【トレール注文】使い方のコツと取扱FX業者まとめ

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今回は、「トレール注文」の有効な使い方を説明します。

使い所は限られますが、うまく機能させると大きく利益を伸ばすことができる優れた注文方法なので、覚えておいて損はありません。

トレール注文が利用可能なFX業者一覧

トレール注文は全てのFX会社で利用できるわけではありません。

使用している業者で対応しているかどうかよく確認しましょう。

トレール注文とは

トレール注文とは、レートの上昇幅、または下落幅に合わせて、逆指値注文(ストップ)のレート水準をリアルタイムで自動修正する注文方法です。

リスクをコントロールしながら可能な限り利益を伸ばす目的に利用できます。

トレール注文は基本的に、トレンドが続いている場合にのみ力を発揮し、トレンドに逆らったポジションやレンジ相場ではうまく機能しないという特徴があります。

トレール注文のメリット

トレール注文のメリットは、利益が伸びている間はいくらでも伸ばすことができ、トレール幅の設定にかかるまで相場の天井や底を追い続けられることです。

また、自分がチャートを見張っていなくても、相場の動きに合わせて24時間ストップを自動調整してくれるので、常に画面に張り付いている必要がありません。

強いトレンドが発生している時、値動きが瞬時に大きく動いた時などに利用すると効果的です。

トレンド相場で順張りをする時の使い方

まずトレンド相場でのトレール注文をした後の理想的な値動きの一つとして、「リミットまでストップにかからず、反転時にはプラスで決済される」と言う事が挙げられます。

これはあくまで理想であって、トレンドがいつまで続くのか、押し目でどのくらい下がるのかいつ反転するのか、はわかりません。

そのため、トレール幅とリミット注文のタイミングが大事になってきます。

それではチャートを見ながらトレンド相場での使い方の一例を見てみましょう。

このチャートはポンド円15分足で、移動平均線のパーフェクトオーダー状態になっています。(期間8、20、80)

それもMA8を上抜ける事なく下降している強いトレンドが形成されています。

私としてはこの場面、理想的なエントリーポイントが赤丸(140.40)の終値付近なので、

ベストな注文方法としては次のようになります。

エントリー   140.40 ショート
リミット    138.40(200pips目標)
トレール幅   50pips

この時の結果としては139.20でストップにかかり約120pipsの利益が得られる場面でした。

しかし、トレール幅が40pipsであった場合、139.50付近でストップにかかり約90pipsで決済されてしまいます。

さらにトレール幅が小さい場合はマイナス決済の可能性もあります。

トレール幅の設定一つで同じエントリーポイントでも大きく結果が変わってきてしまうので、トレール幅はよく考えて決める必要があります。

トレール注文のデメリット

トレール注文のデメリットは、トレンド方向に順張りでなければ利益を伸ばすことができない点です。

また、スキャルピングはストップにかかる可能性が高いためトレール注文には向いていません。

レンジでは機能しづらい

レンジではトレール幅が狭いとストップがプラス圏に更新される事なくマイナス決済されてしまう可能性が高くなります。

レンジ相場

レンジ上限が139.88、レンジ下限が139.40と上下幅が48pipsのレンジです。

ここで先ほどのトレンド相場のように50pipsのトレール幅を設定すると、ほとんどの注文がマイナスで決済されてしまいます。

完全にレンジであると確信出来る時はトレール注文を使わずにレンジの端々でエントリーし、それぞれ反対の端をリミットとした方が利益を得られます。

レンジ相場であると感じた場合、レンジ相場を得意とする方以外はエントリーもトレール注文もしない方がいいと思います。

逆張りでは利益を伸ばしづらい

トレール注文で逆張りを狙える状況は、「反転時」「トレンドのスタート時」とかなり限られてきます。

相場の底、天井をピンポイントで取らなければいけません。

しかし、強いトレンド発生時に逆張りを仕掛けるのは相当な勝ちパターンを確立している方以外はマイナス決済圏でストップにかかる可能性がとても高くなります。

そのためトレール注文を利用した逆張りで利益を伸ばすのは難しいと考えるのが適当でしょう。

次のチャートは、ボリンジャーバンドの3σで逆張りの売りを入れた場面です。

逆張り

エントリーはヒゲの部分で入ったとして142.00、そこから141.85までの下落で約15pipsの利益が一時的に出ます。

しかし、トレンドの流れは変わらず、その後の上昇でマイナスのままストップにかかってしまう可能性が高いです。

トレール注文の設定値の決め方とエントリーポイント例

トレール注文をした後の理想的な値動きの一つは「トレール幅を超える事無く推移しリミットまで達する」です。

これなら注文後はプラス決済の結果を見るだけのものとなります。

では、この理想的な値動きと結果を得る為にはどうすればいいのでしょうか?

相場の値動きを変える事は出来ないので、私たちに出来る事と言えば「リミットとトレール注文の調整」「トレンドフォローのエントリーポイントで入る事」です。

トレール設定値の決め方

「トレール幅を超える事無くリミットまで達する」にはトレール幅を広く取ればいいだけでは?と思ってしまいますが、大きくマイナス決済になる可能性がある事とその時の損失が大きくなるために正解とは言えません。

トレールの設定値は、その時の相場の動きに合わせるのが一つの正解だと思います。

私が参考にするのは、相場のボラティリティ平均を表示する「ATR(Average True Range)」というテクニカル指標です。

ATRは直近の期間の値動き平均を表示してくれるので、通貨ペアや時間帯によって数値が変わります。

そのATRの数値をトレール設定値の目安にすると、平均的で今の相場にあった設定が可能です。

しかし、リミットに設定する値幅から、どれくらいの時間ポジションを保有する必要があるかを考え、その時間足に応じたATRを見る必要があります。

効果的なエントリーポイントの例

トレンドフォローのエントリーポイントで入った時は、通常の注文の場合でもトレール注文の場合でも理想に近い結果が期待出来ます。

トレール注文がいかに優れた注文方法であったとしても、より良い結果を出すためには良いエントリーポイントで入ることが重要です。

次のチャートは、トレンドフォローで押し目買いを狙ったものです。

押し目買い

スーパーボリンジャーで+1σを「押し目」にその後も+1σに沿っての上昇トレンドが発生しています。

重要なのは、きちんとトレンドが出ていること、押し目で買えていることです。

チャート前半はスーパーボリンジャーが収縮して小幅なレンジとなっていること、そこから大きな陽線でトレンドの発生を予感させること、スーパーボリンジャーの+1σで反転したこと、を確認しての買いポイントとなります。

まとめ

トレール注文はとても便利で「最強の注文方法」という人もいるくらいですが、使い所が限られますし、使用する人の実力も必要となってくる注文方法です。

しっかり相場の流れに乗れる人で、デイトレードやスイングトレードを行う人のみトレール注文は有効に使えると言っていいでしょう。

マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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