FXの「売りから入る」とはどういう意味?仕組みを解説します

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はじネコ
FXの「売りから入る」ってどういうことですか?まだ何も買ってないですよね?
せんせえ
確かにそうだね。今回はその売りで入るということについて説明していくよ。

空売りという言葉を覚えよう

皆様は「空売り」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

この言葉こそが、「売りから入る」ということなのです。

では早速その言葉を理解するために、下記の順番で確認をしていきましょう。

「買い」の反対が「売り」である

FXを始めて間もない方によくあることなのですが、取引をするうえで「安く買って高く売る」という方法、いわゆる「買い」でしか利益が上がらないと思っている人がいます。

しかしこれは間違いであり、その逆の「高いときに売って安い時に買う」ということでも利益を上げることができるのです。

これをFXの用語で「売り」と言います。

「売り」とは借りてくること

「買い」とは逆のことができると言いましたが、はじめのうちはなかなかイメージがし難いですよね。

簡単に言ってしまえば、元々手元にない通貨を借りてきて、安くなったところを見計らって買い戻すイメージです。

下記の手順に沿って確認してみましょう。

  1. Aという人物が1ドル持っていたとし、Bという人物がドルを借りたいとします
  2. Bは1ドルを借りるが、Aに必ず1ドルで返す約束をします(1ドル100円とします)
  3. Bさんはその1ドルを100円に換金をします
  4. しばらくたつと1ドルは90円に下がりました
  5. Bさんはこのタイミングで1ドルを買い戻しますが、1ドル90円なので10円余ります
  6. Aさんに1ドルを返しますが、Bさんの手元には10円が残りました

上記の通り、この残った金額10円が利益となり、これを「売り」と言うのです。

どうですか?イメージはつきました?

FXの一般的なトレードスタイルである「空売り」

ここまでくればわかりますよね。

「空売り」とは、上記で記載した通り本来円から何かの通貨を購入するのに、あたかも違う通貨をも持っているかの様に装い、日本円を買うことができることなのです。

これを行えれば、例えばドル円相場において円高トレンド(円の価値が上がること)だったとしても利益を上げることができるのです。

FXのトレードで利益を上げるには、安く買って高く売る「買い」だけではなく、高く売って安く買う「売る」の二つで成り立っていると言っても過言ではありません。

皆様は今後、どのタイミングで「買い」をしたほうが良いのか、もしくは「売り」をしたほうが良いのかを学習しなければならないのです。

「売り」から入ることへのデメリット

上記の内容で「売り」についてはご理解いただけたでしょう。

しかし、買いとは違い売りにはデメリットも存在するのです。

それはスワップ金利というものがあるからなのです。

では一体スワップ金利とは何なのか手順を追って確認しましょう。

スワップ金利とは

スワップ金利とは、簡単に言ってしまえば各国で設定をされている通貨に対する金利のことです。

これは各国独自に設定をされているため、金利が安い国もあれば高い国もあります。

この時、金利の低い国の通貨を使って、金利の高い国の通貨を購入すると、金利の差を受け取ることができるのです。

その逆の場合は、金利差を払わねばならないのです。

これをスワップ金利と言います。

なぜ「売り」から入るとデメリットがあるのか

上記でも説明をした通り、売りとはドルで日本円を買っているようなものです。

現在日本の金利は他国に比べて安いです。

そのため、金利の高い国から金利の安い国の通貨を買う行為となりますので、金利を払わなくてはならないのです。

これが、売りから入るときのデメリットとなります。

また、長期間売りのポジションを継続していると、その分金利差を払わなくてはならず、たとえ「1ドル100円で売り1ドル99円で買い戻して利益を得る」としても、金利差の額が大きければ総合的にはマイナスの収支になってしまうのです。

ですので売りから入る場合は、そういう部分も考慮しつつ入る必要があるのです。

これは各国の金利差によるものなので、通貨ペアによっては買いポジションを持ったけどマイナススワップがつくということもあります。

売りポジションにマイナススワップが付くというのは、あくまで日本円と他国通貨のペアの場合で、それは低金利の日本円よりも他国通貨のほうが金利が高いからなのです。

すべての通貨ペアが、売りでマイナススワップとはならない点には留意しておいてください。

まとめ

これで「売り」に関してイメージが持てたのではないでしょうか。

今回お伝えさせていただきました内容は、FXを行う上での基本中の基本になります。

  • 「買い」と「売り」の違い
  • 「売り」のシステム
  • 「売り」によるデメリット

上記に関しては、今後もいやというほど出てくる内容となるので、早急に覚えてしまいましょう。

相場には上昇トレンドがあれば下降トレンドもあります。

どちらのトレンドにも対応する最善の手段は、買いと売り両方のエントリーを使い分けることなのです。

マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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