FXのスパンモデルとは?使い方と手法

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スパンモデルとは?

スパンモデルとは青色スパン(短期トレンド)、赤色スパン(長期トレンド)、遅行スパン3つのラインで構成されたシグナル重視のテクニカル指標です。

DMM FXチャート ドル円4時間足 スパンモデル)

スパンモデル

このスパンモデルは一目均衡表をベースに作られており、遅行スパンや雲(スパンモデルではゾーンの事)を重ねて表示させられることが特徴です。

青色スパンと赤色スパンによってトレンドとエントリーの方向性を明確にすることができます

赤色スパンと青色スパンの間をゾーンと呼び、青いサポートゾーンでは買い、赤いレジスタンスゾーンでは売りを示します。

スパンモデルは最近になって広く知られる様になったものの、他のテクニカル指標と比較するとまだ利用出来るチャートは少なめです。

スパンモデルが利用できる代表的なFX会社としては、DMM FXGMOクリック証券が挙げられます。

このスパンモデルを考案した人は、スーパーボリンジャーを考案したマーフィーこと柾木利彦氏ですので、使い勝手やエントリー後の結果にも期待ができます。

参考記事スーパーボリンジャーの使い方と他のテクニカルとの組み合わせ

スパンモデルの使い方

スパンモデルの基本的な使い方は、スパンモデルシグナルで相場の状況を判断しエントリーすることです。

スパンモデルシグナルは、青色スパン(短期トレンド)、赤色スパン(長期トレンド)の位置関係で知る事が出来ます。

スパンモデルシグナル

◆買いシグナル

青色スパン(短期)が上、赤色スパン(長期)が下にある時

◆売りシグナル

赤色スパン(長期)が上、青色スパン(短期)が下にある時

通常この「買いシグナル」「売りシグナル」は一目均衡表の雲の様に表示され、スパンモデルではゾーンと呼ばれます。

「買いシグナル」は青、「売りシグナル」は赤で表示されるので一目瞭然ですが、最も大事なのは青色スパンと赤色スパンが交差した時です。

(図1・英ポンド/円15分足)

この青色スパンと赤色スパンの交差がスパンモデルシグナルのシグナル点灯でありエントリーポイントの一つです。

そしてこの時に「反転」なのか「加速」なのかを見極めてエントリーを行います。(「加速」とは、マーフィー氏いわく今までと同じ方向へ向かう事と説明しています。)

もう一つの使い方として、「買いシグナル」と「売りシグナル」の単体でも相場の転換を判断する事が出来ると言う事です。

それはトレンド発生後の逆方向への方向転換時です。(図1の緑丸の中)

例えば、図1最初の買いシグナル点灯からローソク足は青色スパンを割る事無く強い上昇相場の後、青色スパンをローソク足が数回割ってから青色スパンは下向きに変わっており、同時に遅行スパンもローソク足を割っています。

この部分もエントリーポイントの一つです。

このように、買いシグナルを出していた青色スパンの方向転換だけで、トレンドの終わりや反転の可能性が高いと判断する事もできます。

スパンモデルのメリット

相場の状況判断が一目でわかる

メリットとしては現在の相場の状況を判断しやすいと言う点が一番に挙げられます。

買いシグナルと売りシグナル、そしてそれぞれのゾーンと遅行スパンがチャートに表示される事によって、簡単に相場の状況判断ができます。

遅行スパンの使い方だけでエントリーポイントを見つけられる

スパンモデルの基本的なエントリーポイントはスパンモデルシグナルですが、遅行スパンだけでもエントリーポイントを見つける事ができるのもメリットとして挙げられます。

(図2・英ポンド/円15分足)

トレンド相場の判断

その利用方法として、図2の青矢印部分の遅行スパンはローソク足とゾーンとも絡んでいない部分(トレンド発生している状態)で、遅行スパンだけで見る部分としては理想的な形です。

トレンドフォローの手法を使えば利益になる可能性が高い部分でしょう。

レンジ相場の判断

またそれとは逆に、遅行スパンがローソク足と絡む状態はレンジ相場や調整、もみ合いになる(またはなっている)可能性が高いため、レンジ相場で勝算がある人以外にはお勧め出来ないポイントです。

トレンドフォロー手法を使用する人にとってはエントリーしない理由として判断出来る状態です。その状態が図2の赤矢印部分の遅行スパンです。

トレンド転換、相場反転の判断

また図2の緑丸は、遅行スパンがローソク足を一気に割った事でトレンドの終わりや反転、もしくは様子見と判断する事ができます。

この様にシンプルでわかりやすい判断ができる事から、スパンモデルのエントリーポイントだけを待てば勝率が低くなるようなことは無くなります。

また、このポイントだけを待つ事でポジポジ病を未然に防ぐ事や治す手助けにもなるでしょう。

スパンモデルのデメリット

短いトレンドでは利益が出しづらい

スパンモデルのトレンドフォローは、前述した通りにトレンドの発生が確認できてからエントリーすることが基本です。

そのため、トレンドが短い波で終わってしまった場合は、利益が伸びきる前に反転して戻ってきてしまうこともあります。

ある程度の利益が乗ったら建値に逆指値を入れるなど、せっかくの含み益がマイナスになってしまわないような対処が必要です。

慣れない人にはチャートが見づらく感じる

青色スパンと赤色スパン、そして遅行スパンとゾーンがローソク足の上にかぶさっている状態は普段テクニカル指標を使わない方にとっては非常に見づらく感じると思います。

 

スパンモデルはこれだけ優れたテクニカル指標ですので、自分に合った使い方や工夫をして上手に扱えるようになりましょう。

他のテクニカル指標と組み合わせて有効に使うには?

スーパーボリンジャーとの組み合わせでエントリー精度アップ

最後にスパンモデルとスーパーボリンジャーを組み合わせてエントリー精度を高める方法を紹介します。

スパンモデルだけのエントリーポイント、スーパーボリンジャーだけのエントリーポイント、最後にスパンモデルとスーパーボリンジャーを組み合わせたエントリーポイントの順番で見ていきましょう。

スパンモデルのエントリーポイント

(図4・英ポンド/円15分足・スパンモデル)

〇1は長い陽線の後のスパンモデルシグナル点灯とその後の買いシグナル、そして青色スパンを割らない陽線が出たところでロングと判断、遅行スパンも売りシグナルゾーンを抜けた為。(ただここではたぶんストップと言う結果になるかもしれません)

〇2はローソク足が買いシグナルゾーンの中での推移の後、青色スパンを抜けたところでロングと判断、この時同時に遅行スパンは赤色スパンをも抜けている為。

〇3は遅行スパンがローソク足に一旦絡むものの青色スパンを割る事なく陽線が出てその後遅行スパンもローソク足から離れると期待できる事から押し目と判断出来る為。

〇4はそれまでレンジの様なローソク足の動きから一旦上抜けた時壁ブレイクと判断しロングエントリーをしてしまうとストップにかかる可能性が高いもののその後の長い陰線と同時に出たスパンモデルシグナル点灯でショートと判断。さらに次の陰線で遅行スパンもローソク足から離れる事からショート方向の可能性が高まる為。

〇5は売りシグナル発生中、その中に一旦青色スパンを抜け上髭陽線が出るものの次の陰線でショートエントリー。売りトレンドが継続中との判断から。

〇6〇7〇8はトレンド中のパターンと言っても過言ではない状態。遅行スパンがローソク足と絡んでいない事と売り相場が継続中であった場合、青色スパン付近でショートエントリーすれば勝率が高いとの判断から。

〇9は売りシグナル発生中の赤色スパンを大きく抜けた陽線から次のローソク足が陰線となった為。リバウンド狙い。

スーパーボリンジャーのエントリーポイント

(図5・ポン円15分足・スーパーボリンジャー)

〇1はボリンジャーバンドの中央線を割る事なく陽線になった事と遅行スパンもローソク足を抜けた為、押し目との判断から。

〇2はそれまでレンジの様な動きのローソク足から一旦上抜け壁ブレイク、同時に遅行スパンもローソク足を抜けた様に見える事からロングエントリーと判断。しかし結果的にストップにかかる可能性が高そうです。その後上髭陽線の高値を更新する事なく推移し、ボリンジャーバンドの中央線を割り、さらに-1σのラインをサポートラインとして推移していたローソク足付近まで伸びた陰線。その次のローソク足が陰線となった時にショートエントリー。この時同時に遅行スパンもローソク足を抜けた為。

〇3はボリンジャーバンドの中央線を抜ける事無く推移し陰線になったところでショートエントリー。この時同時に遅行スパンもローソク足と絡む事無く推移している為。

〇4はローソク足が上髭陽線で推移しもしかすると反転しロングエントリーが有利かと思うもののボリンジャーバンドの中央線の傾きはあまり変化が無く。様子見のところボリンジャーバンドの中央線を割る長い陰線が出たところでショート方向継続と判断できる為。

〇5は水平ライン上に同じ様な値で反転したローソク足があり一旦反転する可能性があった為。

〇6は水平ライン上に同じ様な値があった為そこで反転する可能性があった事と長い陽線であったものの+3σにタッチする事無く次のローソク足が陰線になった為。

スパンモデルとスーパーボリンジャーの組み合わせ

(図6・ポン円15分足・スパンモデルとスーパーボリンジャー(遅行スパン無し))

最後に、スパンモデルとスーパーボリンジャーの組み合わせでエントリー精度アップを狙います。

ルールとしてはどちらのサインも合致した時にエントリーすると言うものです。

図4スパンモデル、図5スーパーボリンジャーのエントリーポイントが合致している部分を水色丸1~5で表示しています。

ただ、この図6自体はかなり見づらいと思いますので、実際は図4と図5を見比べながらのエントリーもありだと思います。

大事なのはエントリーするべきところでしっかりエントリーすることです。

スパンモデルと一目均衡表の違い

スパンモデルと一目均衡表は非常によく似ています。

一目均衡表の転換線と基準線を非表示にし、先行スパンと先行スパン2をローソク足26本分前の期間にずらして表示したものがスパンモデルです。

重ねて表示するとよくわかります。

DMM FXチャート ドル円4時間足 スパンモデルと一目均衡表)

スパンモデルと一目均衡表

雲の先行している方が一目均衡表です。

どちらを使用するかは好みによるでしょうが、私は一目均衡表はラインが多すぎていくつか非表示にしていたので、スパンモデルの方がスッキリして見やすいなと感じます。

マネフルFX編集部
「FXを始めたいけど失敗したくない!」という初心者の人に、FXってなに?どう勉強すればいいの?おすすめのFX会社は?などを一から順番に丁寧に解説します。
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