FXの儲け方!初心者が外国為替証拠金取引で儲ける仕組み

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これからFXで稼ぎたいと思っている人がいきなり専門書などを開いてみたとしても、情報量が多すぎてなかなか「稼ぎ方のイメージ」が掴めないということも多いのではないでしょうか?

この記事では、FX歴10年以上の専業トレーダーが投資で最も肝心な「利益」の部分に焦点を当て、FXを始めるにあたって必要最低限の知識と取引のイメージを分かりやすく解説していきたいと思います。

FXで利益を出す仕組み

FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金という担保をFX業者に預けることによって、資金効率を通常の何倍にも高めることができる為替取引のことです。

注文は自分で行いますが、自分の資産を直接外貨と交換する訳ではなく、実際はFX業者が注文を代行しているという点が、通常の為替取引や外貨両替とは異なります。

また、株と違い注文は土日を除く平日24時間いつでもできることもメリットの一つです。

そして、FXには

  • 為替差益
  • スワップポイント

という2つの利益があります。

為替差益で利益を出す

為替差益は、外国為替相場の価格変動を利用した利益のことです。

通常の為替取引

まず、通常の為替取引とはどういうものかというと、例えば

1米ドル100円の時に手持ちの資金10万円と1,000米ドルを交換します。

次に、1米ドル101円に上がった場合に逆のことをすると、手持ちの1000ドルを10万1000円と交換できるので、差額の1,000円が儲けとなります。(手数料は除く)

しかし、これではたった1,000円の儲け出すために10万円も用意する必要がありますね。

FX業者を利用すると、トレーダーは証拠金と呼ばれる担保をFX業者に預けることで、実際の資金の何倍もの数量の為替取引が可能となります。

この証拠金と実際の取引数量の割合を「レバレッジ◯倍」と表現し、日本では最大25倍まで認められています。

レバレッジ25倍の為替取引

では、レバレッジ25倍の為替取引とはどういうものかというと、例えば

1米ドル100円の時に手持ちの資金4,000円をFX業者に証拠金として預けるだけで、FX業者が10万円と1,000米ドルを取引をしてくれます。

もし、1米ドル101円になった時に決済指示を出せば1,000円の儲けとなります。(手数料は除く)

このように、利益はどちらも1,000円と同じですが、元手資金を1/25に抑えることができます。

つまり「レバレッジが高いほど少ない資金で大きな取引ができる」というところがFXの最大の魅力なんですね。

せんせえ
レバレッジが高いほど利益が増えるという訳ではなく、「資金効率が高まる」ということです。

参考記事レバレッジ25倍は危険?FX初心者におすすめの設定倍率は何倍?

買いだけでなく売りからも利益を出せる(空売り)

また、FXは証拠金取引なので、「買い注文(ロング)」だけでなく、FX業者が所有している外貨の「売り注文(ショート)」から取引をスタートすることもできます

実際に外貨を所有していなくても、日本円の証拠金さえあれば良いのです。

ロングの場合は相場が上昇した時に決済すれば利益、ショートの場合は相場が下落した時に決済すれば利益、それぞれその逆は損失となります。

新規注文をしてから決済注文を入れるまでの状態をポジション(または建玉)といい、利益または損失は相場の動きに合わせてリアルタイムで変動します。

参考記事FXの建玉(ポジション)とは?ロングとショートどっちが難しい?

利益または損失は決済注文を入れるまでは確定していません。(利益が出ている未決済のポジションの利益部分を「含み益」、損失が出ている未決済のポジションの損失部分を「含み損」と言います)

為替相場は短期的に見ると常に小刻みに上昇下降を繰り返しているので、FXはいつでも利益を出すチャンスがあるということです。

最初はビギナーズラックで勝率100%もあり得るかもしれませんが、どのような凄腕トレーダーであっても常に勝っている訳ではありません。

FXでは損失が膨らむ前に、自ら決済する勇気が大切です。(利益が出ているポジションに対して自分で決済注文を入れることを「利食い」、損失が出ているポジションに対して自分で決済注文を入れることを「損切り」と言います)

そして、この勝率を上げていくことが為替差益で利益を出していくための目標となります。

スワップポイントで利益を出す

スワップポイント

スワップポイントは、金利の安い通貨と金利の高い通貨を取引し、その金利差を利益として日毎に受け取ることができます。

為替差益同様に、レバレッジを高くするほど少ない資金で大きな取引ができるようになるため資金効率は高まります。

スワップポイントは、新規注文をした日の翌日以降にポジションを持ち越すことで1日毎に付与されます。(ポジションを翌日に持ち越すことをロールオーバーと言います。)

為替差益とは違い、ポジションを決済しなくてもスワップポイントだけを毎日受け取れるFX業者もあります。

スワップポイントの金額は国際情勢や各国の金利政策の影響を受けて、FX業者が日毎または一定期間毎に更新し、一般的に買い注文(ロング)で受け取りできるものは、売り注文(ショート)では支払いをしなければならず、その逆の場合もあります。

さらに、同じ通貨ペアでもFX業者が違えば金額も違うので、長期トレードの場合はスワップポイントに有利なFX業者と通貨ペアを選ぶことが大切です。

例えば、以下のようにFX業者によって結構違っています。

トルコリラ/円(TRY/JPY)1万通貨のスワップポイント(2018年3月2日)

SBI FXトレードロング82円、ショート-88円

ヒロセ通商ロング82円、ショート-167円

GMOクリック証券ロング80円、ショート-90円

スワップポイントで十分な利益を狙うためには

「トレンドの反転などによって大きな含み損を抱えた場合でもロスカット(後述)に耐えられるだけの資金を用意し、なるべく大きな取引数量のポジションを長期間保有し続ける」

ということが利益を出すための目標となります。

参考記事FXで毎日スワップポイントをもらって金利生活する方法

 

FX業者選びは利益と損失に直結する

利益の出し方のルールはどこのFX業者でも共通ですが、損益に直結する取引条件は大きく異なります。

ここでは、効率的に利益を出すためにFX業者選びで特に気をつけなければならない次の点について解説します。

  • 取扱通貨ペア
  • 取引コスト(取引手数料・スプレッド)
  • 最小取引数量・最大取引数量
  • スワップポイントの金額
  • ロスカットルール

トレードスタイルで取引する通貨ペアを選ぶ

通貨ペアとは投資する銘柄のことです。株式であれば、どこの会社に投資するか選ぶようなイメージですね。国内FX業者であれば、通貨ペアは10~50種類程度が一般的です。

国内口座数第1位のDMM.com証券「DMM FX」の通貨ペア例

せんせえ
初心者の人で為替差益を狙ったトレードをする場合には、USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USDといった、どの業者にも取扱いのあるメジャー通貨ペアから取引を始めた方が良いので、最初はあまり意識する必要はありません。

もちろん選択肢が多い方が利益を狙えるチャンスも多いのですが、経験を積み、さらなるトレードチャンスを狙いたい時になってから通貨ペアの数を意識しても遅くはないでしょう。

しかし、スワップポイントを狙ったトレードをする場合は、通貨ペア選びが最も大切です。

トルコリラ(TRY)南アフリカランド(ZAR)豪ドル(AUD)NZドル(NZD)などの高金利通貨と低金利な日本円との通貨ペアは、どこのFX業者でも比較的高いスワップポイントが受け取れます。

短期トレードは取引コスト(スプレッド)に注意

FXでは、新規注文・決済注文の際に発生する取引コストをいかに抑えるかが大切です。

取引手数料は無料のところが多いのですが、スプレッドと呼ばれるコストは業者によってかなりバラツキがあります

売値(Bid)と買値(Ask)の金額は同一ではなく、常に「Bid<Ask」という関係になっています。この金額の差のことをスプレッドといい、どこのFX業者でも必ず発生します。

このスプレッドは、原則固定を売りにしているところもあれば、変動制のところもあり、FX業者にとっては実質的な利益となります。

参考記事FXの手数料であるスプレッド!計算方法と変動理由を知っておこう!

トレーダーにとっては、取引頻度・取引数量が多くなるほど重くのしかかってくる取引コストです。

エントリーした時点では必ず含み損を抱えた状態からスタートすることになるので、少なくともスプレッド分は有利に価格変動しなければ損失になってしまいます。

FX業者選びの際にはなるべくスプレッドの狭い会社を選ぶようにしましょう。

ただし、経済指標発表など重要イベント時には相場が大きく変動するとともにスプレッドも拡大する傾向があるので注意が必要です。

参考記事人気FX業者9社をスプレッドが広がる早朝、指標時で比較してみた

投資資金が少なければ最小取引数量の少ない業者を選ぶ

最小取引数量・最大取引数量は、FX業者と通貨ペアによって異なります。

最小取引数量は、メジャー通貨であれば1,000通貨以上や1万通貨以上が一般的です。

もし投資資金が少なければ、SBI FXトレードでは1通貨以上、マネーパートナーズでは100通貨以上から取引可能です。

FX会社 取引
通貨単位
スプレッド(原則固定) 取引
手数料
通貨
ペア
デモ
口座
ドル円 ユーロ円 ポンド円
SBI FXトレード 1 0.27 0.39 0.89 無料 26 ×
マネーパートナーズ 100 0.3 0.7 1.2 無料 16 ×
ヒロセ通商 1000 0.3 0.5 1.3 無料 50
JFX 1000 0.3 0.5 1.3 無料 24
みんなのFX 1000 0.3 0.4 1.0 無料 16
外為ジャパン 1000 0.3 0.5 1.0 無料 15 ×
外為オンライン 1000 1.0 2.0 3.0 無料 24
YJFX! 1000 0.3 0.6 1.1 無料 22
セントラル短資 1000 1.0 2.0 4.0 無料 24
FXTF 1000 0.3 0.6 2.0 無料 31
外為どっとコム 1000 0.3 0.5 1.0 無料 20
楽天FX 1000 0.3 1.1 1.0 無料 24 ×
マネックスFX 1000 0.2 0.4 1.3 無料 13
FXプライムbyGMO 1000 0.6 0.9 1.8 片道30円 20

参考記事1通貨、100通貨、1000通貨単位比較!FX少額取引業者おすすめランキング

しかし、取引数量が少なければ、いくらレバレッジを高くし短期トレードに徹したとしても利益は微々たるものなので、少額取引はあくまでFXの練習として捉えたほうが良いでしょう。十分な利益を狙うのであれば、それなりの取引数量と投資資金が必要です。

また、南アフリカランド(ZAR)メキシコペソ(MXN)などの高金利マイナー通貨は最小取引数量が10万通貨以上のところも多いです。

最大取引数量には、1注文あたりの上限、1日あたりの上限、通貨ペア別のポジション保有上限、全通貨ペアのポジション保有上限などの種類がありますが、主にスキャルピング、デイトレード、大口取引といったトレードスタイルで気をつけなければならないものなので、最初のうちはあまり意識する必要はありません。

スワップポイントの高い業者を選ぶ

前述の通り、同じ通貨ペアであってもFX業者によってスワップポイントの金額は全く異なります。

GMOクリック証券のスワップポイント

スワップポイントは未決済のポジションを長期間保有することになるので最初が肝心です。

後になって「別のFX業者だったらもっと利益が出ていたはず」ということも当然あり得ますので、十分に調査した上で取引を開始するようにしましょう。

ほとんどのFX業者の公式サイトには、過去のスワップポイントの付与履歴が公開されているので参考になります。

また、トレードスタイルによって複数のFX業者を使い分けることが、効率的に利益を出すためのポイントです。

短期トレードで為替差益を狙う場合はなるべくスプレッドの狭いFX業者を使い、長期トレードでスワップポイントを狙う場合はスワップポイントの付与金額が平均的に高く、未決済でも受け取れるFX業者を利用した方が良いでしょう。

参考記事FX口座を複数開設するメリット・デメリットとおすすめの使い分け方

ロスカット・強制決済を防ぎながら利益を追求する

為替差益とスワップポイントは、どちらもレバレッジを高くするほど少ない資金で取引できるようになるため利益率が上がります。

また、FXの利益には上限がなく、ポジションの保有期限もないので、自分で決済注文を入れない限りいくらでも利益を追求することができます。

しかし、もし予想とは反対に相場が変動し大きな含み損を抱えてしまった場合は注意が必要です。

証拠金維持率がFX業者が定めるロスカット率というものを下回ると、自動的に全てのポジションを反対売買されてしまう「ロスカット(強制決済)」という仕組みがあります。

ロスカット

引用:ヒロセ通商

そのため、為替差益・スワップポイントどちらを狙うにしても、エントリーのタイミングが最も重要であり、いかにロスカットされずに利益を積み上げていくことができるかがFXで利益を出すポイントとなります。

その他の注意点

その他にもFX業者選びで気をつけたいポイントは次のようなものがあります。

  • サーバーの強度
  • スリッページの頻度
  • トレードツールの利便性(パソコン・スマホ)
  • 業者の安全性

サーバーの強度、スリッページの頻度、トレードツールの使いやすさは、FX業者のシステムの問題です。これらの条件が悪いと短期トレードの場合は、利食い・損切りの機会喪失に繋がり兼ねません。

スリッページとは、希望価格とは異なる価格で注文が約定してしまうことで、通信状況・業者のサーバー処理能力、相場状況によってたびたび発生します。)

また、FX業者の安全性が重要なのは、預入している資産の保証はもとより、長期トレードのポジションを数日先から数年先まで保有し続けることができるほど信頼の置ける業者でなくてはならないためです。未決済のポジションを別の業者に移すことはできません。

 

FXの利益と損失はいくらくらい?

FXでは、為替差益の儲けの単位に「pips(ピップス)」というものが使われます。参考書などを見ても必ず出てくるものなので、感覚的に覚えてしまいましょう。

pipsは通貨ペアによってその価値が変わるのですが、ここではわかりやすいようにUSD/JPYで解説します。

1pipsは、「1銭=0.01円」です。

そしてこれに取引数量をかけたものが実際の利益となります。

つまり、USD/JPYのロングポジションを1万通貨1米ドル100円の時にエントリーして101円に値上がりした時(100pipsの値動きがあった時)に決済すると、利益は「100pips=1万円」ということです。

もし、取引数量が10万通貨だった場合は、「100pips=10万円」です。同じ利幅で利益確定をしても、取引数量によって実際の利益は変わります。

取引する通貨単位 利益
1pips 10pips 100pips
10万通貨 1,000円 10,000円 100,000円
1万通貨 100円 1,000円 10,000円
1000通貨 10円 100円 1,000円
100通貨 1円 10円 100円
1通貨 0.01円 0.1円 1円

ちなみに、この利食いをした100pipsという値動きの幅のことを「利幅」と言います。

ロスカットと損失の目安

FXのリスクである、ロスカット・強制決済・追証は、FX口座に預託している資金(口座預託金)を調整することによって回避可能です。

常に「(ロスカット基準額+評価損) < 口座預託金」となるようにしておけばロスカットを防ぐ事ができます。

例えば、USD/JPYのロングポジションを1万通貨1米ドル100円の時にエントリーした場合の必要証拠金は4万円です。

このポジション1つだけで考えた場合、ロスカット率50%のFX業者は「口座預託金ー評価損」が2万円を下回るとロスカットが発動します。

この2万円がロスカット基準額です。

少し極端な例ですが、最近では2018年1月~3月にかけてUSD/JPYが約7円も下落しました。

もしこの時に、1ドル113円で1万通貨のロングポジションをエントリーしてしまっていたとして、ロスカットを防ぐためには9万円以上の口座預託金が必要です。

USD/JPY1万通貨の1pipsの損益は100円(1万通貨×0.01円)

7円は700pipsなので評価損は7万円(700pips×100円)

評価損7万円 + ロスカット基準額2万円 = 口座預託金9万円

短期トレードで為替差益を狙っている場合であれば、本来ここまで損失が膨らむ前に自分で損切りをして損失を最小限に抑えます。

しかし、これがスワップポイントを狙った長期トレードの場合は、一次的にある程度の含み損覚悟の上でポジションを持つ必要があるので、評価損がいくらまでならロスカットに耐えられるかという考え方が重要になります。

 

FXで稼ぐ3つの儲け方

FXは、大きく分けると次の3つの種類が存在します。

  1. 裁量取引
  2. 半自動売買(リピート系注文)
  3. 自動売買(システムトレード)

FXに限らず投資と呼ばれるものは、古くから全て自分の判断だけで取引を行う「裁量取引」が基本中の基本です。

しかし、近年ではトレーダーの負担を軽減したり、効率的に利益を追求したりするため「半自動売買」「自動売買」という手段が普及しており人気を博しています。

初心者の人は、FXの基本的ルールと稼ぎ方が理解でき自分のトレードスタイルが確立するまでは裁量取引で経験を積むことがオススメです。

しかし、いろいろな選択肢があることを知っておくことで、自分のライフスタイルに合った最適なトレード方法を見つけやすくなります。

裁量取引

裁量取引のメリット

  • 売買のタイミング・取引数量が自由に選べる
  • 敢えて「取引をしない」という選択肢もある
  • 大きな為替差益も狙える

裁量取引のデメリット

  • 利食い・損切りを完全に自分の判断
  • 売買のタイミングには分析が必要
  • 取引画面に向かう時間が長い
  • 常に値動きが気になってしまう

裁量取引に向いている人

  • 経験者、または十分に相場分析ができる時間のある人
  • 自制心・計画性のある人

裁量取引に向いていない人

  • 初心者で十分に勉強できる時間のない人
  • 売買のタイミングがわからない人
  • トレードスタイルが確立していない人

裁量取引の特徴

裁量取引は、取引の全てを自分の判断で行うことができるので自由度が高い反面、経験やテクニック・相場の分析能力を求められます

短期的に相場が上がるか下がるか、長期的に上昇トレンドか下降トレンドかを見極める必要があるので、チャートのテクニカル分析・ファンダメンタルズ分析は必須です。

また、一度ポジションを持つと、その後の値動きが気になりパソコン画面に張り付いたり、四六時中チャートをチェックしたりと精神的な負担が大きいことも特徴です。

しかし、相場が読めない時は「取引をしない」という選択肢もあるので、比較的マイペースで続けることができますが、そのためには自制心と計画性が必要です。

裁量取引には知識・経験が必要なので、本業が忙しい人が継続的な利益を上げていくにはある程度時間がかかると思ったほうが良いでしょう。

トレードスタイルと利益の目安

以下の表は、FXの代表的なトレードスタイルの取引頻度と1取引あたりの利幅の目安です。

トレードスタイル 取引頻度 利幅
スキャルピング 数十回/日 1~10pips
デイトレード 数回/日 10~100pips
スイングトレード 数回/月 100~500pips
中長期トレード 数回/年 500~1500pips

まず、普段の生活の中でFXができる時間を考えてみて、自分に可能な取引頻度のトレードスタイルを明確にします。

次に、それぞれの目安となる利幅を参考に、どのくらいの取引数量で注文をしていけばどのくらいの利益が狙えるかしっかりイメージしましょう。

ここを間違えてしまうと、「隙間時間に焦ってギャンブル的な取引をしてしまう」「ダラダラと取引をして一向に利益も上がらない」「日常生活に支障が出る」など、無謀な取引をしてしまいがちです。

このように、自分のライフスタイルに合った十分な投資計画を事前に練る事が大切です。

自動売買(システムトレード)

自動売買のメリット

  • 設定が簡単
  • 利益率や勝率などでプログラムを選択できる
  • 利食い・損切りの判断が人間の感情に左右されない

自動売買のデメリット

  • 運用方法が正しいかどうか判明するのに時間がかかる
  • 取引内容はほぼブラックボックスになっている
  • 高度な自動売買にはプログラミングの知識が必要なものもある
  • 定期的にプログラムの評価と入替が必要
  • 手数料が高い、スプレッドが広い
  • 常時パソコンを稼働させておく必要があるものもある

自動売買に向いている人

  • 裁量取引をする時間のない人
  • 売買プログラムを長期的に評価できる人
  • 十分な資金を用意できる人

自動売買に向いていない人

  • 売買プログラムを長期間運用ができない人
  • 資金の少ない人
  • 投機的なトレードをしたい人

自動売買の特徴

自動売買は、数ある売買プログラムの中から好きなものを稼働させるだけで、勝手に新規注文と利食い損切りを繰り返してくれるため、大幅にトレード時間の節約・精神的負担の軽減を実現してくれる便利なシステムです。

代表的な自動売買のシステムには「ミラートレーダー」と「メタトレーダー」の2種類があります。

ミラートレーダーは、インヴァスト証券の「シストレ24」などが有名で、直感的な操作で初心者でも本格的な自動売買ができます。

myシストレ24

シストレ24は6000種類以上のストラテジー(売買プログラム)をランキングから選択し、運用実績に応じてストラテジーの入れ替えまでも自動で行ってくれます。

さらに高度なプログラミングを駆使して自動売買を行いたい人は、FXトレードフィナンシャルなどで取扱をしている「メタトレーダー」がオススメです。

メタトレーダーは、裁量取引も可能であり、EAと呼ばれる無料・有料の売買プログラムを入手、または自作することで自動売買が可能です。ただし、メタトレーダーでEAを稼働させるには常時パソコンをONにしておく必要があります。

売買プログラムは、相場との相性によっては稼働直後は一時的に連敗をしたとしても、その後、連勝を重ね総合的には大きな利益を生み出せる場合もあるので、長期的に稼働させることが前提条件です。

また、一つの売買プログラムを6ヶ月間稼働させたとしても、稼働時期が違えば最終的に利益となる場合もあれば損失となる場合もあり得ます。

極端な話、売買プログラムと時期によっては含み損を6ヶ月抱えてしまうことも考えられるので、「損切りして売買プログラムを変えるか」「同じ売買プログラムでもう少し粘るか」といった判断は、最終的に人間が下す必要があります。

既存の売買プログラムは、それぞれ性格や特徴・過去の運用成績などは公開されていますが、具体的な注文方法は非公開という点が自動売買の難しいところです。

つまり、自動売買で利益を出していくには売買プログラムがどのような相場が得意か不得意かを見極めるだけの稼働期間・余裕資金が必要です。また、取引回数が多くなるため、取引コストの安いFX業者を選ぶことも大切です。

資金全てをFXの自動売買に投資するのは得策ではありません。

半自動売買(リピート系注文)

半自動売買のメリット

  • 注文内容が明確
  • 少額から自動売買ができる
  • 利食い・損切りの判断が人間の感情に左右されない
  • レンジ相場に強く相場が上がっても下がっても利食いを狙える
  • トレンドが逆転しても注文内容は相場を追従する
  • 常時パソコンを稼働させておく必要がない

半自動売買のデメリット

  • 手数料が高い・スプレッドが広い
  • 暴落・暴騰に弱く損切りロスカットに注意が必要

半自動売買に向いている人

  • 裁量取引をする時間のない人
  • 十分な資金を用意できる人
  • テクニカル分析やファンダメンタルズ分析ができる人
  • 必要な時には稼働停止の判断ができる人

半自動売買に向いている人・向いていない人

  • 資金の少ない人
  • 投機的なトレードをしたい人
  • 十分な相場分析ができない人

半自動売買の特徴

完全な自動売買は、中長期で運用し最終的に利益を出すことができる売買プログラム探しとその組み合わせであるポートフォリオを作成することがトレーダーの主な仕事なので、結果が判明するまでにとても時間がかかります。

その欠点を補うためには、自動売買と裁量取引を同時に行うという方法も有効な手段ですが、FXには「リピート系注文方式」という選択肢もあります。

リピート系注文方式とは、一般的に1注文あたりの利幅・注文間隔・取引数量などの条件をあらかじめ設定し、裁量取引でいうところの「IF-DONE+OCO注文」を繰り返す半自動売買です。

アイネット証券の「ループ・イフダン

コツコツ利益を積み上げるループイフダン

裁量取引で同じ注文を自分で行うこともできますが、同じ条件の注文を仕掛けようとした場合には、大変な手間がかかってしまいます。

それを簡単に設定できるようにしたものがリピート系注文方式です。

主にレンジ相場に有効なトレード方法で、トレンドが反転しても注文内容が相場を追従する、相場が上がっても下がっても利食いを狙えるなどのメリットがあります。

代表的なものには、アイネット証券の「ループ・イフダン」、マネースクエアジャパンの「トラリピ」、外為オンラインの「iサイクル注文」などが挙げられます。

しかし、いずれも別途手数料がかかったり、スプレッドが裁量取引よりも広めに設定されていたりと取引コストは割高です。

また、レンジ相場に強い反面、暴落・暴騰時には含み損を抱えたポジションが大量に作られてしまいます。

いくら「少額投資可能」「自動売買」とは言え、裁量取引・自動売買同様にロスカット・強制決済があるので、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析は必須です。

リピート系注文はいつでも稼働停止することができます。相場が大きく変動する重要イベントに備えることができ、運用資金にも余裕のある人が向いています。

マネフルFX編集部 斉藤

専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。

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