FXはギャンブルか?投資と投機とギャンブルの違い

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FXをしたことがある方、これから始めたいと思っている方、FXは為替相場のレートによって利益を得られるものであることはご存知かと思います。

資産運用の手段としてFXを利用している人が多い中で、世間では、FXは怖いものだというイメージが植え付けられており、ギャンブルと同じだと言われているのが現状です。

では、FXは本当にギャンブルなのでしょうか?

FXがギャンブルだと言われる理由

はじネコ
世間では「FXをやっている人の8割は負けている」、「為替市場はいくらプロのトレーダーであっても予想することは難しい」と言われていますね。
せんせえ
確実に勝つ明確な方法がないため、「ただ上に行くか下に行くか予想して当たればラッキー」というような感覚でトレードをしているFX参加者は多いのが現状です。そういった感情的なトレードをしている大半の人たちが大損をしてしまうためギャンブルだと言われてしまうのです。

投資と投機とギャンブルの違いは、はっきり言って曖昧です。

辞書によっては、「ギャンブル=投機」として定義しているものもあれば、証券会社の社員ですら「投資はギャンブルだ」という人もいるくらいです。

また、どれも生活のために仕事でやってる人もいれば、お金に余裕があるので趣味でやっているだけの人もいるので、本人のモチベーション・目的・方法次第で、ギャンブルにも、投機にも、投資にもなるのです。

この記事では、明確な基準を設定することで、この3つの違いを一言で表します。

投資、投機、ギャンブルの共通点

まず、3つの違いを説明する前に簡単に共通点を説明します。

共通点を先に知っておいた方が、違いがより明確になるためです。

  • 予想をする
  • 選択肢がいくつもある
  • リスクを背負う
  • 損失となったお金は返ってこない
  • 勝っても負けても文句は言えない
  • 日本ではいずれも印象が悪い

いずれもリスクを背負い、何にお金を投じれば利益が出るのか、いくつかの選択肢の中から予想をすることには変わりはありません。

また、損失が出た場合は投じたお金は返ってきませんが、誰かから強要されている訳ではないので、勝っても負けても文句は言えません。

「絶対儲かるからやりましょう!」は、ただの詐欺です。

そして、日本では、今でもコツコツ努力して成功することが美徳とされているので、人からの印象はあまり良くありません。

投資・投機・ギャンブルの特徴には、このような共通点があることをまず理解しておきましょう。

投資、投機、ギャンブルの違い

次に、投資・投機・ギャンブルの違いです。

実は3つの違いは、単純に「資金を投じる理由」が違うだけです。

資金を投じる理由
投資 価値が上がることを期待して見返りを求める
投機 価値の変動によるマージンを得る
ギャンブル 運試し・ゲーム感覚でスリルを楽しむ

これは、本人が意識している場合もあれば、無意識でそうしている場合があるので厄介です。

また、お金を投じる期間・金額の違いによって、得られる利益も変わるので、細かな違いは次で解説します。

投資とは?

資金を投じる理由が「価値が上がることを期待し見返りを求める」ことを投資と言います。

一般的には「将来得られるであろう収益を目的として、現在資金を支出すること」を投資と表現しますが、具体的には次のような特徴を持っています。

  1. お金が必要な人や企業に、お金を提供する
  2. 人や企業は、そのお金を使って商売をする
  3. 将来、儲かったら出資者にも利益の一部をお返しする。
  4. 利益が出なければ、お金は戻らない

投資対象が儲かれば、投資した人は全員利益を得ることができますが、儲からなければ、全員利益はありません。

また、投資家が投じた金額や、最終的に投資対象に集まった金額が大きいほど、成功する確率が高くなります

しかし、生産性と成長性にお金を投じるため、一般的には利益が得るまでに、時間がかかるものが多いです。

マンション・アパート経営であれば、部屋数を多くして入居者を増やすほど利益も大きくなります。

人や企業であれば、集めた金額が多いほど十分な設備投資ができて生産性が上がったり、良い製品を開発したりできるので、投資家にも多くの利益が還元される可能性が高まります。

投機とは?

資金を投じる理由が「価値の変動でマージンを得る」ことを投機と言います。

「極端に冒険的・確実性がない偶然を狙う」ことを「投機的」と呼ぶこともありますが、「資金を投じる理由」で分類した場合は、これはほぼギャンブルのことです。

具体的に投機は、次のような特徴を持っています。

  1. 将来、価値が変わると予想した通貨やモノを購入する
  2. 価値が変われば、損益が出る
  3. 価値が変わらなければ、資金に増減はない

お金を投じるモノ・通貨などの投機対象が、予想通りに価値が変動したら全員儲かりますが、予想と反対に価値が変動した場合は全員利益がありません

また、投じた金額が大きくても、成功する確率は変わりません。

価値の変動にお金を投じるので、一般的に投じた金額と期間に応じて、「利益が出た時の金額」と「利益が出るタイミング」を自分で決めることができます。

このタイミングは数秒先~数年先まで指定できます。

ギャンブルとは?

資金を投じる理由が「運試し・ゲーム感覚でスリルを楽しむ」ことをギャンブルと言います。

ギャンブルは、投資と投機の特徴を併せ持っているものも多く存在するので、一見するとギャンブルだとは分かりません。

そのため、「儲かると聞いて始めた投資信託で大損した!騙された!」となります。

これは、人の話を鵜呑みにして、自分でよく分からないまま投資した結果なので「詐欺+ギャンブル」です。

投資のつもりで資金を投じるのであれば、「人任せ・運頼み」ではなく自分でファンドの成長性をいろいろな角度で検証する必要があります。

また、ギャンブルは投じた金額が大きくても、成功する確率は変わりません。

利益を得るタイミングはその場1回限りで継続性もありません。

投資や投機は、資金を投じる人が大儲けをしても業者は損はしませんが、ギャンブルの場合は、運営団体や運営会社が胴元となっているため、資金を投じた人が儲けられる金額には限度があります

本来、「宝くじ、競馬、パチンコ」などはスリルを楽しむゲームであって、利益はその副産物に過ぎません。スリルは人を依存症にもしてしまいます。

投資や投機はスリルは関係ないので、依存症になったという話もあまり聞かないですよね?

パチンコ、競馬などのギャンブルは必ず胴元が勝つ

パチンコは店が出る台、出ない台を決める

パチンコは、毎回全てのお客さんに大当たりを出していてはお店がやっていけません。

その日の売り上げから電気代や人件費、店舗設立台などの様々な経費を回収しなくてはならないので、勝てる人と負ける人の割合が最初から決められています。

勝てるかどうかは狙った台にうまく座れるかということや、自分より前の人がどの位その台でプレイしたかなどの、いわゆる運頼みになるで、全てのお客さんが公平だという訳ではありません。

競馬は運営元がテラ銭を回収する

競馬は、たとえ1レースの中で予想が的中したお客さんが多かった場合でも、控除率分で少しでも回収をしなければ運営をやっていくことができません。

競馬の馬券は100円から買うことができますが、実は100円で馬券を買った瞬間、その価値は75円まで下がります。

的中馬券の払い戻しから直接引かれるわけじゃないので実感が湧きづらいのですが、オッズの段階で控除率ぶんの配当は目減りしているのです。これがテラ銭と呼ばれるものです。

FX会社は胴元ではない

FX会社は、トレーダーがどれだけ利益を出しても倒産することはありません。

FX会社は、顧客の代わりに市場に注文を出すのが仕事です。トレーダーが取引をする際のスワップポイントやスプレッドで儲けを出しています。

全ての人から同じだけの手数料をもらっていますし、FX会社が勝つ人と負ける人の割合を決めている訳でもありません。

FXはギャンブル?投機?投資?

投資・投機・ギャンブルの特徴は解説しましたが、結局、FXはどれに該当するのでしょうか?

答えは、全てに該当します。

一般的にFXは、通貨の価値の変動によってマージンを狙う投機と言えます。

しかし、厳密にはトレード方法によって投資にもギャンブルにも変わる性質を持っています。

理由としては、FXはこれまで述べてきた投資・投機・ギャンブルの主な特徴の他にも、次のような特徴を持っているためです。

  • 反対売買が可能=通貨の将来性・成長性は関係なく利益が狙える
  • レバレッジをかけられる=少ない資金で大きな取引ができる
  • スワップポイントがつく=ポジションの長期保有で投資性が高い継続的な利益を得られる
  • 情報量が多く高機能な分析ツールが使える=個人でも高い戦略性で取引できる

FXを何の目的でするかは、自分次第で正解はありません。

ただ、FXをギャンブルとしないためには、様々な分析で市場から優位性を見つけ、徹底した資金管理の元に投資行動を続ける必要があります。

FXで優位性のあるトレードをするために

優位性のあるトレードをするために、まず為替レートがどのような仕組みで動いているのかを分析してみましょう。

為替レートの仕組み

為替レートは、インターバンク市場という銀行同士が取引する為替市場での為替レートを基準価格としています。

このインターバンク市場では、銀行やディーラーなどが為替の取引を行い、株と同じように需要と供給により通貨同士の為替レートが決まるのです。

ファンダメンタズ分析

為替レートはそれぞれの国の経済力(通貨の強さ)を示すといわれています。

円高になるということは少ない円で外国通貨と交換ができるということになります。つまり円の力が強くなるのです。

こうした為替レートの水準は様々な要因が絡みますが、金利差、経済力の強さ・成長性、政治的安定さ、実需などが大きな要因といわれています。

例えば、国家を揺るがすほどの大きなテロや災害が起こったり、国の政治の先行きが不透明になったりするといったことです。

例を挙げると近年では、東日本大震災が起こった際には安全資産に逃避する動きによって円の価値が上がって円高傾向になったり、トランプ大統領が就任してからは大統領の発言によってドル円の相場が大きく変わる、いわゆるトランプ相場と呼ばれる動きが起こったりしています。

このような政治や国の出来事によって、銀行やディーラーがどの国の通貨を買ったり売ったりするかを決め、その取引によって為替レートは変わります。

ニュースのチェックを欠かさず行ない、投資家たちの気持ちを先読みすることでレートの動きを予測していくことが可能なのです。

テクニカル分析

ニュースだけではなく、FXのチャートの見方などのテクニカル分析もしっかりと勉強することが大切です。

移動平均線やチャートの様々なラインをきちんと分析すれば、より損をしないためのトレードができるようになります。

資金管理とメンタルコントロール

ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析をしっかりしていても、最終的にはそれを運用する自分のメンタルコントロールが一番重要になります。

メンタルが弱いと、損切ラインを守れずにずるずると負けを引っ張ってしまったり、ある程度勝っているのに欲を出してしまって結局決済するタイミングを失ってしまい、勝ちを逃してしまったりしてしまいます。

メンタルの弱い人には、システムトレードという自動売買ができるFX会社もあります。トレーダーをサポートするためのシステムが備わっているところも、FXとギャンブルの違いです。

資産運用としてのFX

FXはギャンブルとは違い、チャートの分析とニュースや経済のチェックをしっかりと行うことで勝つための分析や、負けを少なくするトレードが可能です。

もちろん、勉強をしたからといってすぐに大儲けができる訳ではありません。

一攫千金を狙ってFXをしようと思うと、それこそギャンブルと同じようになってしまいます。焦ったトレードはかえって大きな損を招いてしまう可能性が高くなります。

無理のない資金で長期的にトレードを繰り返すことで、資産を少しずつ増やしていけるようにゆったりとした気持ちでFXに取り組んでいきましょう。

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マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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