは、心持ちが全然違うことは容易に想像つきますよね。
私が初めてデモトレードを行った時は、デモとわかっていてもドキドキしました。
しかし、実戦はデモトレードの比ではありません。
これは精神的プレッシャーがかかるのと同時に、それだけ真剣になれるので勉強する姿勢がより強く出せる理由にもなります。
デモトレードはあくまでもトレードに慣れるために勉強として行うのであって、実際のトレードとは別物だということを、忘れないようにしておきましょう。
デモトレードより効率の良いFX練習方法
ここまでおすすめのデモトレードアプリや、デモトレードで確認しておくべきことを紹介してきましたが、デモトレードはあくまでも仮想のトレード。
というのであれば、やはり実際の本番トレードで経験を積むのが、最も効率の良いFXの練習方法となります。
勉強のためになるべくリスクを抑えて実際のFXトレードを行いたいのであれば、「1000通貨以下の少額トレード」をおすすめします。
1000通貨以下でトレードの練習をする
多くのFX会社は最低取引単位を「10,000通貨=約4~5万円」に定めていますが、初心者だと4~5万円をいきなりFXに使うのはなかなか気が引けますよね。
そこで、1000通貨単位からの取引に対応したFX会社を選べば、約4~5000円の資金で本番トレードの経験を積むことができます。
また、1000通貨よりもさらに小さい100通貨、1通貨単位での取引ができるFX会社もあります。
以下の記事では、1000通貨単位以下の少額で練習をするのに最適なFX会社をまとめて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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