FXプライムbyGMOスマホアプリ「プライム S アプリ」の評判(iPhone・Android)

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FXプライムbyGMOスマホアプリ「プライム S アプリ」の評判(iPhone・Android)

FXプライムbyGMO(以下、FXプライム)は、裁量取引の「選べる外貨」、バイナリーオプションの「選べる外貨オプション」、システムトレードの「ちょいトレFX」といった、さまざまなタイプのFX商品を取り扱うFX業者です。

初心者にはとっつきにくいFXを、分かりやすい商品名とユーザーフレンドリーなトレードツールで提供しているところが特徴です。キャンペーン・オンラインセミナー・会場セミナーも定期的に開催しており、サポート体制も万全です。

取引条件は一般的で、通貨ペア20種類、スプレッドは米ドル円が0.3銭(1shot50万通貨以下の場合)で、他社と比較してもそこまで好条件ではありません。1,000通貨から取引可能ですが、1万通貨未満の取引には片道3銭の取引手数料が発生します。

しかし、他社にはない使いやすさやサービスがFXプライムにはあります。その部分も含め、スマホアプリと一緒に解説していきたいと思います。

スマホアプリで選ぶFX会社ランキングは「スマホでFXするならこれ!初心者おすすめアプリの比較ランキング」の記事をご覧ください。

「プライム S アプリ」の特徴

メリット

  • 15種類の豊富なテクニカル指標が利用可能
  • チャートが見たいときは、スマホを横にするだけ
  • スマホアプリには珍しい%Rオシレーターを搭載
  • チャート上の情報ウィンドウをワンタップで非表示
  • チャートのカラーパターンを6種類から選べる
  • アプリ上で形状比較分析チャート「ぱっと見テクニカル」が見られる
  • ストラテジーが売買シグナルを通知してくれる「外為ウォッチ」

デメリット

  • ストリーミング注文ができない
  • 通知機能を搭載していない
  • アプリ上で証拠金を確認できない
  • メニューの配置に無駄が多い

特徴

メリットを見ていただければ分かる通り、チャート機能が特徴的なアプリです。

また、「ぱっと見テクニカル」と「外為ウォッチ(別アプリ)」は、オリジナル性の高いサポートツールで、どちらもiPhone・Androidで利用できます。(チャートとサポートツールに関しては、後ほど詳しく解説します)

しかし、「アプリ上で証拠金の確認ができない」「通知機能を搭載していない」など、チャート以外では機能不足も見受けられます。また、FXプライムは「ストリーミング注文」ができず「成行注文」のみです。アプリ上における各種メニューの配置も少し分かりづらく、操作に戸惑うことも多かったので、全体的にアンバランスさを感じました。

 

チャート機能はとても優秀

チャート画面は、カラーパターンを6種類のデザインから選べ、シンプルで見やすいと思います。

スマホアプリにはデモツールはありませんが、チャートだけであれば口座開設しなくても無料で利用できます。(ブラウザツール、リッチクライアントはデモツールあり)

チャート画面とカラーパターン

テクニカル指標の種類と設定

トレンド系は、移動平均、指数平滑移動平均、一目均衡表、ボリンジャーバンド、パラボリック、エンベローブ、フィボナッチの7種類で、同時に2種類まで表示可能です。

オシレーター系は、ストキャスティクス、RSI、MACD、DMI、RCI、ROC、モメンタム、%Rオシレーターの8種類で、同時に表示できるのは1種類のみです。

特に、%Rオシレーターを搭載しているスマホアプリは珍しいと思います。

これは、伝説的なトレーダー「ラリー・ウィリアムズ」が開発したテクニカル指標で、ウィリアムズ%Rとも呼ばれます。主にレンジ相場で「売られ過ぎ・買われすぎ」のサインを見るのに有効とされます。

%Rオシレーター

テクニカルの同時表示数は他社と比べて少ないのですが、テクニカルの組み合わせをあらかじめ4種類(A〜D)セットでき、画面上部のツールバーからすぐに切り替えできるので、不都合はないと思います。

通貨ペア、時間足、足種、カラーパターンもセット可能です。

チャートの切り替えボタン

描画ツールはフリーハンド

描画ツールはトレンドライン1種類のみで、始点・終点が自動でローソク足にセットされるマグネット機能がないため、ラインはフリーハンドで引く必要があります。

そのため、正確なラインを引きたいのであればタッチペンなどを利用しても良いかもしれません。

トレンドライン

スマホを横にするだけで即チャートを表示

特に便利だと思ったものが、スマホを横にするだけで全画面チャートが表示される機能です。それがたとえ設定画面であろうと何であろうと、チャートに切り替わり、縦にすれば元に戻ります。

横画面チャート(通常)

横画面チャートでは、チャートを見ながら「ハイスピード注文」も可能です。

そのため、「横画面チャート表示でスマホをテーブルに置いてトレード → スマホを縦に手に取り口座状況を確認 → またテーブルに戻しチャートを表示」なんて使い方も可能。

横画面チャート(ハイスピード注文時)

情報ウィンドウはワンタップで非表示に

縦画面チャートの場合はさすがに見やすさが半減しますが、画面右上の「表示OFF」ボタンをワンタップすることで、チャート上のテクニカル凡例・情報ウィンドウ類を非表示にできて画面がスッキリします。(もちろん横画面でも可能)

縦画面チャート(表示OFF時)

 

アプリ上で見られる「ぱっと見テクニカル」

「ぱっと見テクニカル」は、過去の膨大な為替チャートと現在のチャートの形状を比較し、その後の値動きを予測する形状比較分析チャートと呼ばれるものです。(横画面にも対応)

ぱっと見テクニカル

他社でも未来予測系のチャートアプリはありますが、別アプリとして提供されているところがほとんどで、FXプライムのようにスマホアプリに標準搭載されているところは珍しいと思います。

ぱっと見テクニカルの勝率は当てにならない?検証と使い方

 

「外為ウォッチ」でレート通知やシグナル通知ができる

「プライム S アプリ」には、通知機能が搭載されていませんが、FXプライムの別アプリ「外為ウォッチ」を使えば「レート通知」が利用できます

また「外為ウォッチ」はその他に、設定した時間と値幅分だけ為替変動があれば通知してくれる「ボラティリティ通知」、ストラテジーの売買シグナルを通知してくれる「シグナル通知」の機能を搭載しています。

「外為ウォッチ」

ストラテジーが売買シグナルを通知してくれる

システムトレードとは、基本的に分析から取引まで全てストラテジー(プログラム)が自動で繰り返し行うものです。

外為ウォッチのシグナル通知は、ストラテジーの売買シグナル(分析結果)を、裁量取引にも利用できるよう情報ツール化したものです。

まず、勝率や利益率によりランク付けされたストラテジーの中から、受信する売買シグナルを選択します。

その後、相場がストラテジーのシグナル発生条件を満たせば、アプリ上から通知が届きます。

ストラテジーランキング

ストラテジーの成績(左)シグナル発生条件(右)

つまり、プログラムが相場を分析し取引のタイミングを知らせてくれて、最終的に人間が取引するかどうかを判断します。

優秀なストラテジーの通知を利用できれば良いのですが、この機能一つに頼るのは危険なので、判断材料の一つとして活用することが良いと思います。

レート通知以外は、ブラウザのマイページで設定

その他の取引関連の通知は、ブラウザを使いマイページに登録したメールアドレス宛に、「約定通知、アラート通知、ロスカット通知、入出金通知、キャンペーン、セミナー・マーケット情報、リリース・その他」の通知を受信できます。

 

その他メニューは使いづらい

その他のメニューは、アプリ上での配置されてる場所が少々分かりづらく、ユーザービリティはあまり良くありませんでした。

他社では経済指標をアプリ上で直接チェックできるところが多いのですが、「プライム S アプリ」は、なぜかブラウザでサイトにアクセスしなければなりません。

為替ニュースは、「MarketWin24」「GI24」の2社から提供されているのですが、ニュース一覧画面では、提供会社ごとに切り替えてそれぞれチェックしなければならないため面倒でした。

 

まとめ

FXプライムは、機能が制限されることの多いスマホアプリを、チャート機能とオリジナルのツールを充実させることで強力にサポートしています。

しかし、アプリ自体の操作性があまり良くなく、スマホだけを使ったトレード環境としては全体的にアンバランスだと思います。

他社アプリや同社のブラウザツールも利用しながら、「プライム S アプリ」とは付き合っていったほうが良いでしょう。

また、主に他社で取引している人も、「プライム S アプリ」の優れた機能だけを上手に活用してみても良いかもしれません。

FXプライムbyGMOを辛口評価!アプリの評判と口コミ

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スマホアプリ「プライム S アプリ」のスペック

メイン機能

機能 詳細
レート レート画面に
チャートを表示
-
スプレッド表示 注文画面のみ
サイズ変更 3種類 S、M、L
チャート チャート画面に
注文画面を表示
横画面のみ
画面分割 × -
チャートタイプ 3種類 ローソク足、平均足、P&F
時間足 13種類 Tick、1分、5分、10分、15分、30分、1時間、2時間、
4時間、8時間、日足、週足、月足
トレンド 7種類 移動平均、指数平滑移動平均、一目均衡表、
ボリンジャーバンド、パラボリック、エンベローブ、
フィボナッチ(同時表示数:2種類)
オシレーター 8種類 ストキャスティクス、RSI、MACD、DMI、RCI、ROC、
モメンタム、%Rオシレーター(同時表示数:1種類)
描画ツール 1種類 トレンドライン
注文 注文方法 5種類 成行、指値・逆指、IFD、OCO、IFD-OCO
スピード注文 成行のみ
スリッページ設定 × -
利食・損切の値幅指定 ×
全決済 1種類 通貨別全決済
両建て -

サポート機能

機能 詳細
起動/終了 初期画面変更 × -
ユーザーID
パスワード保存
ユーザーIDのみ
自動ログイン -
自動ログアウト ×
通知機能 PUSH通知 × 「外為ウォッチ(別アプリ)」でレート通知、
ボラティリティ通知、シグナル通知の設定が可能
メール通知 × ブラウザからマイページで設定が可能
各種情報 取引関連通知 7種類 メール通知:約定通知、アラート通知、
ロスカット通知、入出金通知、キャンペーン、
セミナー・マーケット情報、リリース・その他
経済指標通知 × -
ニュース 2社 MarketWin24、GI24
スワップ証拠金確認 スワップのみ
売買比率確認 × -
入出金 クイック入金 専用WEBサイトへアクセス
出金予約 ×
デモアプリ × ブラウザツール、リッチクライアントはデモツールあり
その他 「ぱっと見テクニカル」「外為ウォッチ(別アプリ)」

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マネフルFX編集長 西畠

マネフルFX編集長 西畠

専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。

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