メキシコペソ円スワップポイント比較!金利の高いおすすめFX会社は?

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メキシコペソスワップポイント比較

2017年10月末より、一部のFX業者で取扱が始まった「メキシコペソ円」は、今、とても注目されている通貨ペアです。

現在の価格は底値であると考えられており、今後の価格上昇次第では長期運用によって「安定的なスワップポイント」と「大きな為替差益」も期待できます。

しかし、取扱業者の数はまだ少なく、「外為どっとコム」「ヒロセ通商」「IG証券」「マネーパートナーズ」「サクソバンク証券」「くりっく365」の6社のみです。(2017年11月時点)

まずは、この通貨の特徴と取引上の注意点をまとめ、今後期待できる利益について検証していきたいと思います。

メキシコペソ円の特徴

メキシコペソ円は、主に次の特徴を持つ通貨ペアです。

  • 政策金利は7.0%と高金利
  • 最安値を更新したばりで今後の上昇が期待できる
  • 圧倒的に情報量が少ない
  • マイナー通貨のため取引量が少ない
  • 社会的・政治的な不安定さが心配
  • 原油価格によって価格が大きく動く資源国通貨
  • アメリカ経済の動向・アメリカとの関係性がポイント

メキシコは古くから、安い労働力・投資先として人気の国で、日本からも、自動車メーカーの日産・ホンダ・マツダの3社が工場や大規模倉庫を建設しています。

経済規模は韓国とほぼ同じ水準で、主な産業は、銀・石油・自動車・家電の輸出、水産業・観光業・製塩・ビール製造です。

輸出先はアメリカ・カナダ・日本・スペインがほとんどで、輸出の約8割・輸入の約5割をアメリカに依存しています。そのため、アメリカ経済が好調であれば、メキシコ経済も好調になる傾向があります。

国内情勢は、治安の悪さ、麻薬、アメリカへの不法入国の問題があり、メキシコペソ円は常にカントリーリスクを抱えている通貨ペアです。

その他の資源国と同様、原油価格によってメキシコペソ相場は大きく変動します。流動性も低いため、値動きは激しく十分なリスク管理が必要です。

政策金利は段階的に引き上げられており、現在は7.0%。トルコリラに次いで南アフリカランドとほぼ同水準となりました。

「外為どっとコム」であれば、スワップポイントは1万通貨あたり1日15円、売買比率は約95%が買いポジションとなっています。(2017年11月時点)

しかし、メキシコに関して個人レベルで取得できる情報量が圧倒的に少ないため、経済指標発表・各社のレポート・経済ニュースの他にも、自ら積極的に情報収集・分析をしていくことが必要です。

メキシコペソ円の政策金利の推移

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2017年 5.75 6.25 6.50 6.50 6.75 7.00 7.00 7.00 7.00 7.00 7.00 -
2016年 3.25 3.75 3.75 3.75 3.75 4.25 4.25 4.25 4.75 4.75 5.25 5.75
2015年 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.25
2014年 3.50 3.50 3.50 3.50 3.50 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00
2013年 4.50 4.50 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 4.00 3.75 3.50 3.50 3.50
2012年 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50
2011年 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50
2010年 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.50

※最終更新:2017年11月

通常、不景気であれば利下げを行うのが鉄則とされていますが、メキシコは2017年度に入ってから4回も利上げを行なっています。これを機に、メキシコペソ円に一気に注目が集まったといえるでしょう。

この利上げは、メキシコペソの価格暴落に歯止めをかけるための金利政策であり、外貨獲得のための手段としても行なっているものだと考えられます。

メキシコ政府はペソ防衛姿勢を強化しており、ペソ安の影響でインフレになることを警戒し、段階的に利上げをしているのです。

 

スワップポイントがいくらもらえるかシミュレーション

メキシコペソ円のポジションを長期間保有した場合、スワップポイントをいくら受け取ることができるのかシミュレーションしてみましょう。

現在、最も高いスワップポイントを受け取ることができるFX業者は「外為どっとコム」の買スワップ1万通貨(10Lot)あたり一日15円です。(2017年11月時点)

豪ドル円、ポンド円と同じ水準ですが、「スワップポイント固定キャンペーン期間中」の金額ということに注意してください。

出典:外為どっとコム

「外為どっとコム」で10万通貨を運用した場合

「外為どっとコム」を例に、取引数量10万通貨で計算をすると、1日150円、1ヶ月後に4,650円、1年後には54,750円のスワップポイントが付与されます。

レバレッジ1倍の場合、10万通貨あたりの必要証拠金は75万円となるため、年利回りに換算すると約7.3%です。

また、レバレッジをかけることで年利回りはさらに高くなりますので、安定収益を狙える優れた金融商品ともいえるでしょう。

また、当然スワップポイントは随時更新されるので、これはあくまでシミュレーションです。

10万通貨を運用し、スワップポイントが1日150円付与される場合

運用日数 スワップ金利
1日 150円
1ヶ月 4,650円
1年 54,750円
3年 164,250円
5年 273,750円
10年 547,500円

6社のスワップポイントを比較

参考までに、現在メキシコペソ円を取り扱っている全6社のスワップポイントを比較して見ます。

スワップポイント・スプレッド・最小取引数量の比較

最小取引数量 スプレッド スワップポイント
(1万通貨あたり)
外為どっとコム 1,000通貨 0.5(期間限定固定) 15円
マネーパートナーズ PFX 10,000通貨 0.5(原則固定) 11円
PFX nano 100通貨 1.0(原則固定) 9円
くりっく365 100,000通貨 0.5(変動) 11.8円
IG証券 10,000通貨 1.0(変動) 10円
サクソバンク証券 5,000通貨 0.37(変動) 8.33円
ヒロセ通商 10,000通貨 2.0(原則固定) 2円

他の通貨ペア同様に、かなりバラツキがありますね。

スワップポイントを狙ったメキシコペソ円の取引は、2017年11月時点では「外為どっとコム」が最も向いている業者、「ヒロセ通商」が最も向いていない業者ということになります。

次に検討したいところが、「マネーパートナーズ」。

「外為どっとコム」ほどではありませんが、スワップポイントとスプレッドがどちらも好条件です。

しかし、やはり「外為どっとコム」のスプレッド0.5(原則固定)、スワップポイント15円(2017/12/29まで原則固定)が最もオススメできるといえるでしょう。

ただし、スワップポイント固定期間終了後、「外為どっとコム」が一体いくらにしてくるのかは未定です。

他社より条件が悪くなる可能性もあるため、「外為どっとコム」一択ではなく、「マネーパートナーズ」や「くりっく365」などとリスクを分散させることを視野に入れた方が良いでしょう。

また、今後他社が参入してくることでこの状況は大きく変わるので要チェックですね。

 

メキシコペソ円の10年間の為替レート推移

過去10年の為替レート推移(2006年〜2017年)

メキシコペソ円の2006年以降の為替レートを見てみると、基本的に他の通貨ペアと同様、2007年のサブプライムローン問題、2008年のリーマンショックの影響により大暴落をしています。

2012年後半ごろから、アベノミクス効果により上昇を続けますが、「原油価格下落」と「アメリカの利上げ観測」「チャイナショック」の3つの逆風を受けて大きく下落。

他の新興国通貨と同様に売りが続き、2016年11月には4.844円の最安値を更新しました。

しかし、アメリカは依然として利上げを行っていないにも関わらず、メキシコペソの暴落が続いたのは、主に原油価格下落とメキシコの政治・経済への不透明感の影響が大きかったものだと思われます。

直近2年の為替レート推移(2016年〜2017年)

直近2年間の為替レートを見てみると、2016年11月に4.844円の最安値を更新して以降、メキシコペソ円が安定的に上昇しています。その後、2017年9月のメキシコ巨大地震の際には、大きく下落しました。

しかし、しばらくはレンジ相場で底打ちを繰り返し、長期的には上昇傾向にあるとの見方が強いと思われます。

2007年、サブプライムローン問題

2007年夏ごろからアメリカの住宅価格の下落によって、サブプライムローンが不良債権化し、そのダメージが世界各国に飛び火。

メキシコペソ円も他の通貨ペアと同様にその影響を受けて大きく下落しています。

2008年9月、リーマンショック

住宅価格の下落に端を発しリーマンショックが発生。

メキシコペソ円は、わずか3ヶ月間で10円台から6円台まで大暴落します。

高金利マイナー通貨を取引していたトレーダーは、ここでロスカットに耐えられずかなりの損失を出してしまい、トラウマになった人も多かったはず。

その後は6円〜7円の持ち合い相場が続きますが、東日本大震災以降2011年から2012年にかけては一段とペソ安が進み、一時は5円台前半をつけました。

2016年、原油価格の下落

アメリカ・カナダにおいて、シェール革命(地下深くのシェール層にある原油を大量に採掘できる技術開発)を背景に、世界的に原油が供給過剰となりました。

これはつまり、市場が原油の在庫で溢れかえってしまったのです。

そのため、2014年ごろから原油価格の下落が続き、2015年8月のチャイナショックをキッカケに、ぺキシコペソ円も大きく暴落、2年間で8円台から5円台まで値を下げます。

また、産油国メキシコの国営石油会社ぺメックスは、メキシコ東部ベラクルス州で新たな油田を発見しており、埋蔵量は3億5,000万バレルと推定されます。

原油生産量の回復は期待できますが、今後の世界的な原油の供給量と原油価格によっては大きくペソ安に進む可能性も考えられます。

2017年1月、トランプ大統領就任

2016年11月のアメリカ大統領選あたりから、「メキシコ国境の壁」「NAFTA見直し」発言などメキシコに厳しい姿勢をとるトランプ大統領の影響によってメキシコペソ円は下落を続けます。いわゆる「トランプリスク」です。

しかし、2017年1月の就任以降はトランプ大統領の発言力の低下と、メキシコ中銀の金利政策・為替介入によって持ち直します。

2017年9月、メキシコ巨大地震

メキシコは2017年9月に入ってから大きな地震が頻発しました。

震災直後のペソ売りは限定的でしたが、今後の経済への影響が懸念されています。

また、ペニャニエト政権は震災対応について国内から批判を受けており、支持率にも影響があるでしょう。2018年7月にはメキシコ大統領選も予定されていることから、内政にも注意を払っておく必要があります。

 

メキシコペソ円の最高値と最安値

最高値

メキシコペソ円の最高値は、2001年12月、14.968円。

最安値

メキシコペソ円の最安値は、2016年11月、4.844円。

 

メキシコペソ円を運用する上での注意点

経済指標発表について

メキシコペソ円の動向を知る上で重要な経済指標は、「WTI原油価格」と「消費者物価指数」です。

  • WTI原油価格
  • 消費者物価指数

WTI原油価格(24時間リアルタイムで変動)

産油国通貨のメキシコペソ相場は、原油価格の影響を特に強く受ける傾向にあります。
特に、原油価格の指標として信頼性のある、アメリカの国際原油価格WTIには注目です。

消費者物価指数(毎月上旬の日本時間22時ごろ発表)

ここ最近は物価上昇に悩まされていたメキシコですが、2017年10月の消費者物価指数は、前年同月比+6.37%と高止まりしています。

メキシコ中銀の声明によると、来年にかけて物価は低下傾向だとされていますが、毎月の指標発表には注意が必要です。

また、メキシコの2017年のGDP成長率は、前年と比べ2.8%増(1月-3月期)、1.8%増(4月-6月期)、1.6%増(7月〜9月期)と安定成長を続けていますが、石油関連以外の製造業を中心に輸出が低迷しており、この貿易赤字がペソ安の要因ともなりかねません。

NAFTA再交渉の行方

メキシコペソ円を扱う上で、見過ごせないものが北米自由貿易協定(NAFTA)です。

NAFTAは、身近なところでいうとTPPのような自由貿易協定のことで、現在のメンバーはアメリカ、カナダ、メキシコの3国で、発足の主な目的は貿易の関税撤廃です。

しかし、トランプ大統領の「メキシコ国境の壁」「NAFTA見直し」発言などがペソ安を加速させた要因でもあるため、このNAFTAはメキシコにとって今後の大きな懸念材料です。

ここ最近では、トランプ大統領の影響力の低下と、メキシコ中銀の利上げ・為替介入によって、ペソ安に歯止めがかかり価格上昇に成功しています。

しかし、このNAFTAの再交渉は依然として不透明なままで、今後の成り行きには注意が必要です。

再交渉がもつれてしまった場合、アメリカはメキシコからの自動車関連の輸入関税引き上げ、メキシコはアメリカからの農作物の輸入関税引き上げが懸念され、双方の経済へのダメージは計り知れません。

 

メキシコペソ円取引のリスク

現状、メキシコペソ円の今後の見通しは、どこもかしこも「先行き不透明」との見解ばかり目立ちます。

しかしこれは、どの通貨ペアでも同じで、日本経済もアメリカ経済も不透明だということができます。

そのため、メキシコが抱えているリスクをしっかり知った上で、投資判断をすることがとても大切です。メキシコの当面のリスクをまとめると、次のようなものが挙げられます。

  • アメリカ経済の動向とアメリカとの関係性
  • NAFTA再交渉の行方
  • 2018年7月に控えているメキシコ大統領選の行方
  • メキシコ中銀の為替介入の動向
  • さらなる物価上昇によるインフレ

主なリスクは、「アメリカとの関係」「NAFTA再交渉の行方」「2018年メキシコ大統領選」「インフレ率」です。

長期的にメキシコペソを保有した場合、当然トレーダーもこれらのリスクを一緒に抱えることになるため、今後注目しておく必要があります。

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