住信SBIネット銀行(Oh! FX)のサービスは他社と比較してどうなのか、口コミや評判はどんな感じなのか気になりますよね。
この記事ではFX歴12年の専業トレーダーが「住信SBIネット銀行の評判、他社と比較した強みと弱み」を徹底解説します。
住信SBIネット銀行のFXには、店頭取引の「Oh!FX」と取引所取引の「くりっく365」の2種類があります。
「Oh!FX」の方が全体的に優れているので、そちらをメインに詳しく見ていきましょう。
総合評価と特徴
住信SBIネット銀行の総評
総合 | スプレッド | スワップ | 約定力 |
---|---|---|---|
69 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
取引ツール | 情報量 | サポート | |
★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
ちなみに、FX初心者向けにおすすめの口座は次の記事をご覧ください。
住信SBIネット銀行の特徴
「Oh!FX」と「くりっく365」の違い
Oh!FXとくりっく365を比較すると、Oh!FXの方が「スプレッドが狭い」「レバレッジの選択コースが多い」「1000通貨から取引可能」な点で優れています。
口コミと評判
住信SBIネット銀行FXの良い評判
住信SBIネット銀行の口座からすぐに入出金できるのが便利です。銀行なのでクリーンなイメージがあり安心できます。
またレバレッジを自分で選ぶことができるので、為替リスクを抑えることができて良いんではないでしょうか。
高金利で話題のトルコリラが取引できるのは良いと思います。
住信SBIネット銀行FXの悪い評判
取引ツールが不便で使いづらいです。他の会社のものと比較すると機能性も見た目も劣っています。
サポートやシステムも良いわけではなく、ここを使う理由が見つかりません。
1000通貨のミニ取引で手数料が取られるというのは今時ありえない。手数料が片道50円なので、往復だと100円、スプレッドに換算すると10pips分です。勝ちたい人は他を選んだ方がいいです。
スプレッドが大きいし、ツールも使いにくい。あと、注文してから約定されるまでの時間が長い。もっと利用者のことを考えてほしいです。
住信SBIネット銀行のメリット・デメリット
スプレッドと手数料はやや高め
住信SBIネット銀行Oh!FXは、ドル円のスプレッドが0.5銭と低めですが、それ以外の通貨ペアは広めに設定されています。
国内のFX口座数が80万を突破しているDMM.com証券の「DMM FX」と比較してみましょう。
参考記事250人の口コミと評判で分かった「DMM FX」の真実銀行系のFXサービスの中では頑張っている方ですが、見比べるとやはり損した気分になってしまいます。
また、1000通貨単位のミニ取引では片道50円の取引手数料がかかるのでかなり不利です。
通貨ペア | 住信SBI ネット銀行 | DMM FX |
---|---|---|
USD/JPY | 0.5銭 | 0.2銭 |
EUR/JPY | 2.0銭 | 0.5銭 |
AUD/JPY | 2.0銭 | 0.7銭 |
GBP/JPY | 3.0銭 | 1.0銭 |
NZD/JPY | 3.8銭 | 1.2銭 |
ZAR/JPY | 3.8銭 | 1.0銭 |
TRY/JPY | 10.0〜20.0銭 | - |
MXN/JPY | 5.0銭 | - |
EUR/USD | 1.0pips | 0.4pips |
※2019年12月25日時点
※スプレッド原則固定
チャートとスマホアプリは機能が物足りない
住信SBIネット銀行FXの取引ツールは、スマホアプリ(iPhone、Android)、ウェブブラウザ版の2種類があります。
スマホアプリ「Oh!FX」
基本的な機能が足りていない。注文の変更は価格しかできず、数量やIFD等の変更ができない。
あとスマホの画面をつけっ放しにしないとアラートが鳴らない仕様は酷いと思う。
スマホアプリはシンプルで軽い操作感が特徴です。
レート一覧、チャートから直接注文可能、ワンクリックでスピード注文、テクニカル指標の表示など基本的な機能は揃っています。
ただ、あくまで最低限の機能しかないので、スマホメインで取引をするのは厳しいです。
スマホアプリメインでFXをする人は「スマホでFXするならこれ!初心者おすすめアプリの比較ランキング」の記事でおすすめを紹介しているので参考にしてみてください。
PC取引ツール
PC用の取引ツールはブラウザ版のみです。
テクニカル指標は21種類が利用可能ですが、他はチャート、注文機能、投資情報の最低限な機能しか用意されていません。
これから本気でFXを始める人には物足りないでしょう。
FXチャートソフトおすすめランキング!FX会社6社の分析ツール比較
Mac対応FX会社の無料チャートソフト・取引ツール比較!おすすめ業者はここ!
スワップポイントは高め
住信SBIネット銀行FXのスワップポイントは比較的高めです。
「GMOクリック証券」「JFX」「ヒロセ通商」などもっと高いスワップポイントがもらえる業者もありますが、全体的には優秀な部類に入ります。
レバレッジ設定はコースから選択できる
住信SBIネット銀行FXでは1倍、3倍、5倍、10倍、25倍の5つのレバレッジコースから自分で選択することができます。
レバレッジコース | 必要証拠金 |
---|---|
レバレッジ1倍コース | 取引金額の100% |
レバレッジ3倍コース | 取引金額の33% |
レバレッジ5倍コース | 取引金額の20% |
レバレッジ10倍コース | 取引金額の10% |
レバレッジ25倍コース | 取引金額の4% |
レバレッジが高いほど危険、と思う人もいるかもしれませんが、同じ資金量でFXをした場合、25倍の方が必要証拠金が少なく済むのでロスカットされるまで余裕があります。
つまり、レバレッジが高い方が急激な変動にも耐えられるということです。
レバレッジ25倍は危険?FX初心者におすすめの設定倍率は何倍?
結論:住信SBIネット銀行はFX初心者にはおすすめしない
住信SBIネット銀行FXは企業としての安全性は非常に高いですが、FXトレードをする上で他社より優れているとは言い難いです。
特にこれからFXを始めようと思っている初心者にはもっと総合的に上回っている口座を検討されることをオススメします。
「他の会社はあまり聞いたことが無いし、よくわからない」という人のために、住信SBIネット銀行FX同様に安全性・信用性が高く、総合的に優れているFX会社をご紹介します。
これからFXを始める方や、メイン口座をお探しの方には次のFX会社が総合的におすすめです。
SBI FXトレードのココがスゴイ!
- 業界最小の1通貨(約5円)から取引可能
- 業界最狭のスプレッド0.18銭
- メジャー通貨のスワップポイントが高い
『SBI FXトレード』は、国内FX会社の中で最小となる「1通貨」単位からの超少額取引に対応しているFX会社です!
1通貨=約4円あれば実際のFX取引が始められるので、「少額からFXをはじめてみたい」「実際のFXを体験してみたい」という初心者の方にぴったりです。
スペックも申し分ない高水準で、1~1000通貨の少額トレードでは業界最狭のスプレッド0.18銭(米ドル円)が提供されており、少額かつコストも抑えてトレードをすることができます。
さらに、SBI FXトレードでは口座開設してログインするだけで必ず500円が入金される特典があるため、自分のお金を使わなくても、ほぼノーリスクで実際のFX取引をはじめることができます。
GMOクリック証券のココがスゴイ!
- FX取引高世界No.1※
- 初心者にも使いやすい取引ツール
- 低スプレッド、高スワップ
『GMOクリック証券』はFX取引高世界第1位※の記録を持つ、『DMM FX』と人気を二分しているFX会社です。
取引ツールの充実度には定評があり、初心者でも使いやすいと評判のツールから、豊富なテクニカル指標が利用できるツールに高性能スマホアプリなど、取引や分析を快適に行うためのツールが盛りだくさん。
さらに全20通貨ペアのスプレッドは業界最狭水準、スワップポイントも高金利と口座スペックもかなりの高水準です!
総合的に高いスペックで、本格的な取引を行いたい方、テクニカル分析に力を入れたい方におすすめのFX会社です。
※ ファイナンス・マグネイト社調べ(2020年1月~2021年12月)
DMM FXのココがスゴイ!
- スプレッドは業界最狭水準!
- FX業界初の「LINEサポート」対応
DMM.com証券の『DMM FX』は初心者から上級者まで非常に多くのFXトレーダーから支持されている人気のFX会社です。
人気の理由は、その総合力の高さ!
DMM FXは初心者の方が取引する上で重要な「スプレッド」「約定力」「取引ツール」「安全性」4つの要素全てが高水準。
特に取引コストであるスプレッドは業界最狭水準かつ安定しているため、国内FX業者の中でもトップクラスに安いコストで取引ができます。
さらに、DMMFXはサポートが充実しているのも初心者におすすめできるポイント。
FX業界では初となるLINEサポートにも対応していて、わからないことがあればLINEを使って気軽に質問することができます。
キャッシュバックやポイント還元など、取引をすればするほどお得なシステムも用意されており、一番はじめに開設するFX口座として、最もおすすめなFX会社です!
DMM FX最新キャンペーン情報
※「お取引まで最短1時間」はDMM FXの申込で『スマホでスピード本人確認』を利用した場合(休業日を除く)
住信SBIネット銀行FXのよくある質問
ロスカット基準について
ロスカットアラームとロスカット基準はレバレッジコースによって異なり、また自分で設定することができます。
実質証拠金額が必要証拠金額に対してロスカット水準を下回ると、預託証拠金率が100%以上になるまでポジションが強制決済されます。
また、毎為替取引営業日終了時点で、預託額が取引金額の4%に満たない場合は追加証拠金(追証・マージンコール)が発生します。
預託証拠金率(証拠金維持率)は「有効証拠金÷必要証拠金×100」という計算式を使って出すことが出来ます。
デモ口座について
多くのFX会社には、バーチャルでトレードをして取引ツールの使い勝手や取引自体に慣れるためのデモ口座がありますが、SBIネット銀行FXでは用意されていません。
FXの練習はデモトレードアプリがおすすめ!練習方法と無料デモ口座
取引時間について
SBIネット銀行FXの取引時間は以下の通りです。
確定申告について
FXで年間を通して利益が出た時、もしくは損失を繰り越したい時は確定申告をしなければいけません。
その際に必要になる年間損益報告書は、Oh! FX 取引画面の〔報告書閲覧〕でダウンロード、印刷することが可能です。
【2018】FXの税金まとめ!確定申告いくらから、経費、税率など
退会・口座解約方法について
SBIネット銀行FXでは、FX口座のみを解約することはできません。
銀行の代表口座解約時に、Oh! FX 口座も解約されます。