FX高金利通貨ランキング

更新日:

この記事では、これからFXで長期運用を考えている人に役立つ、各国政策金利と各社スワップポイントのランキング、各国の通貨の特徴、賢くスワップポイントを稼ぐポイントを解説していきます。

FXの長期運用で大切なのは次の3点です。

  1. 高金利通貨ペアの選択
  2. ポジションを持つタイミング
  3. FX業者の選択

短期売買とは大きく違うのは、やはり高金利通貨ペアでポジションを持ち、毎日スワップポイントを安定して稼いでいくいうこと。

そのためには、ポジションを持つタイミングがとても重要です。

この判断は、各国政策金利のこれまでの動向と現状、通貨の特徴、FX業者の特徴といった基本をしっかり抑えておき、いつでも良い条件とタイミングでポジションを持てるように準備しておくことが大切です。

FX高金利通貨ランキング

政策金利別ランキング

まずは、現在の各国政策金利のランキングを見てみましょう。(2017年9月時点)

政策金利ランキング
1位 トルコ 8%
2位 南アフリカ 7%
3位 メキシコ 7%
4位 中国 4.35%
5位 ニュージーランド 1.75%
6位 オーストラリア 1.5%
7位 香港 1.5%
8位 米国 1.25%
9位 カナダ 1%
10位 ノルウェー 0.5%
11位 英国 0.25%
12位 日本 0.1%
13位 欧州 0%
14位 スウェーデン -0.5%
15位 スイス -1.25%

※ランキングは2017年9月時点

また、過去のランキングの推移と、各年度の金利変動幅もまとめました。(2010年~2017年まで)

過去のランキング推移
2017年9月まで 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年
トルコ 1位
(8%)
1位
(7.5〜8%)
1位
(7.5〜7.75%)
1位
(8.25〜10%)
3位
(4.5〜5.5%)
2位
(5.5〜5.75%)
2位
(5.75〜6.25%)
1位
(6.5〜7%)
南アフリカ 2位
(6.75〜7%)
2位
(6.75〜7%)
2位
(5.75〜6.25%)
3位
(5.5〜5.75%)
2位
(5%)
3位
(5〜5.5%)
3位
(5.5%)
2位
(5.5〜7%)
メキシコ 3位
(5.75〜7%)
4位
(3.25〜5.75%)
5位
(3〜3.25%)
4位
(3〜3.5%)
4位
(3.5〜4.5%)
4位
(4.5%)
5位
(4.5%)
4位
(4.50%)
中国 4位
(4.35%)
3位
(4.35%)
3位
(4.35〜5.6%)
2位
(5.6〜6%)
1位
(6%)
1位
(6〜6.56%)
1位
(5.81〜6.56%)
3位
(5.31〜5.81%)
NZ 5位
(1.75%)
5位
(1.75〜2.5%)
4位
(2.5〜3.5%)
5位
(2.5〜3.5%)
6位
(2.5%)
6位
(2.5%)
6位
(2.5〜3%)
6位
(2.5〜3%)
豪州 6位
(1.5%)
6位
(1.5〜2%)
6位
(2〜2.5%)
6位
(2.5%)
5位
(2.5〜3%)
5位
(3〜4.25%)
4位
(4.25〜4.75%)
5位
(3.75〜4.75%)
香港 7位
(1〜1.5%)
7位
(0.75〜1%)
9位
(0.5〜0.75%)
9位
(0.5%)
11位
(0.5%)
11位
(0.5%)
11位
(0.5%)
11位
(0.50%)
米国 8位
(0.75〜1.25%)
9位
(0.5〜0.75%)
11位
(0.25〜0.5%)
12位
(0.25%)
13位
(0.25%)
13位
(0.25%)
13位
(0.25%)
13位
(0.25%)
カナダ 9位
(0.5〜1%)
10位
(0.5%)
8位
(0.5〜0.75%)
8位
(1%)
8位
(1%)
9位
(1%)
10位
(1%)
9位
(0.25〜1%)
ノルウェー 10位
(0.5%)
8位
(0.5〜0.75%)
7位
(0.75〜1.25%)
7位
(1.25〜1.5%)
7位
(1.5%)
7位
(1.5〜1.75%)
7位
(1.75〜2.25%)
7位
(1.75〜2%)
英国 11位
(0.25%)
11位
(0.25〜0.5%)
10位
(0.5%)
10位
(0.5%)
12位
(0.5%)
12位
(0.5%)
12位
(0.5%)
12位
(0.5%)
日本 12位
(0.1%)
12位
(0.1%)
12位
(0.1%)
14位
(0.1%)
14位
(0.1%)
14位
(0.1%)
15位
(0.1%)
15位
(0.1%)
欧州 13位
(0%)
13位
(0〜0.05%)
13位
(0.05%)
13位
(0.05〜0.25%)
10位
(0.25〜0.75%)
10位
(0.75〜1%)
9位
(1〜1.5%)
8位
(1%)
スイス 14位
(-0.5%)
14位
(-0.5〜-0.35%)
14位
(-1.25%)
11位
(-0.75〜0%)
9位
(0%)
8位
(1〜1.75%)
8位
(0〜0.25%)
10位
(0.25%)
スウェーデン 15位
(-1.25%)
15位
(-1.25%)
15位
(-0.35〜0%)
15位
(0〜0.75%)
15位
(0.75〜1%)
15位
(0%)
14位
(1.25〜2%)
14位
(0.25〜1.25%)

※ランキングは、1年の平均値で算出
※変動幅は、1年間の最小値~最大値

日本は安定の低金利0.1%を維持してますね。ランキング下位の国ほど、政策金利に変動はないように思えます。

しかし、ランキング上位になる程、変動幅が大きな国が目立ちます。

特にトルコと豪州の変動が激しいです。そして、トルコの大幅な金利の変化によって、中国と順位が入れ替わっていることがわかりますね。

同時に、南アフリカとメキシコは変化が少ないにもかかわらずランキング上位を維持している、また豪州とNZは近年は低金利政策が進んでいることもわかります。

高金利通貨ペア別ランキング

各国政策金利だけでスワップポイントの金額が決まるのであれば、その金利差だけで取引する通貨ペアの判断すればいいのですが、実際はそれほど単純ではありません。

政策金利も重要ですが、最終的にトレーダーが受け取れるスワップポイントの金額は、FX業者が自由に決めることができるものなので、良い条件でポジションを持てるかどうかは、このFX業者選びもとても重要になってきます。

スワップポイントの高い通貨ペアと金額は、FX業者ごとにぜんぜん違っていて、金額も毎日変わる業者もあれば、週ごとに変わる業者もあります。

そのため、スワップポイントを比較する場合は、ある1日の金額だけではなく、月間獲得金額の平均と合計で比較した方が賢明です。

まずは、以下の2017年9月のスワップポイントランキングを見てみましょう。

高金利通貨ペアランキング
通貨ペア
ランキング
通貨ペア FX業者
ランキング
FX業者 スワップ
月間平均
スワップ
月間合計
年率 必要証拠金
1位 トルコリラ/円
(買い)
1位 GMOクリック証券 99円 2,993円 10.95% 328,000円
2位 ヒロセ通商 94円 2,840円 10.39%
3位 FXプライムbyGMO 93円 2,800円 10.24%
2位 ユーロ/NZドル
(売り)
1位 SBI FXトレード 90円 2,714円 6.22% 523,600円
2位 外為オンライン 61円 1,840円 4.22%
3位 DMM.com証券 41円 1,204円 2.76%
3位 ユーロ/豪ドル
(売り)
1位 GMOクリック証券 78円 2,369円 5.45% 522,000円
2位 SBI FXトレード 78円 2,350円 5.40%
3位 FXプライムbyGMO 67円 2,037円 4.68%
4位 英ポンド/NZドル
(売り)
1位 外為オンライン 77円 2,310円 4.87% 568,800円
2位 ヒロセ通商 36円 1,090円 2.30%
3位
5位 豪ドル/
スイスフラン
(買い)
1位 外為オンライン 67円 2,010円 6.90% 349,600円
2位 SBI FXトレード 57円 1,732円 5.95%
3位
6位 米ドル/
スイスフラン
(買い)
1位 外為オンライン 66円 1,990円 5.41% 441,600円
2位 GMOクリック証券 65円 1,960円 5.33%
3位 SBI FXトレード 61円 1,841円 5.00%
7位 英ポンド/豪ドル
(売り)
1位 SBI FXトレード 63円 1,898円 4.09% 556,800円
2位 外為オンライン 62円 1,860円 4.01%
3位 GMOクリック証券 61円 1,857円 4.00%
8位 ユーロ/米ドル
(売り)
1位 GMOクリック証券 61円 1,842円 4.22% 523,600円
2位 FXプライムbyGMO 66円 1,783円 4.09%
3位 SBI FXトレード 58円 1,763円 4.04%
比較条件

やはり現在は、トルコリラ/円が最も月間平均・月間合計の高い通貨ペアでした。必要証拠金から見た年率も概算で10%と高い数値です。

2位以下は、クロス通貨で、ユーロ、NZドル、豪ドル、英ポンド、スイスフラン、米ドルの組み合わせで、1万通貨で月2,000円近く獲得できますが、必要証拠金が高いため、年率で見るとそれほど良くはありません。

FX業者では、全体的にGMOクリック証券のスワップポイントが高めですね。

年率は、レバレッジ25倍の必要証拠金で計算していますが、実際に長期運用する場合は低レバレッジで運用することが基本なので、通貨ペア同士の比較の参考程度にしてください。

 

各通貨の特徴

先ほどの高金利通貨ペアランキングは、低金利通貨と高金利通貨が入り乱れたものだったので、この中から、高金利通貨とされるものだけピックアップし、どのような特徴のある通貨なのかを解説します。

まずは、大手格付け会社3社「ムーディーズ」「スタンダード・アンド・プアーズ」「フィッチ・レーティングス」の2017年度9月時点の国別信用リスクのランキングを見てみましょう。

※通貨の解説と、格付けは2017年9月末時点のものです。

ランキング 国名 ムーディーズ S&P フィッチ
1 ドイツ Aaa AAA AAA
1 ルクセンブルク Aaa AAA AAA
1 オランダ Aaa AAA AAA
1 スイス Aaa AAA AAA
1 デンマーク Aaa AAA AAA
1 スウェーデン Aaa AAA AAA
1 ノルウェー Aaa AAA AAA
1 カナダ Aaa AAA AAA
1 シンガポール Aaa AAA AAA
10 オーストラリア Aaa AAA AAA
11 米国 Aaa AA+ AAA
12 オーストリア Aa1 AA+ AA+
12 フィンランド Aa1 AA+ AA+
14 ニュージーランド Aaa AA AA
14 香港 Aa2 AA+ AA+
16 フランス Aa2 AA AA
17 英国 Aa2 AA AA
18 韓国 Aa2 AA AA-
19 ベルギー Aa3 AA AA-
20 チェコ A1 AA- A+
21 エストニア A1 AA- A+
22 中国 A1 A+ A+
23 スロバキア A2 A+ A+
24 日本 A1 A+ A
25 アイルランド A2 A+ A
25 サウジアラビア A1 A- A+
27 マルタ A3 A- A+
28 スロベニア Baa1 A+ A-
29 ラトビア A3 A- A-
29 リトアニア A3 A- A-
31 ポーランド A2 BBB+ A-
32 メキシコ A3 BBB+ BBB+
33 スペイン Baa2 BBB+ BBB+
34 イタリア Baa2 BBB- BBB
35 ブルガリア Baa2 BB+ BBB-
35 インドネシア Baa3 BBB- BBB-
37 インド Baa3 BBB- BBB-
37 ハンガリー Baa3 BBB- BBB-
39 ルーマニア Baa3 BBB- BBB-
40 ポルトガル Ba1 BBB- BB+
40 ロシア Ba1 BB+ BBB-
42 南アフリカ Baa3 BB+ BB+
43 トルコ Ba1 BB BB+
44 クロアチア Ba2 BB BB
45 ブラジル Ba2 BB BB
46 キプロス Ba3 BB+ BB-
47 アルゼンチン B3 B B
48 エジプト B3 B- B
49 ギリシャ Caa2 B- B-

Aaa/AAA:最も信用リスクが低い(信用力が高い)
Aa/AA〜A:信用リスクが低い(信用力がある)
Baa/BBB:中程度の信用リスク(そこそこ信用力がある)
:今後の見通しはポジティブ
:今後の見通しは安定的
:今後の見通しはネガティブ

高金利通貨ほど、その国の不安定な経済情勢のため、信用力が低い傾向にありますね。

また、Ba1/BB+は「投資不適格級」と呼ばれ、取引するにはリスクが高く投機的とされているものです。トルコと南アフリカはかなりギリギリの評価ですね。

逆にオーストラリア、ニュージーランドは先進国としての高い信用力があるにもかかわらず高金利です。スワップポイントを狙った安定的な長期投資として注目されている理由が良くわかります。

トルコリラ

政策金利

トルコリラは2013年~2014年にかけて、アメリカの金融緩和縮小観測の影響からアメリカに資金が流れ、価格が大幅に下落した時期があります。

トルコはその対策として、それまで4.5%だった政策金利を一気に10%へ引き上げ、その後は徐々に引き下げられ現在は8%に設定されています。

そのため政策金利は、他国の影響を強く受けて大きく変動しやすい通貨といえるでしょう。

経済・産業

トルコは、ハイパーインフレを経験した過去があり、現在も他の先進国に比べて高いインフレ率です。そのためトルコは、物価上昇を抑制するために政策金利を高く設定しています。

また、現在トルコの人口の半数は31歳未満の若年層です。歴史的には、この生産年齢人口の比率が高いほど、経済成長の速度が加速する傾向にあるので、今後もトルコは経済成長が期待できる新興国の一つです。

リスク

中東に隣接しているトルコは、常に戦争やテロの危険性が付きまといます。特にシリア内戦やイスラム国の活動の飛び火が懸念されています。また、国内でも反政府デモの発生があり不安定です。

このような地政学的リスクが高いことがトルコリラの大きな特徴なので、不安材料である中東情勢ニュースのチェックは欠かせません。

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南アフリカランド

政策金利

南アフリカランドの政策金利は、2008年ごろまで10%という非常に高い水準でしたが、その後のリーマンショックの影響により経済情勢が悪化。政策金利を引き下げ、一時は5%に落ち込みました。それでも、徐々に回復の兆しを見せて現在は7%という高金利を維持しています。

経済・産業

南アフリカは、金、プラチナ、ダイヤモンド、鉄鉱石、石炭など、多くの鉱物資源の産出国です。そのため、資源価格の影響を受けやすい通貨といえます。

以前よりは関連性は弱まりましたが、特に金貨価格の影響を受けやすい傾向にある通貨です。

リスク

南アフリカは2000年代に入ったあたりから、新興国の中でも目ざましい経済成長を遂げ発展しました。しかし、人種差別・高い失業率・ストライキの多さ、電力不足から国内情勢は依然不安定なため、これらの影響によって急激に信用力が低下するリスクが常に付きまとっています。

南アフリカランド/円は、日本において米ドル/円、豪ドル/円に次いで人気の通貨ペアです。

しかし、インターバンク市場における、南アフリカランドを含む通貨ペアの取引量は全体の0.1%程度とごくわずかで、信用力もあまりない通貨です。

この流動性の低さから、価格変動率の高さ、スプレッドの拡大、約定拒否などのリスクが懸念される通貨ペアといえます。

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メキシコペソ

政策金利

メキシコは、政策金利が一定した高い水準であるにもかかわらず、FX業者のスワップポイントは、軒並み安いです。

しかし、必要証拠金が安く、外為どっとコムであれば1,000通貨あたり300円で取引できます。(2017年9月末時点)

そのため、為替差益を狙った少額の短期売買に向いていると言えるでしょう。

経済・産業

産業は石油、銀、オパールなどの輸出が中心で、石油輸出国、資源輸出国のどちらの特徴も持ち合わせています

また、安い労働力をベースとして、アメリカの製造業者が自動車や家電製品などの工場を大量に建設していることもあり、資源以外の輸出も好調です。

しかし、輸出先の8割以上がアメリカであるため、アメリカ経済の影響をまともに受ける特徴があります。

リスク

過去にメキシコは、1982年と1994年の2度にわたり通貨危機を経験し財政破綻もしています。

現在は、貧困率・犯罪率の高さ、麻薬の蔓延・密輸、アメリカへの不法入国などの問題から社会情勢が非常に不安定なため、カントリーリスクがとても高い国の一つとされています。

NZドル

政策金利

ニュージーランドは国土の狭い島国であるため、資源や貿易量は多くはありません。その対策として、通貨の価値を高めることで一度の取引で多くの外貨を獲得しようとしています。

そのため、長年高金利政策を続け、現在は1.75%という先進国の中でも非常に高い水準の政策金利が設定されています。

現に、この高金利を目的として、FXでも非常に人気の高い通貨の一つとなっています。

経済・産業

ニュージーランドの輸出の主力は、農作物と畜産物などの加工品です。代表的なものにキウィがありますね。

これらの最大の輸出先は、隣国のオーストラリアなのですが、輸入も同じくオーストラリアに頼り切っているので、オーストラリア経済の影響をまともに受けてしまう特徴があります。

リスク

まず、NZドルは流通量が非常に少ないため、些細な材料から大きな値動きに変化しやすい傾向にあります。

また、通貨価値が高騰しすぎると、輸入増・輸出減になる可能性があります。輸出減はニュージーランドにとって大ダメージです。

高金利政策で通貨の人気を確保しても、のちのち自分で自分の首を絞めることになりかねない、危うい面も持ち合わせているのです。

そのため、オーストラリアの動き、国内輸出量、通貨の高騰には注意が必要です。

豪ドル

政策金利

政策金利は、国内のインフレ率、低失業率を理由に毎年引き下げられており、現在は1.5%と過去最低水準で、今後も利下げの可能性があります。

オーストラリアは、金融政策として先進国に多く見られる「量的緩和策」を導入しています。

そのような国では、政策金利が0%に設定されることが多いのですが、それでも現在1.5%と高水準を維持しています。

経済・産業

オーストラリアの産業は、南アフリカ・カナダと同様にエネルギー資源(石油・石炭・天然ガス)、鉱物資源(金・プラチナ・銅・鉄鉱石)の輸出です。

そのため、豪ドルは「資源国通貨」とも呼ばれ、資源価格の変動に合わせて、活発に取引される傾向にあります。

また、輸出先の1/4は中国です。そのため、中国経済の影響を大きく受ける特徴があるため注意が必要です。

リスク

オーストラリアが高金利である理由は、不安定な経済情勢と地政学的リスクによるものです。

国土が広いため、沿岸部以外のインフラ整備はまだまだ不十分。そのため、物流コストがかかることで、モノやサービスの価値が高騰して起こるインフレが懸念材料です。

しかし、大手格付け会社の評価は「Aaa」「AAA」を取得していて、高金利通貨の中でも圧倒的な信用力の高さが特徴の通貨です。

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高金利通貨のリスク

FXの高金利通貨に共通して言えることは、「流動性の低さ」、「価格変動率の高さ」、「スプレッドの拡大」の3つのリスクです。

このようなリスクを抱えているため、スワップポイントも自ずと高い金額を受け取れると考えた方が良いでしょう。

また、高金利の背景には、経済情勢の不安定さによる信用リスク、地政学的リスクが内在しています。

もし、このリスクが解消された場合は、金利低下によって受け取れるスワップの減少と為替差損の拡大につながる可能性があります。

 

スワップポイントをコツコツ受け取るためポイント3つ

レバレッジは低めに設定し、中長期で運用する

レバレッジを高くすればするほど、少ない投資資金でも大きな取引数量で注文できるため、スワップポイントも大きなリターンが期待できます。

しかし、長期運用で大切なのはロスカットに耐えることです。

レバレッジが高いほど、小さな値動きでのロスカットの確率が高くなってしまうため、長期運用は低レバレッジであることが基本です。

そのため、少なくても100万円以上のまとまった投資資金を低レバレッジで運用していくことが理想的です。

このことは、別の記事でもご紹介していますので、詳しくは次の記事をご覧ください。

レバレッジ1倍のFXを資産運用初心者におすすすめする理由

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 ポジションは少しずつ買い増していく

ロスカットの可能性がゼロに近ければ、一つのポジションに投資資金を全てかけて長期運用する方法も良いでしょう。

しかし、いくらタイミングが良くても、その後その通貨が暴落しないとは誰にも言い切れません。

このような長期投資のリスクに有効な手法として、「ドルコスト平均法(ナンピン)」というものがあります。

これは投資に使うお金を、一定期間ごとに少しずつ投入していくことで、全体的な購入価格を平均化する手法です。

FXにおいては、ポジションを小分けにすることで、全体的に見ると購入レートが平均化します。これは、ロスカットまで価格変動率を下げる効果が期待できるということです。

毎月のお給料から少しずつでも良いですし、まとまった投資資金を分割して買い増しを繰り返しても良いですね。

また、このドルコスト平均法の考え方を自動化したものに、SBI FXトレードの「積立FX」があります。

これは、事前に設定さえしておけば、一定間隔・一定条件でポジションを自動で追加してくれるため、積立貯金感覚でFXをドルコスト平均法で運用できます

「積立FX」を辛口評価

積立FXは、外貨預金よりも圧倒的に安いコストで定期的に外貨購入ができるサービスです。 この記事では、積立FXのメリット・デメリットだけでなく、実際に運用した場合のシミュレ…

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しかし、相場の動向やタイミングを一切考えなくて良い訳ではなく、「ポジションを持つほど、取引コストがかかる」「急激な下落トレンドの場合、平均化するメリットはない」といったデメリットもあるので、状況に応じた投資判断が必要です。

スワップポイントのみ引き出しができる業者ならなお良い

通常、スワップポイントはポジションを決済しなければ受け取りできません。

しかし、FX業者によってはポジション未決済でもスワップポイントだけ引き出して、現金化したり別の運用に回すこともできます。

そのため、もしポジションが含み損を抱えていても、ロスカットされなければ毎日スワップポイントだけを利益確定できるようなものなんですね。

また、引き出したスワップポイントを活用して新たにポジションを買い増していけば、「複利運用」ができます。

複利運用とは、元本を元手に生み出した利子も含めて運用するため、それだけ年率がアップします。必要証拠金(元本)だけで運用する場合は「単利運用」です。

単利運用と複利運用では、最終的に受け取れるリターンに大きな差が生まれます。

FXで複利運用の1日5pips抜きが難しい理由と成功するためのコツ

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まとめ

今回、ご紹介した高金利通貨ペアはもちろん時期によって変わります。

また、人から「今は◯◯が良いよ」と聞いても、その人と違う業者を利用していた場合は、必ずしも◯◯の通貨ペアが良いとは限りません

このように、長期運用は短期売買とは違った視点で投資判断をしなければならないので、ポジションを保有するまでの準備期間がとても重要になります。

そのため、日頃から経済指標やニュースを見て、各国の動向をチェックしておきましょう!

マネフルFX編集部 斉藤

専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。

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