【2017】FXの税金がよくわかるまとめ(いくらから申告、経費、税率など)

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FXを始めてみたはいいものの、税金っていくらからかかるの?、税率何パーセントなの?、経費は?などいろいろわからないことだらけですよね。

今回は、FXの税金についてまったく知らない人でもわかるようにまとめたのでご覧ください。

FXの税率は何パーセント?

FXで利益があがると、一律20.315%を所得税として納める必要があり、その内訳は以下の通りです。

  • 所得税15%
  • 住民税5%
  • 復興特別所得税0.315%

※復興特別所得税は平成25年から平成49年まで、期間限定の税金です。

原則として、その年分の基準所得税額の2.1%を納めるので所得税15%に0.021をかけて0.315%が復興特別所得税となります。

ただし、FXでの利益は、課税対象になる場合とならない場合があります。ご自分のFX以外の収入、金融商品の損益によって変わってきますので、注意しましょう。

(参照)国税庁ホームページ No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係

課税対象は「為替差益」と「スワップポイント」の確定利益

課税対象になるのは「為替差益」と「スワップポイント」ですでに決済されている確定利益です。

まだ決済していない含み益は対象外です。ただしFX会社によっては対象外とならないところもあるため、必ず確認するようにしましょう。

はじネコ
うまく決済のタイミングを新年に持ち越せば、その利益分は新年に持ち越せるってことですか?
せんせえ
そういうことになるね。

年間利益いくらから課税される?

はじネコ
年間で+10万円とかでも税金かかるんですか?
せんせえ
それくらいだとかからないよ。詳しく見てみよう。

FXで利益がでても、全員が税金を納めるわけではありません。給与所得があるかないか、FXで得た利益がいくらか、によって変わってきます。

損益については、FX会社からの「年間損益報告書」(FX会社によって呼び方が異なります)を確認しましょう。

まず、課税対象になるのは次の方です。

(1)給与所得がある方

→ FXでの利益が年間20万円を超えた方

(2)自営業の方、給与所得がない方、年金生活の方

→ FXでの利益が年間38万円を超えた方

せんせえ
給与所得とは、文字通り給料として貰ってるってことだから、サラリーマンやアルバイト、パートなどが対象になるよ。

確定申告が必要な人・必要ない人

課税対象の方について、給与所得があってFXでの利益が年間20万円を超えた方、給与所得がない方(自営業の方も含む)・年金生活の方でFXでの利益が年間38万円を超えた方が課税の対象になると説明しましたが、パターン別にもう少し詳しくみていきましょう。

(1)給与所得がある方の場合

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(2)給与所得がない方(自営業、フリーランスの方)

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(3)主婦・学生

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(4)年金生活者

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損失が出たら通算や繰越して節税に活かす

FXで一定の利益があがれば税金を納めることになりますが、1年を通して利益よりも損失が多かった場合は「損益通算」や「損失の繰り越し」を通して節税に役立てましょう。

ただし「海外FX」の場合は、損益通算、損失の繰り越しとも適用外です。ご注意ください。

せんせえ
海外FXはそもそも税率が違うので、確定利益が多いほど国内FXで取引した方が得になるよ。

損益通算

はじネコ
バイナリーオプションで+15万円、FXで-100万円なんですが、一緒にしていいんですか?
せんせえ
いいんです!FXやCFD、先物取引などは損益を合算できるよ。

FX以外の金融商品との間で損益を通算できる制度です。ただし損益通算できる金融商品とできない金融商品がありますのでご注意ください。

損益通算
できるもの
店頭FX
取引所FX(くりっく365)
くりっく株365
商品先物取引
株価指数先物(日経225先物、TOPIX先物など)
CFD
オプション取引の損益(バイナリーオプションも含む)
上場カバードワラントの損益
損益通算
できないもの
株式取引
投資信託
※ETF、J-REIT(不動産投資信託)なども含む)

(参照)国税庁ホームページNo.1522 先物取引に係る雑所得等の課税の特例

例えば・・・

例1)FXで100万円の利益、商品先物取引で50万の損失

→ 100万円 – 50万円 = 50万円の利益として申告

例2)FXで1000万円の損失、株式取引で2000万円の利益

→ 通算できないので1000万円の損失。株式取引の2000万円の利益に対して20.315%課税されます。この場合、FXの損失については、後で述べる【損失の繰り越し】ができます。

損益繰越

はじネコ
あああ…、今年は100万円のマイナスで確定だ…。
せんせえ
大丈夫。そのマイナスは3年間繰り越せるよ。

FXで損失が出た場合、最大3年間は繰り越すことができます。

ただし繰り越しを受けるためには、損失が発生した年に必ず確定申告を行っている必要があります。損失があった年には、忘れずに確定申告をしましょう。

損益繰越の例をあげます。

例1) 1年目-100万円
2年目 +60万円
2年目の申告額は、-40万円
例2) 1年目 -50万円
2年目 -100万円
3年目 +30万円
3年目の申告額は、-120万円

さて、損益通算や損失通算を踏まえた上で、昨年(確定申告を行う年度)の1月1日から12月31日までの利益はいくらになったでしょうか。

(参照)国税庁ホームページNo.1523 先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除

必要経費として確定申告で計上できるもの

課税対象になった方は確定申告をしなければなりませんが、その前に必ず経費をチェックしてみましょう。

確定申告の際、FXで得た利益から経費を差し引くことができ、その結果、課税対象にならなくなる場合もあるからです。

また課税対象になった場合も節税の対策として大切なところです。

確定申告で申告できる経費や、受けられる控除についてみていきましょう。

一般に、FXの必要経費として確定申告で計上できるものとしては、以下のようなものがあげられます。

  • FX会社に支払った取引手数料
  • セミナー参加費用
  • セミナー、イベントなどに参加したときの交通費
  • 文房具代
  • 書籍購入代、新聞購読費用(電子版、有料メルマガ、有料ブログなども忘れずに)
  • パソコン購入費用(10万円以上なら減価償却費、10万円以下なら消耗品)
  • 電話回線代
  • プロバイダー費用
  • スマホ(スマートフォン)代
はじネコ
結構いろいろありますね。
せんせえ
なんでもかんでも経費に入れればいいって訳じゃないけど、FXをする上で必要であれば申告してみた方がいいよ。

経費として申告して認められるには、「その経費が確かにFXを行うために必要だった」と説明できなければなりません。逆にそれがきちんと説明できれば、経費として認められる可能性が高くなります。

パソコン購入費用、電話回線代、プロバイダー費用については、それらが「FX専用」であることを証明できれば経費として認められるようです。つまりFX取引専用の部屋を作り、そこにFX取引用の回線を引いてパソコンにつないでいる、という状態がそれにあたります。

そうではなく、個人で娯楽など含めて普通に使用しているパソコンをFX取引に使っている場合は「按分(あんぶん)」という方法で、一部を経費として申請します。

はじネコ
スマホ代とかも経費にしていいんですか?
せんせえ
いいけど、スマホ利用の何割くらいがFXなのかが重要になってくるね。

「按分」とは事業(この場合FX)と個人使用の割合を決め、事業に使われている割合のみ経費として申告するものです。例えば9万円のパソコンを購入した場合を考えてみます。

全10割のうち7割をFXに、3割をその他個人使用とすると、9万円×0.7=6万3千円がFXに使う経費であり、9万円×0.3=2万7千円がFX以外に使用する費用である、と申告する訳です。

この「按分」は、他にも家賃や光熱費、スマホ代にも応用できます。

家賃の場合は、FXを行っている部屋を「仕事部屋」とし、全体の間取りの何分の一にあたるかで按分します。そこで使っている電気代なども按分できますから、間取り図や仕事部屋の写真などを用意してきちんと説明できるようしておきましょう。

はじネコ
でも経費として認められなかったら、脱税とかで逮捕されるんじゃ…。
せんせえ
よほど悪質じゃなければ脱税とはならないよ。微妙な判断だったら直接、税務署に聞いてみよう。

必要経費の申告については、各税務署や担当者によって認められる場合と認められない場合があります。気になる点は管轄の税務署に確認してみましょう。

「これはちょっと厳しいかも?」と思っても、きちんと説明できるように準備し、やるだけやってみましょう。

領収書や図面、写真、書類等は、説明を求められたらすぐに提出できるように。認められなかったらそれまでで、とくに損することも怪しまれることもありません。思い当たるものについてはできるだけ申告してみましょう。

配偶者控除・扶養控除と社会保険に注意

主婦のFX収入と課税、社会保険

主婦のFX収入と課税、社会保険について簡単に説明します。

配偶者控除は「38万円の壁」

主婦がFXで稼いだ場合、FX収入が38万円を超えると配偶者控除の対象から外れます

「主婦の103万円の壁」はパートやアルバイトなどの給与所得の場合に言われることで、FX収入の場合は「38万円の壁」と覚えておきましょう。

パートやアルバイトなどの給与所得に加えてFX収入がある方については、主婦本人の収入や扶養者(夫)の収入によって、異なってきますのでご注意ください。

FX収入への課税は「20万円の壁」

今度は、税金の方のお話です。

配偶者控除は「38万円の壁」でした。FX収入への課税には「20万円の壁」があります。

まず、給与所得とFX収入を合わせて38万円を超えない場合は課税されません。

逆に38万円を超えたら、課税されます。これが前項で説明した「38万円の壁」です。ただし住民税についてはほとんどの場合「33万円の壁」で33万円を超える収入があると納めることになります。年齢によっても税額が異なるため、地方自治体のホームページで確認しましょう。

さて、「20万円の壁」に関係するのは、FX収入の他にパートやアルバイトなどの給与所得がある方です。

給与所得に加えてFX収入がある方は、FX収入が20万円を超えたら、確定申告をする必要があります。

主婦のFX収入と社会保険

社会保険については、給与所得とFX収入を合わせた収入が130万円を超えると自分で支払うことになります。社会保険については、収入の額だけではなく、勤務日数その他の働き方によって変わってきますのでご注意ください。

学生のFX収入と課税、社会保険

学生の場合も主婦とほぼ同じです。FX収入が38万円を超えた時点で扶養控除の対象から外れます。

給与所得については主婦の「103万円の壁」にあたるのが「130万円の壁」ですが、FX収入が10万円を超えると勤労学生控除が受けられず、主婦と同じ「103万円の壁」で扶養控除の対象から外れます。アルバイトをしている場合は気をつけましょう。

社会保険についても主婦と同様、給与所得とFX収入を合わせた収入が、130万円を超えると自分で支払うことになります。

(参照)国税庁ホームページ 所得金額から差し引かれる金額(所得控除)

法律上のFXの税金の扱い

ここまで、FXの税率、損益通算や損失通算、必要経費の申告など、ごく具体的なことだけ説明してきました。

FXで損した人も儲かった人も、節税対策をしたり、納税したりするには確定申告をしなければなりません。

確定申告について説明する際必要になりますので、まず「FXの税金はどういうものなのか」ということを簡単にまとめます。

FXによる利益は、所得税法上の「雑所得」

FXによる利益は、所得税法上の「雑所得」にあたります。

雑所得とは?

FXの税金は分離課税かつ申告分離課税

FXの利益にかかる税金は、分離課税、申告分離課税です。

分離課税は、「他の所得とは関係なくFXの利益が一定以上あれば課税される」ということです。

申告分離課税は「自分で申告する必要がある」という意味です。

(参照)国税庁ホームページ 所得の種類と課税方法

まとめ

さて、ここまでFXの税金についていろいろ見てきました。

大ざっぱにまとめると次のようになります。

  • FXの税率は20.315%
  • FXの利益はCFDや先物取引と損益通算できる
  • FXの損失は3年間繰り越せる
  • FXに使用したものは割合によって経費に入れてよい
  • 年間利益103万円以上で扶養控除から外れるので注意
  • 年間利益130万円以上で社会保険から外れるので注意
マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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