金融庁の国内FXレバレッジ10倍規制は反対多数【トレーダーの意見】

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今回、最近のFX(外国為替証拠金取引)で特に話題に上がる「レバレッジ規制への賛否」や「仮想通貨への投資」について、現役FXトレーダー10人に意見調査が行われましたので、その結果をお伝えします。

参加者は、投資歴10年以上のベテラン投資家5名、FX初心者5名の計10名です。

FXで役立つ「相場の最新情報の入手先」や「業者を選ぶポイント」なども調査していますのでそちらも合わせてご紹介します。(調査・情報提供元:株式会社ワンド

ちなみに、筆者はレバレッジ規制に対して反対です。

レバレッジ規制に対する反対意見は「金融サービス利用者相談室 ウェブサイト受付窓口」から投稿することが可能ですので、反対の方は意見を投稿しましょう。

金融庁意見窓口はこちら

(書き方)
1番=意見、2番=その他、3番=金融行政 4番=レバレッジ10倍案に反対する理由 5番以降=各自

また、レバレッジ規制に関する情報は「レバレッジ規制改正を考える会特設サイト」というサイトがとてもよくまとめられているので是非ご覧になってください。

レバレッジ10倍規制について投資家の意見

まず、レバレッジ規制を知らない人のために簡単に説明します。

2017年9月27日、日経新聞にて金融庁がFXの証拠金倍率を10倍程度まで引き下げることを検討中、という報道がありました。

参考日経経済新聞「FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討」

なぜ、レバレッジ規制を行うのか?

金融庁の見解は次のようなものです。

日本でのFX人気は年々高まっており、店頭FXの年間取引規模は5,000兆円ほどまで拡大している。

万が一、店頭FX業者の破綻するようなことがあると、顧客やカバー取引先に大きな影響がある他、外国為替市場や金融システムにも大きな影響を及ぼす可能性がある。

店頭FX業者のリスク管理の重要性は一層高まっていると認識している。

そのため、現行の最大25倍から10倍程度に引き下げる方向で検討中

これについてのFXトレーダーの意見をまとめます。

レバレッジ規制にベテラントレーダーは全員反対意見

  • 最高25倍くらいまでできる方がやりやすい
  • お金のない人が儲けられなくなるので金持ち優遇
  • 相当資金がないとしんどくなる
  • 前回25倍に引き下げた時もなぜ政府が介入するのか疑問
  • どんどん下がっていくので上も下もなく寂しい

投資歴の長いベテラントレーダーは今回のレバレッジ規制に対して全員がネガティブな結果となりました。

ベテラン勢
25倍でパンパンに張ることはできなくても証拠金比で20倍ぐらいまでならやる。安倍ちゃんが選挙に買った時も勝負をかけた。システム的には10倍などにも設定できるが、いざ勝負という時に25倍になっていないと困る。
ベテラン勢
少しの資金でできるのがFXの売りだったのに、10倍ではその魅力がなくなってしまう。

初心者は賛否両論

  • 今持っているものがどうなるのか気になるだけで、下がることに問題は感じない
  • 今25倍でやっているが、もっと下げたいなと思っていたので10倍の方がいい
  • 不幸な人が減るので大賛成
  • 10倍になると証拠金が2.5倍になるのでハードルが上がる
  • 塩漬けにしていたらヤバいレベル。リーマン並みのことが起こったら引っかかる人はいるのでは。今持っているものは担保してくれるというならよいが。

初心者の意見では賛成・反対で半々といった結果でした。

せんせえ
しかし、私見ですが、初心者の方はそもそもレバレッジに対する理解やリスクの考え方がまだ不十分なのではと感じました。

 

レバレッジ規制はいつから?与える影響について

レバレッジ規制の時期について、日経経済新聞では「金融庁は2018年春にも外国為替証拠金取引(FX)の規制を強化する方針だ。」と報道されています。

参考日経経済新聞「FX規制強化へ 金融庁、証拠金倍率10倍に下げ」

しかし、そもそもまだ具体的な決定自体がなされていないので時期についても未定です。

参加者の意見にありますが、もしレバレッジが10倍に規制されると、必要証拠金は現在の2.5倍になります。

また、規制が実行された場合、ポジションを塩漬けにしている人は証拠金の増加に耐えることができず多数の強制ロスカット者が出ることも予想されます。

そもそも日本の25倍という数字は他国と比較した場合、ヨーロッパはレバレッジ規制なし、アメリカはレバレッジ50倍(メジャー通貨)なため、現時点で最も小さく安全性が高いです。

今回の参加者だけでなく、twitterや2chなどでも「レバレッジ規制を行う根拠が不明瞭」と反対の声が大多数を占めています。

 

くりっく365や海外業者に移る?

くりっく365

今回のレバレッジ規制で槍玉に挙がっているのは店頭FXであり、取引所取引である「くりっく365」は規制対象外のため従来の25倍のまま継続する、という見方もあります。

しかし、くりっく365は店頭FXよりもスプレッドが広い、取引ツールが使いづらい、といった点で利用者が少ないため、これまで店頭FXをしてきた人にはやりづらい環境になるでしょう。

参考記事くりっく365のメリットはなくなった?店頭取引FXとの違いを比較

海外業者

資金の少ない人は、依然として高いレバレッジをかけられるXMなどの海外業者に移ってしまうのではないか、という意見もあります。

海外FXは金融庁から許可を受けずに営業しているため、出金できない、異常レートで全資金を持っていかれたなどのトラブルがあっても一切保護されません。

また、国内FXの税率は一律で20.315%ですが、海外FXは以下のように最大55%まで徴収されます。

海外FXの年間利益にかかる税率
課税所得金額 所得税率 住民税率
195万円以下 5% 10%
195万円超、330万円以下 10% 10%
330万円超、695万円以下 20% 10%
695万円超、900万円以下 23% 10%
900万円超、1800万円以下 33% 10%
1800万円超、4000万円以下 40% 10%
4000万円超 45% 10%

勝っても出金できるかわからない、出金できても税率がめちゃくちゃ高い、経営破綻したら1円も返ってこない、といった理由からも海外FXはあまりおすすめできません。

 

仮想通貨(ビットコイン)を始めるのはどうか

ではレバレッジが規制されたら次の投資先はどうするのか、ということで最近話題である仮想通貨の取引状況について調査しました。

結果として、ほぼ全員が「FXの方が安定しているので、今のところ仮想通貨はやる予定が無い」という答えでした。

トレーダーの意見

  • 仮想通貨は判断基準がないので手出しできない
  • もともと価値のないものにお金を突っ込むことはできない。そんな怪しげなものを買わなくても商品はいっぱいある。
  • 若い子はギャンブルでやるかもしれないが、自分はやらない
  • よくわからないのでポイントサイトで得たポイントを利用している
  • 話題にして食いつくようにしているのが怖い
  • リスクが高すぎるので、FXを減らしてまでやらない
  • 税金の計算が難しすぎる
初心者勢
調べてはいるが特定の国で禁止になったり先日のように持ち逃げされたりするとちょっと…。自分は食いつかない。
ベテラン勢
普通の通貨には政府の信用力があり、会社の株なら会社が権利を持っている。でも仮想通貨には何もなく、いくらお金が入ってくるかによって値段が変わるだけ。法的規制がかかってだめですとなれば一気にゼロ円になる。そんな怪しげなチューリップを買わなくても相場の世界にはもっといい商品がいっぱいある。

やはり、仮想通貨というものの将来性自体に疑問を持つ人が多いようです。

また、仮想通貨の税金は株やFXと異なり、雑所得の総合課税という扱いなため、年間利益によって税率が大きく変化します。

国内FXは一律で20.315%ですが、仮想通貨もまた以下のように最大55%まで税率が上がります。

仮想通貨の年間利益にかかる税率
課税所得金額 所得税率 住民税率
195万円以下 5% 10%
195万円超、330万円以下 10% 10%
330万円超、695万円以下 20% 10%
695万円超、900万円以下 23% 10%
900万円超、1800万円以下 33% 10%
1800万円超、4000万円以下 40% 10%
4000万円超 45% 10%

仮想通貨は、高いボラティリティ(値動き)に加えてレバレッジ取引までできるのが魅力ですが、今のところ投資というよりも投機の面がかなり強く出ていると言えるでしょう。

 

FX業者を選ぶときに重視している点

規制についての話は一旦終わり、ここからはFXの話です。

FX業者を選ぶ際にどんな点を重要視しているかを聞きました。

ベテラン、初心者共に1番に挙げたのはやはり「スプレッドの狭さ」でした。

トレードに慣れた人は取引環境の良さを重視し、FX初心者の人は安心感を求める結果となっています。

ベテラントレーダー

  1. スプレッドが小さい 11点
  2. スワップが高い 8点
  3. キャンペーン 7点
  4. 取引通貨ペア 6点

初心者トレーダー

  1. スプレッドの狭さ 7点
  2. 企業の信頼性 6点
  3. ポイントによるキャンペーン 5点
  4. ネット環境の安定度 5点

テレビやラジオなどの広告でよく見かけるような大手のFX会社はどこも信頼性が高いので、初心者の人はベテランが挙げる「取引環境の良さ」に注目して口座を選ぶと良いでしょう。

トレーダーから評判の良かったFX会社

今回の調査で特に評判の良かったFX会社を2社ご紹介します。

SBI FXトレード

sbi fxトレード

  • スプレッドが小さい
  • スリッページが少ない気がする
  • スワップポイントが高く、サポート力がある
  • 1通貨だけでもできる

SBI FXトレードは、ドル円のスプレッド0.27銭(原則固定)というスプレッドの狭さ、1通貨から取引できるという手軽さでベテラン、初心者の両方から多数の支持を集めました。

サイトデザインやアプリケーションの使い勝手がいまいち良くないという声もありましたが、それでもメリットが勝るため利用している人が多いようです。

初心者勢
楽天にもSBI FXトレードにもFX口座を開設しているが、実際に利用しているのはSBI FXトレードだけ。もちろん会社は比較検討し、サポートが高いところ、スワップポイントのみを引き出せること、1通貨だけでもできるという点でこの会社を選んだ。
ベテラン勢
今はSBI FXトレードに落ち着いている。なぜか全然負けないし、スプレッドの小さい業者の1つなので。
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DMM FX

FX口座数国内第1位のDMM.com証券が運営するDMMFXは、初心者からプロまで納得して利用できるFX業者です。65万口座を突破し多くのFXトレーダーに選ばれています。

  • スプレッドが小さい
  • インターフェイスが使いやすい
  • 入出金が早い
  • キャッシュバックの額が一番大きい

DMM FXは、ドル円0.3銭(原則固定)というスプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさ、取引量に応じたキャッシュバックの大きさで主にベテラン勢から支持を集めました。

NZドル円のスワップが高いので長期保有をしている人がいる一方、トルコリラ円の取り扱いが無いことが残念という声もありました。

初心者勢
口座開設の時、どういう取引ができるのか最初にマンガで説明があったのでわかりやすかった。どう入金してどう引き出すのかも全くわからない状態で始めた自分にとってはわかりやすくて始めやすかった。
ベテラン勢
DMM FX選択当時入出金が早かったのと、スプレッドが小さかったのと、本能的に使いやすかったのでDMM FXを選んだ。実際に現金を動かしてみるとデモではわからない部分がある。その点、DMM FXは利益を出しやすかった。
FX口座数国内第1位のDMM.com証券が運営するDMMFXは、初心者からプロまで納得して利用できるFX業者です。65万口座を突破し多くのFXトレーダーに選ばれています。
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相場の最新情報はどこを見てるか

ベテランのFXトレーダーたちに普段はどこから相場情報を得ているのかを聞いてみました。

  • FX業者取引ツール内のマーケット情報(3名)
  • ダイヤモンドZAI(2名)
  • ブルームバーグ
  • トムソン・ロイター
  • Yahoo!ファイナンス
  • Yahoo!ニュース
  • テレビニュース(WBS)
  • 新聞購読(日経/朝日/読売)

基本的にネットからの情報がほとんどで、普段利用しているFX業者の配信しているニュースを取り入れている人が多いようです。

ベテラン勢
情報では勝てない。勝てる情報はインサイダー取引になるので。だから情報としてはトレーディングツールに流れるニュースぐらいで十分。

 

これからFXを始める人へのアドバイス

最後に、今回の参加者から、これからFXを始める人へのアドバイスを掲載して終わりにします。

  • 当たれば宝くじより大きい。
  • 手軽に始められる資産運用のひとつ。
  • あまり無茶をしなければいいんじゃない?
  • チャンスもあればリスクもある。
  • 損切りラインを決めることも大切だよと教えたい。
  • リスク管理をしっかり、ボーダーラインをはっきりする。
  • 絶対に「やめた方がいい」と言う。その人が失敗した時に責任が取れないので「もしかしたらいいかもよ」とすら言わないことにしている。

自分が相場好きなのでぜひおすすめしたい。

注意点はリスク管理。

通貨は変動率が実はかなり小さい。

たとえば株は1日10%動くこともあるが、ドル-円なら大きく動いたように見えて1%しか動いていなかったり。

株は1千万円分買えば1日5%動いて50万負けるが、FXなら10%しか負けない。

だから自分がどこまで耐えられる身体なのかを認識して買えと言いたい。

身体というのは心と財布のこと。損切りラインを決めるのは本当に難しい。

相場で10万円負けたらやはり取り戻したくなるし、切った挙句に上がったら悔しい。だから自分の心がどこまで耐えられるか認識することが大事。

自分も30年やってもうまくならないなと思うことが年に1回はある。

システムなら問答無用に切るので、システムトレーディングもひとつの選択肢ではあると思う。人間には欲があるので難しい。

だからこそ面白いとも言えるが。

記事下

 

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