いまさら聞けないIFD注文・OCO注文・IFO注文とは

更新日:

はじネコ
IFD・OCO・IFO注文って横文字ばっかり並んで正直意味がわかりませんよ。
せんせえ
その3つはデイトレードやスイングをする人なら必ず覚えておいた方がいいよ。

トレード戦略の幅が広がって、精神的にもかなり楽になるからです。

IFD注文・OCO注文・IFO注文は、本業が忙しくなかなかトレード時間を捻出できない人や初心者の人のステップアップにオススメの注文方法です。

しかし、これらは新規注文〜決済注文までのシナリオを考えてから注文をするので、より戦略性が求められます

闇雲に使っては効果が期待できないので、この記事では使いどころも踏まえて分かりやすく解説していきたいと思います。

基本の注文方法をおさらい

この記事では、「IFD注文」「OCO注文」「IFO注文」を解説する中で、「成行注文」「ストリーミング注文」「指値注文」「逆指値注文」についても触れます。

しかし、注文方法はFX会社によって名称や取扱いが異なるので以下のように統一します。

FX会社 成行注文 ストリー
ミング注文
指値・逆指値
注文
IFD注文 OCO注文 IFO注文
DMM FX なし 同じ 同じ 同じ 同じ 同じ
GMOクリック証券 なし 成行
注文
同じ 同じ 同じ IFD-OCO
注文
SBI FXトレード 同じ 2WAY
注文
同じ 同じ 同じ IFDOCO
注文
ヒロセ通商 同じ 同じ 同じ IF-DONE
注文
同じ IF-OCO
注文
外為オンライン なし クイック
トレード
同じ 同じ 同じ IFDO
注文
外為ジャパン なし 同じ 同じ 同じ 同じ 同じ
外為どっとコム 同じ マーケット
注文
同じ 同じ 同じ 同じ
マネーパートナーズ 同じ 同じ 同じ IF-DONE
注文
同じ IF-OCO
注文
はじネコ
成行とストリーミングは、勘違いして使っちゃいそうですね。

 

成行・ストリーミングとは?

FX会社によって、成行注文を取扱いしていないところや、ストリーミング注文のことを成行注文として扱っているところもあり、少し紛らわしいので注意してください。

この記事では、成行注文とストリーミング注文の違いについて次の2点だけ押えておけばひとまず大丈夫です。

  • 成行注文は約定優先
  • ストリーミング注文は許容スリップ設定によって約定優先・価格優先を選択できる
成行注文・ストリーミング注文の詳細

 

指値・逆指値とは?

指値・逆指値注文は、どこのFX会社でも同じ名称で取扱いをしています。

この記事では、指値・逆指値注文について次の2点だけ押えておけばひとまず大丈夫です。

  • 価格を指定して、順張りまたは逆張りでエントリーの予約が可能
  • 価格を指定して、指値で利益確定、逆指値で損切りの予約が可能
指値注文・逆指値注文の詳細

 

IFD・OCO・IFOとは?

ここでは、IFD注文・OCO注文・IFO注文の特徴をざっくりと解説します。

各社で名称が若干異なりますが、あまり気にしないでください。

それぞれの特徴をしっかり理解して、上手く使いこなせるようになりましょう。

実際の使い方については、次の「IFD・OCO・IFOの注文方法」を参照してください。

せんせえ
メリットは注文方法でそれぞれ違うんだけど、デメリットは「注文価格にレートが達しなければ実行されない」「トレンドの予想が外れると損失を抱える」という点が共通しているよ。
はじネコ
FXのリスクそのものが無くなるわけじゃないのか。

IFDのメリット・デメリットと特徴

IFD注文は、新規注文と決済注文をセットにした予約注文です。

予想したトレンド方向に新規注文の条件を一つ、予想したトレンドの方向または予想が外れた場合のトレンド方向に決済注文の条件を一つ設定します。

出典:外為どっとコム

メリット・デメリット

メリット
  • 新規と決済を同時に予約注文ができる
  • 新規は成行・指値・逆指値などをセットできる
  • 決済は利益確定か逆指値のどちらかをセットできる
デメリット
  • 注文価格にレートが達しなければ実行されない
  • ポジション保有後のトレンド予想が間違っていると含み損を抱える
  • ポジション保有後のトレンド予想が逆行すると損切りをする

活用方法としては、「利益を優先して利益確定に使う」か「リスク回避を優先しての損切りに使う」かのどちらかを自分で選択します。

仕組は複合注文の中ではかなりオーソドックスなタイプですが、本来であれば別々に注文しなければならない新規注文と決済注文を同時に設定できるため、計画的なトレードをする上でとても役に立ちます。

しかし、新規注文価格にレートが達しなければ、決済注文を含めたIFD注文自体が実行されません。

また、ポジション保有後にトレンド予想が毎回間違っていると、含み損を抱えるか損切りを繰り返すだけの注文方法になってしまいます。

 

OCOのメリット・デメリットと特徴

OCO注文は、新規注文または決済注文のどちらかに2種類の注文パターンを設定し、相場の動きに合わせ注文パターンを自動選択してくれる予約注文です。

予想したトレンド方向に条件を一つ、予想が外れた場合のトレンド方向にも条件を一つ設定し、どちらか片方の注文価格にレートが達すればもう片方は自動的にキャンセルされます。

出典:外為どっとコム

メリット・デメリット

メリット
  • 新規と決済に個別にセットできる
  • 新規は相場が上がっても下がってもエントリーができる
  • 決済は2種類の予約注文をセットし相場の動きに合わせ自動選択する
  • 決済は利益確定・損切り両方セットできる
デメリット
  • 注文価格にレートが達しなければ実行されない
  • ポジション保有後のトレンド予想が間違っていると含み損を抱える
  • ポジション保有後のトレンド予想が逆行すると損切りをする

活用方法は、新規注文の場合は「トレンドがどちらに向かうか分からない時」、決済注文の場合は「利益確定と損切り」「最大限の利益確定と最低限の利益確保」などいろいろな組み合わせとして使えます。

特に、トレードのシナリオがイメージできない時や、想像していたシナリオから外れてしまったときに使うと便利な注文方法です。

しかし、注文価格にレートが達しなければOCO注文自体が実行されません。

また、決済注文の場合にトレンド予想が毎回間違っていると、損切りだけを繰り返す注文方法になってしまいます。

 

IFOのメリット・デメリットと特徴

IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた予約注文です。

IFD注文と同じように新規注文と決済注文を同時に設定でき、OCO注文と同じように決済注文に2種類の注文パターンを設定し相場の動きに合わせて自動選択します。

新規注文は予想したトレンド方向に新規注文の条件を一つ、決済注文は予想したトレンド方向に注文価格を一つ設定、予想が外れた場合のトレンド方向にもう一つ注文価格を設定します。

ポジションを保有し、2種類の決済注文価格のどちらか片方にレートが達すれば約定し、もう片方は自動的にキャンセルされます。

出典:外為どっとコム

メリット・デメリット

メリット
  • 新規と決済を同時に予約注文ができる
  • 新規は成行・指値・逆指値などをセットできる
  • 決済は2種類の予約注文をセットし相場の動きに合わせ自動選択する
  • 決済は利益確定・損切りを両方セットできる
デメリット
  • 注文価格にレートが達しなければ実行されない
  • ポジション保有後のトレンド予想が間違っていると含み損を抱える
  • ポジション保有後のトレンド予想が逆行すると損切りをする

この記事で解説した注文方法の中では最も柔軟性のある注文方法です。

しかし、新規注文価格にレートが達しなければ、IFO注文自体が実行されません。

また、ポジション保有後のトレンド方向の予想が毎回間違っていれば損切りだけを繰り返す注文方法になってしまいます。

 

IFD・OCO・IFOの注文方法

次に、外為どっとコムの画面を例に、注文方法の手順を解説します。

IFD

まず、新規注文の基本条件として①通貨ペア②Lot数を入力します。

次に、③詳細な新規注文条件として、売買方向を「売り or 買い」から選択、執行条件を「成行 or ストリーミング or 指値 or 逆指値」などから選択、指値・逆指値注文の場合はレート(注文価格)を一つ入力し期限を指定します。

期限は指定した価格にレートが達しなかった場合、注文取消をする期限です。

最後に、④決済注文の条件を入力します。

売買方向・期限は自動入力されるので、執行条件とレートを入力し終了です。

 

OCO

OCOを使った新規注文の手順を解説します。

(決済注文もほぼ同じです)

まず、基本条件として①通貨ペア②Lot数を入力します。

次に、③一つ目の新規注文の条件として、売買方向を「売り or 買い」から選択、執行条件を「指値 or 逆指値」などから選択、レート(注文価格)を一つ入力し期限を指定します。

最後に、④二つ目の新規注文の条件として、売買方向を「売り or 買い」から選択、レート(注文価格)を一つ入力します。

執行条件と期限は自動入力されます。

 

IFO

まず、基本条件として①通貨ペア②Lot数を入力します。

次に、③詳細な新規注文条件として、売買方向を「売り or 買い」から選択、執行条件を「成行 or ストリーミング or 指値 or 逆指値」などから選択、指値・逆指値注文の場合はレート(注文価格)を一つ入力し期限を指定します。

期限は指定した価格にレートが達しなかった場合、注文取消をする期限です。

④一つ目の決済注文・⑤二つ目の新規注文の条件は、売買方向・執行条件・期限は自動入力されるので、レートだけ入力します。

(⑤の執行条件は、トレール注文などに変更することも可能)

 

その他の複合注文・特殊注文

IFD注文、OCO注文、IFO注文以外にも、FX会社によってさまざまな複合注文や自動売買があるので見ていきましょう。

2WAY+OCO(SBI FXトレード)

一般的にIFO注文は、新規注文の執行条件を「成行、ストリーミング、指値・逆指値」などから選択できます。

しかし、SBI FXトレードでは、IFO注文が「2WAY+OCO注文」と「IFDOCO」の2つに別れており、ちょっとややこしいので注意しましょう。

SBI FXトレードでは、ストリーミング注文のことを2WAY注文と呼ぶため、実際の注文内容は次の通りとなります。

  • 2WAY+OCO注文 = ストリーミング注文+OCO注文
  • IFDOCO注文 = 指値・逆指値注文+OCO注文

 

2WAY+OCO注文(左)、IFDOCO注文(右)

 

クイック+OCO(外為オンライン)

外為オンラインでも、IFO注文が「クイック+OCO注文」と「IFDO注文」の2つに別れています。

外為オンラインでは、ストリーミング注文のことをクイックトレードと呼ぶため、実際の注文内容は次の通りとなります。

  • クイック+OCO注文 = ストリーミング注文+決済OCO注文
  • IFDO注文 = 指値・逆指値注文+OCO注文

 

クイック+OCO注文(左)、IFDO注文(右)

 

リピート系注文

「リピート系注文」は、今回解説したIFD注文またはIFO注文を使った注文方法です。

一定の値幅に注文をトラップのように仕掛けて、値動きに応じて注文と決済を自動で繰り返すレンジ相場に適した注文方法です。

通常のIFD注文などはワントレードで完結するのに対し、リピート系注文は最初の設定さえ行えば、あとは自動で取引を進めてくれます。

しかし、こちらもトレンド予想を間違うと、含み損を抱え損切りを繰り返すだけのシステムになってしまうので、いかに相場にマッチした設定を見つけるかがポイントです。

同じことを裁量トレードで行えばコストはスプレッド程度で済みますが、リピート系注文はスプレッドも広く手数料も高いです。

いくつもポジションを保有することになるので裁量トレードよりも資金が必要です。

また、感情を排除し完全にプライスだけで注文を判断するので、当然、市場参加者の心理を汲み取ることもできません。

ここのところを理解した上で、ケースバイケースで利用しなければ利益に繋げることは難しいでしょう。

代表的なリピート系注文には、次のようなものがあります。

サービス名 スプレッド※ 手数料※ 取引コスト※
アイネット証券「ループイフダン」 2.0銭 0円 200円
FXブロードネット「トラッキングトレード」 0.3銭 400円 430円
マネースクエア・ジャパン「トラリピ」 4.0銭 60円 460円
外為オンライン「iサイクル注文」 1.0銭 400円 500円

※スプレッドは米ドル/円、手数料・取引コストは10,000通貨あたり

 

システムトレードのストラテジーやEA

完全な自動売買であるシステムトレードも、IFD注文またはIFO注文を使った注文方法です。

リピート系注文と違うのは、テクニカルをシグナル(エントリーのタイミング)として使っているため、感情を排除した自動売買にもかかわらず、結果的に市場参加者の心理を汲み取りながら裁量トレードをする感覚に近いものがあります。

そのプログラムは、基本的にパッケージ化されているので注文の中身は分からず「ストラテジー」や「EA」と呼ばれます。

システムトレードの種類によっては「ストラテジー」「EA」をカスタマイズしたり、一から自分でプログラミングできたりするものもありますが、かなり難易度が高いので初心者の人にはオススメしません。

そのため、プログラムごとに公開されている過去の運用実績を参考に、いかに今の相場にマッチした優秀なプログラムを選択・入れ替えしていくかがポイントです。

また、いくつもポジションを保有することになるので裁量トレードよりも資金が必要です。

代表的なシステムトレードには、次のようなものがあります。

サービス名 スプレッド※ 手数料 取引コスト※
インヴァスト証券「シストレ24」 4.0銭 スプレッドに
含まれる
200円
FXプライムbyGMO「ちょいトレFX」 1.0銭 430円
セントラル短資「セントラルミラートレーダー」 2.5銭 460円

※スプレッドは米ドル/円、取引コストは10,000通貨あたり

 

ポイントは最後に注文方法を選ぶこと

注文方法は、あくまで利益を出すための手段に過ぎません。

極端な話、エントリーのタイミングが正しくて利益さえ出れば、成行注文だけでトレードを続けても良いのです。

しかし、特に初心者の人は広く浅い知識を身につけがちです。

なかなか利益が出ないと、今回の注文方法の発展型であるリピート系注文やシステムトレードにすぐに走ってしまう人もいます。

それよりも、今の裁量トレードの「トレードプラン」「エントリーのタイミング」「決済のルール」を見直すだけでも効果的です。

そして、この3つを明確にしてから、ようやくそれを実現するための注文方法を選ぶという順序が大切です。

「トレードプラン」は、「資金」「トレードする時間帯」「取引銘柄」などを考えて、期待する利益とトレードスタイルをハッキリさせます。

  • 資金に見合った利益を狙う
  • 取引できる時間帯からトレードスタイルを明確にする
  • 以上の条件が実現できる価格変動率・流動性を持った取引銘柄を選ぶ

次に、利益を出すための「エントリーのタイミング」「決済のルール」について整理しましょう。

注文内容の詳細

主なエントリー・決済パターンは上記の図の通りですが、簡単に説明すると次のような感じです。

  • 相場が上がるか下がるか?
  • 買うか売るか?
  • いくらでエントリーするか?
  • いくらで決済するか?

また、あらかじめ価格を指定して注文するということは、その価格を選ぶ根拠が必要です。

価格の決め方は、以下のような方法が一般的です。

  • 新規注文は、サポート・レジスタンスで決める
  • 決済注文は、自分で決めた利益確定・損切りルールをもとに決める

新規注文の場合、その価格の根拠がテクニカルなのかローソクの挙動なのかは一概に言えませんが、市場参加者のマジョリティが何を根拠にして取引しているのかを意識することが大切です。

一般的に、テクニカル指標や描画ツールの水平線・トレンドラインを使い、サポートとレジスタンスを探すと良いでしょう。両方が交錯するポイントが見つかればさらに有望です。

せんせえ
魚のいないポイントで釣りをしても絶対に釣れません。釣り人が集まるポイントを探すことが大切。

決済注文は、含み損を抱えた時の強制ロスカット対策や、含み益を抱えた時の利益確定の機会喪失を防ぐことが大切です。

ポジションの損益が口座資金にどう影響するかを考えて、あらかじめ「利益確定・損切りルール」を自分で決めておき、そのルールに従って決めます。

せんせえ
「利益確定は◯pips、損切りは◯pips」といった感じだね。

そして最後に、「成行注文、ストリーミング注文、指値・逆指値注文、IFD注文、OCO注文、IFO注文」などから注文方法を選択するようにしましょう。

詳しくはコチラの記事も参考にしてみて下さい。

参考記事【FX】トレンドライン、サポート、レジスタンスの引き方など解説

参考記事FXで利確ポイントのタイミングや目安を決める7つの利益確定ルール

参考記事脱・損切り貧乏!損切りルールの適切な幅、目安、タイミングは?

マネフルFX編集部

「FXを始めたいけど失敗したくない!」という初心者の人に、FXってなに?どう勉強すればいいの?おすすめのFX会社は?などを一から順番に丁寧に解説します。

記事下

2018年版!最強FX口座ランキング

-FX用語

Copyright© FX初心者が失敗しない始め方!少額投資から始める入門講座|マネフル , 2018 All Rights Reserved.