この記事では、インヴァスト証券「シストレ24」を実践検証している人たちの口コミや評判を紹介し、実際勝てるの?といったところを徹底解説します。
- これからシストレを始める人
- 現在、シストレ24で儲かっていない・失敗した人
のためにどういった基準でストラテジーを探していけばいいのかも解説します。
FXのシステムトレードに興味がある人はぜひ参考にしてください。
あなたがシストレ24を始めるべきかどうか、勝つためにどうすればいいかがわかります。
目次
シストレ24フルオート実践検証者の口コミ
シストレ24には、ストラテジーを自動選択してくれる「フルオート」という機能があります。
シストレ24の一機能にすぎませんが、皆が気になる機能なので、まず「フルオート」の口コミを見てみましょう。
フルオート自体は数多く種類があり、フルオートの成績を競う「俺のフルオート」という大会も数回開催されていますが、それでもなかなかうまく機能しているとは言い難いかもしれません。
今年はイン〇ァスト証券のシストレ24では30万円ほど大損がある
それを差し引かないと(;´Д`)
オススメの上位のばかり選択して入れ替えしたりしてもうまくいかなかった
底値売り、天井買い・・・私でもしないような事をフルオートでやってくれる;— さな株FX (@kawase_like) 2016年12月19日
シストレ24
フルオート
7週目。
190万スタートなのでマイナス17万です。
先週一時的にプラ転したのに、利確せず、結局マイナスに。
すべてオートに任せるのはよくないのか。。。 pic.twitter.com/j8nmOg1VG3— MWM (@MWM88370645) 2017年3月25日
シストレのフルオート機能が訳のわからんストラテジー入れて今までの利益消し飛ばしよったからフルオート解除して自分で入れ替え。ていうかフルオートやることなさすぎて暇すぎ。
— ガーベラ・仮想通貨バブル体験中 (@04_gerbera) 2017年10月12日
シストレ今週からフルオートは新規は停止しました。唯一ずっと使ってるストラテジ-が➕収支なのでこれを1本稼働させる事にしました。
結局1度も枚数上げる事無く終了(笑)
途中1000通貨でやれる様になってまた5000通貨に戻された時がやめ時だった気がしますねぇ— 投資ねこ (@othLNdUrblEeRpq) 2017年10月29日
シストレ24の口コミ
次に、フルオートではない、自分で選んだストラテジーで実践している人の口コミを見てみます。
シストレ24 の結果(・ω・)
マイナスですわ( ゚д゚)
結構天井ロングの底ショートが多くて損切りばっか。
金曜の22時に前回安値まで下がってきてまた反発するかと思い手動で決済(・ω・)
実際反発してあがったけど最終的には安値更新だから手動で利確しなきゃ良かった笑 pic.twitter.com/KjNVRudBOR— たんじろー (@1012_koo) 2017年2月5日
4月のシストレは対前月+8,165で月間TTL△48,916、年間TTLは△47,670
2月3月4月と負け越してついにマイ転!1月の利益を全部食い尽くしました。111円→108円→111円と動きの大きかった月でしたがうまくハマらず。ストラテジーを変更しました。#シストレ24 pic.twitter.com/3QkO58eBxw— あられさん(FXで小遣い稼ぎ) (@kwakabayashi) 2017年5月10日
シストレ24ユーザーの人って勝ってるのかな〜?最初は我慢どころと思ったけど損切りされまくって撤退…トライオートFXに転換したけど、こっちの方が個人的にはあってるかなー
— ($▽$) (@masa_nyannyan) 2017年4月9日
10年以上FXで生活をしている専業トレーダーです。
インヴァスト証券はクリック365が出来た頃からの付き合いです。
主にFX24にて取引を行っています。
シストレ24が出来た時に1年ほど100万を入金してシストレをやりました。
様々なストラテジーがありますが、それぞれ特徴があるのは皆さんご存じと思います。
その当時、私はシストレ24の全てのストラテジーを検証しました。
基本的に私の取引方法はスイングです。(FX24にて)
実際に自分自身の取引とシストレで100万円に対しての1年間の利益率を見てみると…
FX24口座は148%でシストレ24口座は92%
ストラテジーを徹底的に検証したにもかかわらず、ストラテジーを巧く使いこなせませんでした。
やはり、ストラテジーにはその時々によって正体が変わります。
為替を熟知しているとは思っていましたが、ストラテジー攻略はできませんでした。
私的にはストラテジーは大きな動きには弱いと思います。
初心者の方にはシストレはお勧めできません。
(現在はシストレのツール等がもっとわかり易いとは思いますが…)
出典:Kakaku.com
残念ながら、実践している人達の結果を見ると、「勝てない」「大損した」という口コミも多いです。
ストラテジーには「平均利益」「収益率」「Tスコア」などこれまでの運用実績が表示されていて、うまく稼いでくれそうなストラテジーを選ぶだけなのにどうして多くの人が勝てていないのでしょうか?
ちなみに、口コミにある「トライオートFX」もインヴァスト証券の自動売買サービスです。
初心者でも勝てるシストレ24の始め方とは?
シストレ24で勝つためには「資金管理」と「ストラテジーの選び方」が最重要です!
むしろそれしか重要ではありません!
そのため、これからシストレ24を始める人、現在勝てていない人は次の2つを意識する必要があります。
シストレで重要なことは資金管理の徹底
シストレ24
ついさっきロスカットがあって、損失が48%に…。と言っても、15万くらいなんだけど^^;シストレはある程度の資金で運用しないとダメだなー。残念だけど、残りを裁量取引きの口座に移そう。
資金ができるまでは、結局裁量取引きが一番かな(*´-`)
— めたふろ (@metafuro) 2017年4月24日
証拠金に余裕を持って開始すること
まず、シストレ24を始めるためにはある程度の資金量が必要となります。
多くのストラテジーは、いくつもポジションを持ち、ナンピン、ピラミッティングなどの積み増しもします。
またシストレ自体、基本的には中長期の長めのスパンで損益を判断するものです。
そのため、「ある程度のポジション量を保有して、中長期の成績を判断できる資金量」が必須なのです。
ストラテジーごとに「推奨証拠金」が表示されているので、できるだけそれを上回るようにしましょう。
投資先を複数選んでリスクを分散すること
また、投資資金の配分も重要です。
負けている人の多くが、1つのストラテジーや通貨ペアだけに資金を集中させたり、その日の気分でポジション量を決めてしまっています。
2017年最優秀ストラテジーに輝いたKingSwordでも2018年5月半ばまでの6ヶ月の成績は-82.2%です。
何も考えずに過去の栄光を信じて1箇所全力投球をしているとほぼ全ての資産を失います。
できるだけ複数のストラテジーや通貨ペアに投資することでリスクを分散させ、一度に大きなドローダウンを出さないことが大事です。
MYシストレ24でストラテジーを正しく分析すること
「MYシストレ24」は、ストラテジーがどのような相場に強いのか、弱いのかを過去の実績データやバックテスト結果から分析するツールです。
シストレ24は、何も考えずに成績上位のストラテジーを組み入れてれば勝てるというわけじゃありません。
ストラテジーがどんなものなのかしっかり分析して多様なパターンで組む、今の相場に合いそうなストラテジーを随時選択する必要があります。
取引結果は、ストラテジーの能力次第で大きく変わるため、あなたはとにかくストラテジーの分析に一番時間を使うべきなのです。
シストレ24で利益が出せるかどうかは、「最適なストラテジーの選択ができるかどうか」にかかっています。
ストラテジーの選び方で気をつけること
シストレ24は全部やったわけじゃないけど、ナンピン系の自動売買が多い感じだ。これだと勝率は良くなるけど、一発トレンドが出来たら大負けなので、儲からない。勝っているシステムをドンドン選択して、大負けを繰り返す事になると思う。
— サ・酒田 (@shinji257x) 2017年2月11日
まず、自動売買システムでストラテジーを選ぶ際に気をつけないといけないことは、勝率ばかりを重視しないことです。
利用者の立場からすると「勝率が高い方が安心」ですし、その方が利益が出そうなのですが真逆です。
ナンピンを多用したり、損大利小の取引をするシステムは勝率こそいいですが、一度の負けで大きく利益を吐き出します。
上位のストラテジーだったとしても、トレンドに逆らったポジションを取る逆張りシステムを選ぶときは注意が必要です。
上記のストラテジーは、投資収益率152.12%を実現しており「実現損益TOP100」「週間TOP100」「T-ScoreTOP100」などとても好成績です。
ここで気をつけて見るべきは、97.86%というあまりの勝率の高さと、最大ドローダウン-2.40pipsという小ささです。
取引回数が140回もあるにも関わらず、このような好成績は普通の裁量トレードではまあ起こり得ないわけです。
含み損が膨らんでも同値などに戻ってくるまでひたすら我慢するストラテジーだということが予想できます。
このタイプは含み損のポジションが同値まで戻ってこなかった時に、大幅な損切りを余儀なくされます。
いざ、一度でも本気の損切りをさせられる相場になると、上記のようなパフォーマンスとはほど遠くなるということです。
また、トレンドの方向がずっと同じ場合はパフォーマンスが良いが、トレンド転換やレンジ相場入りすると連続損切りでドローダウンが大きくなるようなことも多いです。
重要なのは、そのストラテジーが順張りなのか逆張りなのか、トレンドに強いのかレンジに強いのかを見極めることです。
シストレ24で儲かってる人も多い
【シストレ24】
現在7月24日から17連勝中。
どこまで連勝が伸びるか楽しみです。 pic.twitter.com/EkUsuHOHzg— mirai0002@FXトレーダー (@mirai00021) 2017年7月31日
シストレ24は20kプラスになってました。昨日は結構凹んでいたので嬉しい。
— ジェフ・フミンクリン (@fumigen88) 2016年12月23日
先月28日から始めたシストレ24、3週間で10万円プラス(投資資金55万円)(^_^)/
— 四葉のブラウン (@isdm1600) 2016年12月16日
6月のシストレは対前月△86,654で月間TTL+32,056年間TTL+103,094。
2連勝!今月はドル円で言えば110円~112円をさまよった印象。111→109→112。序盤の円高の局面では対応できなかったが、終盤に見事リカバリー。含み益もいい感じ。#シストレ24 pic.twitter.com/7vdXmoCad6— あられさん(FXとちょっと株) (@kwakabayashi) 2017年7月2日
シストレ24の運用5ヶ月目突入。
右肩上がりぃー pic.twitter.com/n3LNFb1xoD— naop (@naop_fx) 2017年6月1日
何も考えずにシストレをして誰でも簡単に利益を出せるわけではない、ということはお分りいただけたと思います。
しかし、うまく運用できれば自分が相場を見ていないときでも自動で利益を出してくれる素晴らしいシステムであることは事実です。
もしあなたにうまくストラテジーを選ぶ自信があるなら、試しにやってみるのがいいでしょう。
裁量トレードに慣れた人はリピート系注文の方が向いてる
システムトレードは、ストラテジーを自作しない限り他人任せの運用となんら変わらない仕組みです。
裁量トレードに慣れた人なら「ループイフダン」や「トラリピ」といったリピート注文系の自動売買の方が良い成績を出せる可能性が高いです。
自分で自動売買の設定を決めるので「なんでこんな下手くそなトレードしてるんだ!」とストラテジーに文句を言いたくなるようなことは起きません。
難しいプログラムの知識等は一切必要なく、リピート系注文初心者でも簡単に始めることができます。
リピート系自動売買の説明や、どのサービスが良いのかは次の記事で徹底比較しているので参考にしてみてください。
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【口コミ・成績比較】FX自動売買おすすめランキング2022年最新版!検証結果と評判でわかる本当に良い自動売買
この記事では、FX歴10年のプロトレーダーが初心者でも勝てる本当におすすめのFX自動売買システムを比較し、徹底解説していきます。 西畠全てのFX自動売買システムで口座開設し、…
インヴァスト証券には、「くりっく365」「トライオートFX」「シストレ24」「FX24」といった複数のFXサービスがあり、その中から、自分に最適なもので取引できます。
このページでは、「シストレ24とは具体的にどのようなものか?」を説明していきます。
少し専門的で難しいかもしれないので「シストレ24の公式サイト」を見た方がわかりやすいかもしれません。
システムトレードについて
システムトレードは、世界的にMirror Trader(ミラートレーダー)系と、MetaTrader 4(メタトレーダー4、MT4)系のプラットフォームが最も有名であり、日本の多くのFX会社にも採用されています。
シストレ24はミラートレーダー系で、システムトレードができるFX会社の中でも特に人気のサービスです。
シストレとは?
システムトレードとは、いわゆるコンピューターによるFX自動売買のことです。
自動売買と聞いて、「コンピューターが勝手に自分の大切な資産を取引するなんて恐ろしい!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、プロの投資家ではない初心者が、いきなりFXの裁量取引を始めることも実に恐ろしいことだとは言えないでしょうか?
初心者は、FXで注文1つするのにも、それなりの学習が必要です。
たとえ、指値・逆指値またはIFDONE+OCO注文など、リスク回避の注文方法を学習したとしても、日常生活の中で相場を予想し、1つ1つ発注を出し、常に為替レートに気を配り、必要であれば決済や証拠金追加などをすることは、日々の忙しさの中では大変なストレスにもなります。
損得が関わることなので、感情的な判断をしてしまうこともあるでしょう。
しかし、シストレなら、「もう少し、待てば状況は良くなるはず!」といった「人間の感情」を一切排除した取引が可能なため、利食い・損切りのタイミングを逃すことはなく、淡々と決められたルールに沿って取引を繰り返してくれます。
そのため、着実に利益を積み重ねてくれる投資方法の1つとして注目されているのです。
そして、その自動売買をしてくれるプログラムのことを「ストラテジー」と呼びます。
ストラテジーとポートフォリオ
ストラテジーとは、日本語で「戦略」という意味です。
シストレ24で、あなたができる部分は、このストラテジーを「選択して稼働させる、停止させる」ことのみです。
ストラテジーは複数選択でき、特性が異なるストラテジーを、「ポートフォリオ」という運用場所に登録してリスクを分散しながら運用します。
そのため、ストラテジーとポートフォリオは、シストレ24の要と言っても良いでしょう。
ストラテジーって信用できるの?必ず勝てるの?
という、疑問も湧いてきます。
ストラテジーは、世界中のストラテジープロバイダーと呼ばれる開発元で、実に多くの種類が開発されています。これはプロの投資家の注文方法や取引ルールといった、ノウハウを凝縮したものです。
シストレ24では、さらにその中で利益率が高い優秀なものを選抜した結果、他社を圧倒する約6,000種類以上を提供しています。
しかし、いくら優秀なストラテジーだからと言って、それを選べば必ず利益が上がるとは限りません。相場の動きにマッチしなければ損失を出します。
では選択したストラテジーは一体どのような取引をするのでしょうか?
ストラテジーを理解する上で最も大切なポイントは「売買シグナル」というものです。
実は全てのストラテジーは、まだあなたが稼働させていなくても、常に現在の相場を監視しており、勝手に「売り」「買い」の判断をして建玉を保有します。
このストラテジーの「売り」「買い」の判断を「売買シグナル」と言います。
しかし、まだ稼働させていないのに、建玉を保有しているというのはどういうことでしょうか?
あなたが稼働させていないストラテジーが保有している建玉というのは、あなたにとっては、まだ「自動で行われたデモ取引」の段階であり、あなたは傍観者です。
しかし、そのストラテジーを稼働させている他の人にとって見れば、「自動で行われた現実の取引」であり、その人は参加者の一人です。
そのため、あなたは「自動で行われたデモ取引=保有建玉の状況」と、「過去の取引履歴や評価・成績」から、そのストラテジーの品定めをして、採用するか判断しなくてはなりません。
そして、実際にストラテジーを稼働させると、現在の保有建玉は一旦無視され、ストラテジーが次の売買シグナルを出した時に初めてあなたも建玉を保有して、そのストラテジーの参加者となります。
ただし、稼働させなくても、現在ストラテジーが保有している建玉を利用して、途中から取引に参加することも可能です。(ジョイントレード・エクストラトレード)
インヴァスト証券「シストレ24」の特徴
以下に、シストレ24の特徴をまとめます。
シストレ24 | |
---|---|
約定形態 | 店頭FX |
手数料 | 0円 |
最低取引数量 | 5,000通貨 |
取引単位 | 1,000通過 |
発注上限 | 1,000,000通貨 |
建玉上限 | なし |
通貨ペア数 | 27 |
スプレッド (ドル円) | 変動制 後述のスプレッド欄を参照 |
スワップ (豪ドル買) | 30円 2017/2/2/時点 |
取引ツール | Myシストレ24(PC、スマホ) ミラートレーダー(PCのみ) |
裁量トレード | ミラートレーダーのみ可 |
自動売買 | 選択型ストラテジー売買 |
取引数量
基本的に最小取引数量は、5,000通貨ですが、ストラテジーによっては5,000通貨以上の場合もあります。
取引単位は1,000通貨単位、発注上限は1,000,000通貨です。建玉に上限はありません。
通貨ペア
通貨ペアは、インヴァスト証券のFX商品の中でもシストレ24が最も多い27通貨ペアです。
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 |
豪ドル/円 | カナダドル/円 | ユーロ/米ドル |
スイスフラン/円 | NZドル/円 | 南アランド/円 |
豪ドル/米ドル | 米ドル/カナダドル | 英ポンド/米ドル |
米ドル/スイスフラン | NZドル/米ドル | ユーロ/英ポンド |
ユーロ/豪ドル | ユーロ/カナダドル | ユーロ/スイスフラン |
ユーロ/NZドル | 英ポンド/豪ドル | 英ポンド/スイスフラン |
ポンド/NZドル | 豪ドル/カナダドル | 豪ドル/スイスフラン |
豪ドル/NZドル | カナダドル/スイスフラン | NZドル/スイスフラン |
シストレ24のスプレッドと手数料
シストレ24では、取引助言報酬というものが1,000通貨当たり1円かかり、スプレッドに含まれています。これは、ストラテジー利用料のようなものです。
そのため、その他のFX商品に比べスプレッドが広いのですが、自動売買のメリットを考えると、手数料としては妥当であると言えます。
スプレッドは変動制のため2017年9月26日16時のものを参考値として貼っておきます。
売買手数料、口座開設費用・口座管理費用は無料です。入出金手数料は、即時入金サービスを利用すれば無料となります。
取引の手順
シストレ24の基本的な取引の手順は、以下の通りです。
- ストラテジーを検索する
- 優秀なストラテジーを見つける
- そのストラテジーの推奨証拠金を目安に入金する。
- いくつかのストラテジーをポートフォリオに追加し稼働させる
- 定期的にストラテジーを入れ替える
シストレ24のトレーダーは、よく「サッカーチームの監督」に例えられます。
自分自身がサッカーチームの監督になり、相手チームを分析し(現在の相場を分析)、自チームに所属する選手の特徴を分析し(ストラテジーの分析)、最適な選手でチームを編成し(相場に合うストラテジーをポートフォリオに追加)、試合中に調子の悪い選手が出たらすぐ選手交代をし(相場の状況に応じてストラテジーを入れ替え)、ひたすら勝利を目指すのです(利益を出す)。
また、選手に指示を出して勝負をかけることもできます(ジョイントレード・エクストラトレード)。
そして、シストレ24はサッカーと違い、監督自身も試合に参加できることができます(マニュアル注文)。
ストラテジーの検索と選び方
では、トレーダーは何を基準にストラテジーを選べば良いのでしょうか?
ストラテジーは、シストレ24にログイン後のトップ画面にあるストラテジー検索画面に一覧表示されます。
ストラテジー毎に、T-score 、ストラテジー名称、ステータス、通貨ペア、収益率 (%)、実現損益(円)、推奨証拠金(円) 、これまでの取引回数が確認できます。
T-scoreとは、ミラートレーダーを提供しているイスラエルのTRADENCY(トレーデンシー社)が、過去のパフォーマンスを元に独自計算したストラテジーの評価指数です。ストラテジー選びの判断材料の1つにはなりますが、これだけでは信頼性に欠けます。
注目すべきは、ストラテジー毎の期間内の収益率(%)、実現損益(円)といった過去の成績です。収益率や実現損益が高いものほど信頼性があると言えます。
また、ストラテジー名称をクリックすると、ストラテジーカードという、さらに詳細な過去データ(取引履歴や統計情報)が表示できます。
取引履歴はCSV形式のファイルで出力可能なので、Excelなどで一覧表として確認もできます。
そして、そのストラテジーカードにある「プロフィットファクター」と呼ばれる数値がとても重要です。
プロフィットファクターは「実現益÷実現損」で計算された数値であり、「1」以上であれば優秀なストラテジーと言えます。
通常は1.5~2.0が適正で、3.0以上はかなり優秀なストラテジーと言えます。
必要証拠金の入金
ストラテジー毎に設定されている、推奨証拠金を目安にMyページの「帳票/入出金」メニューから入金します。クリック365、FX24の口座から振替も可能です。
ストラテジーの入れ替え
例え、優秀なストラテジーを選んだとしても永遠に勝ち続きけることはありません。
そのため、そのストラテジーがどのような相場にマッチしているのかといった性格を分析し、相場の状況に応じて入れ替えをすることが大切です。
まず、現在稼働中のストラテジーを「停止」または「削除」します。停止は、そのストラテジーがポートフォリオに残り、いつでも再稼働が可能な状態となります。
削除すると、文字通りポートフォリオから削除され、同じストラテジーを再稼働したい場合は、ストラテジー一覧から検索し直す必要があります。
ストラテジーを停止・削除すると、それ以上は新規建玉を保有しなくなりますが、現在保有中の建玉は同時に決済はされず、その後、自動売買にて決済されます。
そのため、保有中の建玉も全て決済したい場合は、停止・削除する前に、必ず手動で決済をする必要があるのでご注意ください。
取引システムは2種類
シストレ24の取引ツールは2種類あり、「Myシストレ24」と「ミラートレーダー」です。ミラートレーダーは、トレーデンシー社が開発したプラットフォームをそのまま利用できます。
Myシストレ24は、そのミラートレーダーをプラットフォームに利用したもので、インヴァスト証券が独自のアレンジを加えた取引ツールです。
さらに、どちらの取引ツールもバックシステムに世界的にプロの投資家から定評があるCurrenex(カレネックス社)の約定システムを採用しているため、約定スピード・処理能力に優れています。
PCは、シストレ24・ミラートレーダーともに、ブラウザ型のWEB取引ツールで、動作推奨環境はWindows、ブラウザは、IE11、Chromeです。
ミラートレーダーはFirefoxにも対応しています。スマートフォンMyシストレ24のみで、iPhone、Androidともに対応しています。
Myシストレ24
Myシストレ24は、ミラートレーダーをプラットフォームとする、インヴァスト証券オリジナルの取引ツールです。
そのため、ミラートレーダーから一定時間ごとに情報取得をするため、リアルタイムではありません。
しかし、その反面ミラートレーダーに足りない、見やすさと使いやすさがプラスされています。
まず、ボタンやアイコンが、よりビジュアル化されており、直感的で分かりやすい画面構成になっています。
全体的にはダークな色使いなのですが、ボタンを見れば何の機能なのかが一目で分かります。
また、利用できるストラテジーも種類が多く、ミラートレーダーで利用できる全ストラテジーに、インヴァスト証券が独自に収集したものが追加されており、中には高い利益率を出しているものもたくさんあります。
Myシストレ24は、iPhone、Androidにも対応しており、さらにビジュアル面がとてもスタイリッシュで秀逸です。
多くのFX会社のスマートフォンアプリの中でも非常に見やすいデザインです。ただし、カスタマイズ性はありません。
Mirror Trader(ミラートレーダー)
ミラートレーダーは、かなり無機質でビジネスライクな見た目なので、初心者には少々使いづらい印象があります。
見やすさ、親しみやすさで言えば、圧倒的にMyシストレ24の方が優秀です。しかし、ミラートレーダーは情報がリアルタイムです。
つまり、使い勝手を重視するのであればMyシストレ24、情報収集・リアルタイムのレート確認を重視するのであればミラートレーダーと言うことでしょう。
4種類の取引方法
自動売買
シストレ24の基本となる取引方法です。選択したストラテジーを稼働させると、売買シグナルに沿って自動的に取引される仕組みです。
ストラテジーを選択すると、ストラテジーが発信する売買シグナルを元に自動的に取引されます。稼働しているストラテジーを稼働停止または削除するまで繰り返し取引が行われます。
必要であればストラテジーをカスタマイズして、最大ポジション数、最大損失(円)、指値・逆指値の幅(pips)を指定できる「アドバンス設定」というものがあります。
しかし、本来のストラテジーの取引とはかけ離れた結果になるため、あまり推奨はされていません。
ジョイントレード・エクストラトレード
ジョイントレードは、稼働前・稼働中のストラテジーの保有建玉1つに対して1つエントリーし、決済はストラテジーに任せる半自動売買の取引形態です。
さらに、同じ建玉に2つ以上エントリーしたものは、エクストラトレードと言います。また、手動での決済も可能です。
では、どのような場合にジョイントレード・エクストラトレードを利用するのでしょうか?以下に使用例をご紹介します。
- 新たにストラテジーを稼働させたが、そのストラテジーはすでに最大ポジション数の建玉を保有しており、自動売買がなかなか始まらない
- 取引履歴を見ると、ほぼ一定の水準で利益確定させているストラテジーで、現在保有中の建玉に含み益が出ており、もう少ししたら利益確定しそうなので、その建玉と同方向で建玉を保有したい。
- 過去の成績は良いが、まだ自動売買のイメージが判らないので、ポートフォリオで稼働させる前に自動売買を試してみたい。
- すでに信頼して稼働させているストラテジーのポジションの調子が良い時に、そのポジションにだけどんどん「エクストラ」し、ストラテジーを稼働しているだけのときよりも多くの利益を狙いたい。
- 直近で連勝している有望なストラテジーがあるが現在の建玉は含み損になっている。しかし、損切りまでの距離が近いため損しても軽傷。そのため、1つだけポジションを保有してみて、利益を上げてくれることを期待したい。
つまり、「稼働中のストラテジーの利益の上乗せ」「有望なストラテジーの建玉毎の個別取引」「気になるストラテジーのお試し取引」に利用できるのです。
サッカーで言えば、「プレイ中に個別の選手に勝負をかけろと指示をする」「ベンチにいる有望な選手をここぞという場面だけ投入する」「新人選手を試しに試合に投入してみる」と言ったイメージです。
一旦ストラテジーを稼働させると、あとは完全にお任せ状態になってしまうのですが、ジョイントレード・エクストラトレードを活用することで、柔軟性のある取引が可能になります。
ライブシグナル注文
ライブシグナル注文は、ミラートレーダーのみ利用可能です。ストラテジーが売買シグナルを発信したタイミングで、手動で新規注文をし、決済を自動売買で行う注文方法です。
ライブシグナルは、直近30日間の累積損益(pips)がプラスになっているストラテジーの新規シグナルのみが、30秒間表示されます。
そして、30秒以内に「送信」ボタンをクリックすると注文画面が表示され発注することができます。
つまり、ストラテジーが自動売買で新規注文をする際に、あなたに「注文してもいいですか?」と、許可を求めてくるようなイメージです。
マニュアル注文
マニュアル注文は、ミラートレーダーのみ利用可能です。ストラテジーが発信するシグナルとは一切関連なく、自分の判断で取引をする普通の裁量トレードのことです。
注文方法は以下の通りです。
- 成行注文
- 指値、逆指値注文
- IF-DONE注文
- IF-DONE+OCO注文
- OCO注文
フルオート
シストレ24は、ストラテジーの入れ替えすらも自動化した、国内初のフルオート機能を搭載しています。
6000種類以上あるストラテジーの中から相場に最適なものを選び続けるため、初心者でもシストレ24を始めやすいと言えるでしょう。
手順は、「入れ替え頻度」「運用資金」「ストラテジー選択条件」を決めるだけです。また、フルオートの設定を自分自身でカスタマイズすることもできます。
選択した期間の「収益率が高い順」または「実現損益が高い順」でポートフォリオに組み込むように条件が設定できたり、通貨ペアや、ステータスで選択するストラテジーを絞り込むことも可能です。
フルオート自体は1つしか選択できませんが、自分自身でフルオートの条件を一から作成することも可能です。
損失をいかに少なくするかがテーマ
このように、インヴァスト証券のシストレ24とは、あなたの代わりにプロが取引を代行してくれるようなイメージですね。
全て自分自身で取引をする裁量取引は、あまりにもトレーダーの力量や精神力に左右されるため、初めは小さな利益を重ねていたとしても、大きな損失を出してしまうこともあります。
もちろん、シストレ24も相場の状況と選ぶストラテジーの組み合わせが悪いと損失が出ますが、裁量取引に比べ利食いや損切りの判断が明確に決まっており、脇目も振らず確実にそれを実行してくれます。
自動売買であれ、裁量取引であれ勝率100%はあり得ません。いかに負けた時の損失を少なくするかが重要なテーマです。シストレ24は、そんなあなたの取引の手助けになってくれるでしょう。
しかし、証拠金管理には注意が必要です。当然ロスカットもありますので、資金には十分余裕を持って取引することが必要です。