FXのボリンジャーバンドとは?使い方と手法

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ボリンジャーバンド(Bollinger bands)とは?

ボリンジャーバンド(Bollinger bands)はトレンド系のテクニカル指標です。

順張り、逆張り両方に使うことができる上に、視覚的に現在のチャートの状況がわかりやすいことから非常に人気の高いテクニカル指標です。

算出式は以下のようになります。

ボリンジャーバンド = x日の移動平均 ± x日の標準偏差 × y

基本となる移動平均の期間xは開発者のジョン・ボリンジャーが21日線を使用したので、通常はこれが標準となります。

yの数値には1、2、3が使われることが多いです。

y=1の場合、ボリンジャーバンドの±1σ
y=2の場合、ボリンジャーバンドの±2σ
y=3の場合、ボリンジャーバンドの±3σ

がそれぞれ表示されます。

多くのFX会社のチャートでもボリンジャーバンドの±1〜3σまでが表示できるようになっています。

ボリンジャーバンドの特徴

終値がボリンジャーバンドの±1σに収まる確率は68.3%、±2σに収まる確率は95.5%、±3σに収まる確率は99.7%であると言われています。

下の画像のピンク色のバンドが±3σ、黄色のバンドが±2σ、水色のバンドが±1σ、中央のラインが基本となる移動平均線です。

ローソク足のほとんどがボリンジャーバンドの±2σ(黄色)の中に収まっているのがわかりますね。

ボリンジャーバンドの売買シグナル

ボリンジャーバンドは大きく分けて以下3つの手法に利用されています。

①カウンタートレンド

逆張りのことです。

上下バンドに価格が到達もしくは接近した地点が売買サインです。

目安としては±2〜3σでエントリーすることがほとんどです。

ボリンジャーバンドの上バンドにレートが到達した時に売りポジションを持つ、もしくは買いポジションを手仕舞いします。

ボリンジャーバンドの下バンドにレートが到達した時に買いポジションを持つ、もしくは売りポジションを手仕舞いします。

②ボラティリティー・ブレイクアウト

ボリンジャーバンドは、相場の動きが一定のレンジ幅に収まっている時にはバンド幅が収縮します(スクイーズ)。

逆に、相場の動きにトレンドが発生しているときにはバンド幅は拡大します(エキスパンション)。

この特性を利用して、ボリンジャーバンドがスクイーズした後、そのレンジをブレイクアウトした方向へとポジションを持ちます。

レンジのブレイクからトレンドの初動に乗っていく取引手法です。

③トレンドフォロー

順張りのことです。

値動きにトレンドが発生している場合、中心線と±2σライン、あるいは±1σラインと±2σラインの間で上下動を繰り返しながら、レートが上昇(下降)していくことがあります。

この動きをバンドウォークと言います。

バンドウォークが発生した場合は、中央の移動平均線や±1σでトレンド方向に反転した時が、押し目買いや戻り売りのエントリータイミングです。

逆にトレンドと反対方向にローソク足が中央の移動平均線を割り込むとトレンド終了のサインです。

売買シグナルのチャート画像

先ほどの売買シグナルを実際のチャートで見てみましょう。

上のチャート図は2017年6月米ドル/円の1時間足です。

①カウンタートレンドでのトレードポイント

緑色の上下三角形がカウンタートレンドでのエントリー・決済ポイントです。

ボリンジャーバンドの上下幅もそれなりに広がっており、絶好の逆張りポイントとなっています。

上下バンドに価格が接近・到達した地点で売買を行います。

②ボラティリティー・ブレイクアウトでのトレードポイント

先ほどまで逆張りでエントリーしていたチャートですが、徐々にボリンジャーバンドがスクイーズしていくのがわかります。

まだレンジ内なので逆張りで取れるポイントではあるのですが、上下幅が収縮してくると一度で狙える利益幅も小さくなります。

ボリンジャーバンドのスクイーズが目に見えてわかるようになってきたら、逆張りをやめてボラティリティー・ブレイクアウトを待つのが賢明です。

ボリンジャーバンドがスクイーズした後、それまでの上値(青い抵抗線)を上抜けします。

そのブレイクした地点が、青色の三角形を付けたボラティリティー・ブレイクアウトでのエントリーポイントです。

③トレンドフォローでのトレードポイント

スクイーズからのブレイクアウト後、相場は上方向へエクスパンションします。

③トレンドフォローでのエントリーポイントは中央の移動平均線、もしくは-1〜2σから反転をした各赤い三角形となります。

戻りを待った後に再びトレンド方向への反転が確認できたら、もしくはより小さな時間足で反転が確認できたらエントリーのポイントです。

ボリンジャーバンドのデメリット

ここまで見てきたように、ボリンジャーバンドは順張り、逆張りの両方で使えてとても便利です。

ボリンジャーバンドは本来順張りとして使用するものですが、逆張りの方がエントリーポイントがわかりやすいため逆張りで使用する人が非常に多いです。

しかし逆張りでエントリーする場合は注意が必要です。

強いトレンドが発生している場面では、ボリンジャーバンドの±2〜3σにタッチしてそのままバンドウォークが発生してしまうことがあります。

先ほどのチャート画像のエクスパンションしているところを見てください。

エクスパンション後にボリンジャーバンドの−2〜3σにタッチしたからといって買いポジションを持ってしまうと、ほとんど利益が出ずにそのまま下落し続けてしまいます。

強いトレンドが発生しているときは、安易に逆張りでエントリーすることは避けるようにしましょう。

他のテクニカル指標と組み合わせて使用する

ボリンジャーバンドは単体で使用しても多機能でとても優秀です。

しかし他のテクニカル指標とも組み合わせて使用したいという人のために、次の記事で紹介しています。

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