「FXを始めるなら、やっぱり安心できる銀行よね〜」と考えてるあなた!
損しますよ!
現在、利用している銀行からのダイレクトメールで、FXもできることを知って「せっかくだしやってみようかな?」と思った人が多いのではないでしょうか。
でも、銀行のFXサービスは他のFX会社と比べて大きなデメリットが3つもあるんです!
国内でFXができる銀行は「じぶん銀行」「ジャパンネット銀行」「新生銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」「楽天銀行」の6行です。
この記事では、銀行でFXをすることのメリット、デメリットを他社と比較しながら説明していきます。
銀行でFXをすることのメリット
安全性・安心感が高い
銀行は知名度が高く、普段から接する機会も多いため安心感が高いです。
また、銀行によっては高い自己資本比率を維持していることや、国際的な格付け機関における高評価を受けていることから安全性も高いと言えます。
ただし、国内で金融庁から許可を受けているFX業者は全て「信託保全」が義務付けられているため、万が一、FX業者が破綻した場合でも預けた資金は全額返還されます。
つまり、安全性という面では銀行を含めた全FX業者が同じ条件なのです。
利用中の銀行口座から簡単に入出金ができる
現在、利用中の銀行口座からFX口座への振替が簡単にできます。
銀行によっては、普通のFX会社では対応していない土日でも入出金に対応しています。
急な資金が必要となった時でも、柔軟な対応ができることが銀行のFXの利点です。
銀行でFXをすることのデメリット
スプレッド(取引コスト)が高い
FXでは、取引手数料がかからない代わりにスプレッドという取引コストがかかります。FXでかかるコストは実質的にスプレッドだけなので、これが狭ければ狭いほど良いのです。
銀行のFXサービスは、スプレッドがFX業者よりも高く設定されています。
現在、FX業界ではドル円0.3銭、NZドル円1.2銭が業界最狭水準とされており、「DMMFX」や「GMOクリック証券」といった人気FX会社の多くがその水準でスプレッドを提供しています。
それに対し、「じぶん銀行」はドル円2.0銭、NZドル円4.5銭と3〜6倍以上も取引コストが高いのです。
銀行で最もスプレッドの狭い「住信SBIネット銀行」でもドル円0.5銭、NZドル円3.8銭とやはり高いのです。
スワップポイント(金利)が低め
FXでは、外国の通貨を購入することで金利差を毎日受け取ることができます。(スワップポイント)
もしあなたが長期的に外貨を保有してスワップポイントを受け取り続けたいと思っているなら、絶対にスワップポイントの高いFX業者を選んだ方が良いです。
例えば、「ジャパンネット銀行」のNZドル円のスワップは31円ですが、「ヒロセ通商」なら60円と、もらえるスワップポイントに2倍近い差が出るのです。
銀行のスワップポイントは低いとは言いませんが、割と標準的な設定です。
もっと多くスワップポイントがもらえるFX業者はたくさんあります。
取引ツールやアプリが使いづらい
銀行のFXサービスを利用する大きな問題点は取引ツールが使いづらい点です。
チャートやテクニカル指標といった必須機能が乏しい、動作が重い、専用のスマホアプリが用意されていない、などとにかく取引環境はよくありません。
FXで利益を上げていこうとするには厳しい環境と言えるでしょう。
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銀行口座のFXをオススメしない理由
メリット・デメリットを比較してわかるように、銀行のFXは「スプレッドが高い」「取引環境が悪い」ことからFXで短期取引をしていこうと思っている人には向きません。
またスワップポイントの面でも、外貨預金感覚で金利差を狙った長期取引にベストな選択とは言えないでしょう。
ちなみに、「銀行窓口で相談しながらFXをしたい」という人もいますが、その場合はFXではなく外貨預金になります。
外貨預金とFXでは「手数料」「安全性」などの面で圧倒的にFXの方が有利です。
FXは「FX専業会社」「外資系FX会社」「証券会社」「銀行」など50社以上の様々な業者で取引ができます。
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FXのできる銀行口座を徹底比較
ここまでに名前の出た6行の銀行を比較してみましょう。銀行のFXは、総合評価としてはやはりあまり高くありません。
会社 | ||||||
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総合評価 | 73 | 71 | 69 | 60 | 56 | 55 |
スプレッド | ドル円0.5銭 他通貨は広い | ドル円0.3銭 非常に不安定 | ドル円0.5銭 他通貨は広め | ドル円2.0銭 全通貨広い | ドル円3.0銭 全通貨広い | ドル円3.8銭 変動制 |
スワップ ポイント | NZドル35円 豪ドル33円 | NZドル37円 豪ドル38円 | NZドル41円 豪ドル41円 | NZドル34円 豪ドル32円 | NZドル30円 豪ドル30円 | NZドル31円 豪ドル円30円 |
取引ツール | 使いやすい 機能的 | 使いやすい 機能的 | 使いにくい 機能が不十分 | シンプル 機能が不十分 | スマホアプリ無 機能が不十分 | スマホアプリ無 機能が不十分 |
約定力 | 普通 | 悪い よく滑る | 普通 | 普通 | 普通 | 悪い よく滑る |
取引単位 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 10,000 | 1,000 |
サポート | AM9:00~ PM5:00 | AM9:00~ PM5:00 | AM9:00~ PM6:00 | AM9:00~ PM5:00 | AM9:00~ PM8:00 | AM9:00~ PM5:00 |
詳細 |
銀行は企業としての安全性は非常に高いですが、FXトレードをする上で他のFX業者より優れているとは言い難いです。
特にこれからFXを始めようと思っている初心者にはもっと総合的に上回っている口座を検討されることをオススメします。
「他の会社はあまり聞いたことが無いし、よくわからない」という人のために、銀行同様に安全性・信用性が高く、総合的に優れているFX会社をご紹介します。
これからFXを始める方や、メイン口座をお探しの方には次のFX会社が総合的におすすめです。
SBI FXトレードのココがスゴイ!
- 業界最小の1通貨(約5円)から取引可能
- 業界最狭のスプレッド0.18銭
- メジャー通貨のスワップポイントが高い
『SBI FXトレード』は、国内FX会社の中で最小となる「1通貨」単位からの超少額取引に対応しているFX会社です!
1通貨=約4円あれば実際のFX取引が始められるので、「少額からFXをはじめてみたい」「実際のFXを体験してみたい」という初心者の方にぴったりです。
スペックも申し分ない高水準で、1~1000通貨の少額トレードでは業界最狭のスプレッド0.18銭(米ドル円)が提供されており、少額かつコストも抑えてトレードをすることができます。
さらに、SBI FXトレードでは口座開設してログインするだけで必ず500円が入金される特典があるため、自分のお金を使わなくても、ほぼノーリスクで実際のFX取引をはじめることができます。
GMOクリック証券のココがスゴイ!
- FX取引高世界No.1※
- 初心者にも使いやすい取引ツール
- 低スプレッド、高スワップ
『GMOクリック証券』はFX取引高世界第1位※の記録を持つ、『DMM FX』と人気を二分しているFX会社です。
取引ツールの充実度には定評があり、初心者でも使いやすいと評判のツールから、豊富なテクニカル指標が利用できるツールに高性能スマホアプリなど、取引や分析を快適に行うためのツールが盛りだくさん。
さらに全20通貨ペアのスプレッドは業界最狭水準、スワップポイントも高金利と口座スペックもかなりの高水準です!
総合的に高いスペックで、本格的な取引を行いたい方、テクニカル分析に力を入れたい方におすすめのFX会社です。
※ ファイナンス・マグネイト社調べ(2020年1月~2021年12月)
DMM FXのココがスゴイ!
- スプレッドは業界最狭水準!
- FX業界初の「LINEサポート」対応
DMM.com証券の『DMM FX』は初心者から上級者まで非常に多くのFXトレーダーから支持されている人気のFX会社です。
人気の理由は、その総合力の高さ!
DMM FXは初心者の方が取引する上で重要な「スプレッド」「約定力」「取引ツール」「安全性」4つの要素全てが高水準。
特に取引コストであるスプレッドは業界最狭水準かつ安定しているため、国内FX業者の中でもトップクラスに安いコストで取引ができます。
さらに、DMMFXはサポートが充実しているのも初心者におすすめできるポイント。
FX業界では初となるLINEサポートにも対応していて、わからないことがあればLINEを使って気軽に質問することができます。
キャッシュバックやポイント還元など、取引をすればするほどお得なシステムも用意されており、一番はじめに開設するFX口座として、最もおすすめなFX会社です!
DMM FX最新キャンペーン情報
※「お取引まで最短1時間」はDMM FXの申込で『スマホでスピード本人確認』を利用した場合(休業日を除く)
クイック入金に対応しているおすすめのネット銀行
ネット銀行でFXをすることはオススメしませんが、どこか1行開設しておけば入出金時にとても役に立ちます。
ほとんどのFX会社は入金方法に「銀行振込」と「クイック入金」の2種類があります。
クイック入金は、24時間対応、振込手数料無料、リアルタイムで即時反映されるためとても便利です。
FX業者によって、どのインターネットバンキングがクイック入金に対応しているかが異なるのですが、次の7行はほとんどのFX業者と提携しています。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- ジャパンネット銀行
- ゆうちょ銀行
FXをする上では、クイック入金に対応したネット銀行口座を最低1つは持っておくことをおすすめします。