この記事でわかること
- FXで生活する専業トレーダーの年収
- FX専業で生活していくのに必要な資金
- FX専業トレーダーの税金にまつわるあれこれ
- FXで生活する専業トレーダーの1日の生活スケジュール
- FX専業になることの失敗リスクや世間体
FXを専業にして生活なんてできるの!?
でも専業で生活するのは意外と大変です。
株やFXをこれから始めようと考えている人の中には、
投資だけで生活する専業トレーダーを夢見ている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そういった話をすると
と言ってくる人もいますが、実際そんなことはありません。
私はもともとサラリーマンでしたが、退職し、現在は専業トレーダーとして、FXのみで生活費を稼いでいます。
この記事では、そんな私が
専業としてやっていくためにはどうすればいいのか
といった部分について、リアルな体験談や考えと共にお伝えしていきます。
また、私一人の意見だけでは偏るかもしれませんので、yahoo!知恵袋などから拾ってきた参考になりそうな専業トレーダーたちの意見も交えつつお届けします。
目次
FX専業トレーダーの年収
FXの専業トレーダーはどれくらい利益を上げているのでしょう?
どれ、まず私の1ヶ月の利益を出しますよ。
どーん!
私の戦闘力は1500万円です。
なに?億トレーダーが情報発信してる時代にこれはショボいって?
わかってますよ。これはあくまでも一例です。
資産が1000万円の人と1億の人では同じトレードをしても年収は10倍違います。
一口に専業トレーダーと言っても、一ヶ月で数百万円を稼ぐレベルから億単位を稼ぐ人まで、金額の大小は様々なのです。
私の場合は、月の利益は数百万円から数千万円の間でした。
もちろん毎月安定した成績を出すことができればいいのですが、それは非常に難しいです。
利益がほとんどない月もありますし、大きな利益を上げられる月もあります。ダメな時は収支マイナスの月だってあります。
一年が終わり、翌年の確定申告の時期になって、「去年は結局マイナスだった」なんてことになるともう目も当てられません。
FX専業してます。
今はそこまで大きく動かしてませんが、多い時は平均して月200万~300万出てたこともありましたね。
多い時は質問者様が書かれたようにちょうど月に600万出たこともありました。
その時は資産2000万くらいだったと思います。
自分は月収平均が2000万~3000万くらいで1000万を切ることはまずないです
FXではトレーダーの年収1億円以上はそれほど珍しくないです
自分は500万くらいからFXを始めて今は資産は10億円以上です。
一ヶ月で1億稼いだこともありますが、最近はリスクを抑えてるので平均月収は3000万程度です。
月収1000万以上、年収1億円以上のトレーダーは日本で数百人はいると思います。
出典:Yahoo知恵袋『【FX】 1か月に1000万円..』
専業トレーダーは1日平均何pips獲得してるの?
これもよくある質問ですね。
pipsがわからない人にすごく簡単に説明すると、pipsとは値幅のことです。どれだけの値幅が取れたかということです。
ロット数の計算方法!FXの1Lot、1枚、1万通貨単位とは?
私の場合、一度に100Lot〜500Lot程度のポジション量を保有し、デイトレードで一日に30pipsも取れれば十分です。
またスイングでトレードすることも多いのでその場合、多いと500pipsほど獲得できることもあります。
専業でトレードをする人は運用資金も結構な金額があると思うので、一日30pipsも取れれば収入的には十分です。100Lotで30pips獲得すれば30万円の利益です。
一日の利益よりも月単位で見た利益、一月より年間の利益を何よりも優先しますので、日単位や月単位で何pipsという目安や目標は持ちません。
いけそうな時に取れるだけ取るを心がけています。
FX専業トレーダー6年目に入りました。
目標pipsは、立ててませんね、金額を重視してます。そして年数によって金額も変わってきました。証拠金が増えたら利益も変わりますから。
PIPS数はトレードの方法によってあまり意味がない物です。例えばナンピンをロットを変えてした場合、マイナスpipsでも利益はプラスってことがあります。
PIPSを重視できるのは、一定ロットでナンピンしても同ロットでやってる人だと月間のPIPSが利益や損失と一致する場合だと思います。
専業トレーダーは、いくら稼ぐかが大事で、私みたいに法人で専業の場合、会社の売上の目標があり、年単位にいくら利益出したいって感じでやってます。
FX専業で生活していくのに必用な資金
「専業トレーダーになりたい!」
と意気込む初心者トレーダーはどれくらいの開始資金が準備できたら投資で生活できるか考えるでしょう。
これについては、答えはいろいろあると思いますが、個人的には資産が最低でも8桁なければやるべきではないと思います。
8桁というと最低1000万円です。
という人は、本当によく考えた方がいいです。
なぜかというと、トレードの利益で生活費を稼いで、さらに資産を増やす必要があるからです。
一人暮らしをしているなら生活費で年間300万円は収入が欲しいですよね。
そしてトレードをしている以上、複利で資産を増やしてなんぼなので、300万円を大きく超えるような利益を年間で出す必要があります。
資産1000万円でそれだけのリターンを自信を持って出せるかというと、なかなか難しいです。
もちろん実家暮らしとかで生活費がほとんどかからないのならまた話は別ですが。
専業をスタートするには、絶対に稼がないといけない金額を稼いで、なおかつ資産を増やしていけるだけの資金量が必要不可欠です。
私は、2年連続で年間+5,000pips越えたのを契機に仕事を辞めました。
資金に関しては少ない金額で始めたので参考にはならないと思います。
生活費とは別に資金は50万に満たない金額ではじめました。レバは25倍です。
多分、私の資金は他の専業の人の中でもかなり少ない方だと思います。
家族には、「FXって何?」という基本的な事から今後のプランなどを事細かに話をし、家族からの質問攻めをクリアにし納得して貰ってから開始しました。
ただはじめて数ヶ月は、ものすごいプレッシャーはありました。
今では淡々と自分のルールと手法通りやって稼いでいます。
5000万からですが最初に800万ほどやられて・・・あとはずーつとプラスですわ。
スワップポイントだけで生活するには
FXで利益を出す方法には、トレードで利益を出す「為替差益」と、金利差を受け取る「スワップポイント」の2種類があります。
スワップポイントは、豪ドルやトルコリラ、メキシコペソなどを買って放置しているだけで毎日貰えるので、
と考える人もいるでしょう。
結論から言うと、スワップポイントだけで生活するには、トレード専業で生活するよりさらに多くの元手が必要になります。
現在、最も高金利のトルコリラ円で年利は約13%ほどです。
スワップポイントだけで、年収500万円を受け取ろうと思うと、レバレッジ1倍で約4,000万円の元手が必要です。
レバレッジを2〜3倍程度かけるなら元手は2,000万円ほど必要です。
為替変動でロスカットされないように抑える必要があるので、最低でもそれくらいの資金は必要になります。
スワップポイントはFX会社によって貰える金額が違うので、トルコリラ円でスワップ生活を考えている人は次の記事を参考にしてみてください。
トルコリラ円スワップポイント比較!金利の高いおすすめFX会社は?
FXだけで生活する専業トレーダーの1日って?
FX専業トレーダーの生活はとても自由です。
それこそ毎日が夏休み状態です。
好きな時に寝て、好きな時に起きて、見たいアニメや好きなゲームをしながらチャートがエントリーポイントに来たらトレードをする。
同じようなスタイルのFX専業トレーダーはきっと多いと思います。
FXは24時間できますが、常にエントリーするタイミングがあるわけではなく、むしろ一日の大半はポジションを持たずにチャートを眺めているだけの時間なのです。
正直、暇なわけです。
なので常にチャートはチェックできる状態にしておきながら、他のことで時間を使うという生活になります。為替相場の情報収集も全てネットで手に入る範囲内です。
私の大体のタイムスケジュールというとこんな感じです。
◆4時〜12時
睡眠
◆12時〜4時
起きたらまずはチャートを分析。
寝ている間に起きた変化やマーケット情報をチェックする。
あとはチャート見ながら、アニメ見るかゲームして、お腹が空いたら何か食べる。
1日のほとんどの時間で好きなことができる。
これが専業投資家の最大のメリットでしょう。
億り人(億越えトレーダー)になったら生活は変わるのか?
では、資産が数千万円や億り人(億越えトレーダー)になったら生活は何か変わるのでしょうか?
私の場合、普段の外食が1000円〜2000円程度になっても値段をあまり気にしなくはなりました。
人によっては、高級なタワーマンションに引っ越したり、クラブや飲み屋街に通うようになったり、という話も聞くので、完全にその人次第でしょう。
「豪遊して使い果たした」という話よりも、投資で失敗して全て失った後に、元の生活水準に戻せなくて苦労する人の方が多そうです。
まだ20代半ばでしたので、トレーダーを引退した時のための勉強や付き合いを大切にしつつ趣味もかなりやっていました。
週一は、それなりに金融の勉強もしてました。
大儲けしたあと、中国語の勉強に投資した思い出もあります。
家賃8万くらいのマンション住み、静かなとこで、落ちた時間をゆっくりしてました。
エントリーまでの待ち時間は、ネットゲームやPCゲームで
時間を潰してます。
もしくは新しい手法の開拓やその検証作業してます。
平日は、トレードに専念して外に出ないので
土日は出来るだけ外出して過ごしています。
専業の良かった事は、家で稼げること。
デメリットは、エントリーのタイミングまで暇ということ。
ノートパソコン1台あればプロトレーダーになれる
専業トレーダーだからと言ってマルチモニターは不要
専業トレーダーのトレード環境というと、パソコンのモニターがいくつも連なってチャートが表示されているようなのがイメージされます。
しかし、専業トレーダーだからと言って、ハイスペックPCや大量のモニターは不要です。
必要な人には必要なのかもしれませんが、私は使いません。
私の場合、デスクトップPC1台に2枚のマルチモニターでトレードをしていました。
1枚のモニターにチャートを表示させて、もう1枚のモニターに取引ツールを表示させトレードします。
そして、現在はMacのノートパソコン1台だけでトレードをしています。
- 基本的に画面はチャートだけを表示させる
- 経済指標発表やニュースを見たいときに随時、画面を切り替えてチェックする
- 取引ツールは新規注文・決済注文のときだけ前面表示すれば十分
ノートパソコンの性能ならFXをするのに十分なので、トレード時のウィンドウ切り替えで若干不便さはありますが、何も問題なくトレードができています。
パソコンどころか、最近ではスマホだけでFX取引をして稼ぐスマホトレーダーもいる、という話もよく聞くようになりました。
FX専業トレーダーは税金が有利
FXや株で得た利益は、どれだけ稼いでも税率20.315%と税制面でも普通の社会人より優遇されていることも大きなメリットです。
普通のサラリーマンや自営業者の場合、年間の所得1800万円を超えると所得税40%+住民税10%で所得の半分を税金で納めなければいけません。
ただ、専業トレーダーの場合は、会社の厚生年金や健康保険といった福利厚生が利用できないことに注意しましょう。
確定申告の際は、白色申告か青色申告のどちらかを選ぶことになりますが、65万円の控除が受けられる青色申告の方が節税できます。
また、トレードに使用するパソコン代や電気代、通信費などは経費にすることができます。
FXの税金や確定申告については、以下の記事で詳しく解説しています。
-
FXの確定申告のやり方・書き方【2022年最新版】
「収入と言えば1つの会社からの給与だけ」という人の場合、税金というのは毎月の給与から源泉徴収で自動的に収め、特に何もなければ年末調整で過不足を調整するだけなので、それ…
失敗すると悲惨!FX専業のリスク
私は脱サラをして専業トレーダーになりましたが、ずっと順風満帆だったわけではありません。
実際に専業になってからでないとわからなかったこともたくさんあります。
大きく資産を減らすとそのドローダウンを取り戻すために多大な時間と労力を使います。
お金を増やせないと投資専業など意味がありません。
もし、退場してしまったら「ただの無職」です。
扱う金額が大きくなってから強制ロスカットなど食らうと本当に目の前が歪んで見えますし、最悪の場合は破産もあり得ます。
この他にも、まだまだFX専業の生活には以下のようなリスクがあります。
絶対に勝たないといけないプレッシャー
専業トレーダーのリスクと言えば、先ほども書いたようにトレードの利益で生活費を稼がないといけないということです。
もちろん資金が十分であれば、ほんの数回のトレード利益で生活費はペイできるでしょう。
しかし、どんな億トレーダーでも全てのトレードで勝つことはできません。
もし大きく損するような事態に陥ったらメンタルはかなり追い込まれます。
精神的に追い詰められると、冷静な判断ができなくなって思ったように勝てなくなる・・・といったことも考えられます。
後ろ盾が無いということは、それだけで相応のプレッシャーとストレスを受けるものだと心得ましょう。
24時間トレードできる油断
負けた後だけでなく大きく勝った後、勝ちが続いた後も危険です。
そんなことはとっくに分かっているつもりなのですが、やはりどうしても油断してしまいます。
特に24時間取引できる環境になってしまうと、根拠の薄いところでも今なら勝てるような気分になってしまいます。
典型的なポジポジ病なのですが、環境が変わるとそれだけ心の隙が生じるタイミングも増えるということです。
専業トレーダーは世間体が悪い
専業トレーダーは、なにも対策をしないと世間の扱いは「無職」です。
正直、私も自分の職業を「デイトレーダーです!(キリッ」というのは恥ずかしく、あまり言ったことがありません。
しかしお金はあるのです。割となんでもできます。
クレジットカード作れますし、賃貸契約もできます。
肩書きが欲しければ、オークションでせどりでもやって、事業届けを出して、「自営業やってます」と言えばいいです。
とりあえず起業して法人成りし、「株式会社代表CEOです」と言ってもいいです。
ただ、無職で何もしてない期間が長くなってしまうと、もし資産を溶かしてしまったときに再就職が辛くなります。
時間があるときに何をすべきかしっかり考えましょう。
FX専業トレーダーが使っているおすすめFX会社
最後に、FXだけで生活している専業トレーダーの私が愛用しているFX会社を紹介します。
専業トレーダーの私がメイン口座として長年愛用しているFX会社は「DMM FX」です。
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FX専業トレーダーの実態 まとめ
以上、専業トレーダーとしてFXのみで生活している私の実体験をベースに
専業トレーダーの生活や、専業の心得をご紹介しきました。
専業トレーダーといっても、皆はじめは何もわからないところからスタートしています。
資金があるからといっていきなり専業トレーダーになるのではなく、必ず他の何かと兼業しながら少しづつトレードに慣れていくところから始めてください。
正しく努力していけば、いつか投資の利益を収入のメインにできる日が来るでしょう。