はじめてのFXリピート系注文比較|おすすめ業者ランキング【2022年度版】

更新日:

はじネコ
時間とお金にゆとりが欲しいからリピート系注文のできる業者を探しているんですが、どこがいいかよく分かりません。
西畠
共通しているのは自動で新規注文・決済注文を繰り返してくれることだけだね。その注文方法の中身やコストは全然違うから、今日はオススメの業者を紹介するよ。

今では「リピート系注文で今月◯◯万円儲かった」「当初の資金が半年で倍になった」という嬉しい報告をネット上で良く見かけますが、ここには詳しい設定内容・現在の含み損・これまで支払ったコストが含まれていないことが多いので注意してください。

「別の業者のほうがコストが安かったからもっと利益があったはず」「将来的に損切りやロスカットになってしまい大した利益は残らなかった」ということも考えられるからです。

この記事では、数あるリピート系注文の中から、少なくとも30万円以上の投資資金を3ヶ月以上長期で運用することを前提に、初心者でも運用がしやすいものを厳選しランキング形式で紹介します。

また、何がどのように良いのかもポイント別に他社と比較しているので、参考にしてみてください。

リピート系注文オススメ業者ランキング

1位:ループイフダン(アイネット証券)

ほったらかし運用で133800円の利益

ループイフダン(アイネット証券)の特徴

アイネット証券のループイフダンは、通常の裁量取引のトレードツールに組み込まれたリピート系注文です。

1,000通貨から利用可能、通貨ペアも14種類と多め、あらかじめ売買方向と利幅がセットになった売買システムを選択するだけなので設定がとても簡単です。

選ぶ通貨ペア・売買システム・稼働させるタイミングで運用成績は大きく変わリ、注文修正ができないなどカスタマイズ性もないので、シンプルですが奥の深い仕組みです。

ただ、全体的なコストの安さはリピート系注文の中でもトップレベルなので、初心者が始めるには最適と言えるでしょう。

はじネコ
バランスの取れたリピート系注文ですね。
西畠
とても人気がある商品だから、他社の複雑なリピート系注文から乗り換える人も増えています。

ループイフダン(アイネット証券)のメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 注文は売買システムを選んで稼働させるだけ
  • 全般的にコストが安くコストパフォーマンスに優れている
  • スワップが高い
  • 最大損失額が設定できてリスク管理しやすい

ココに注意

  • 売買方向によってはスワップで余計なコストが膨らむ可能性もある
  • 注文修正ができない
ループイフダンの評判・口コミと比較でわかる評価

アイネット証券の自動売買システム「ループイフダン」は、少額から低コストで始められる、忙しい人にオススメの自動売買方法です! また、注文方法も非常にシンプルで分かりやす…

 

2位:ループイフダン(ひまわり証券)

ループイフダン(ひまわり証券)の特徴

上記の取引画面を見ていただく分かる通り、ひまわり証券のループイフダンは、アイネット証券と関連会社である関係でほぼ同じトレードツール・ループイフダンです。

ロジックはアイネット証券とほぼ同じですが、自動損切りを任意でOFFにできないという点が異なるため、損失を出しながらも利益確定を長期で繰り返す運用方針を強く打ち出した商品と言えるでしょう。

コストはアイネット証券と同じく最も安いのですが、通貨ペアが5種類と少ないため、アイネット証券よりもより初心者向きのリピート系注文です。

はじネコ
シンプルだから使いやすそう!
西畠
特に、ひまわり証券のサポートは非常に丁寧なので、初心者にとって頼りになる業者です。

ループイフダン(ひまわり証券)のメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 注文は売買システムを選んで稼働させるだけ
  • 全般的にコストが安く、コストパフォーマンスに優れている
  • 最大損失額が設定できてリスク管理しやすい

ココに注意

  • 通貨ペアが5種類と圧倒的に少ない
  • 注文修正ができない

 

3位:iサイクル注文(外為オンライン)

外為オンライン、今なら新規取引口座開設で5000円キャッシュバックキャンペーン実施中!口座開設は5分程度で完了します。

iサイクル注文の特徴

外為オンラインのiサイクル注文は、もはやリピート系注文の顔ともいうべきリピート系注文で、後述するマネースクエアのトラリピと同様、かなり以前から運営されている商品です。

改良を重ねながらバージョンアップしており、通常のボラティリティ形式の注文方法のほか、ランキング形式・マトリクス形式など、初心者でも戦略的な設定ができるような工夫が施されています。

また、通常の裁量取引の注文方法の一つという位置付けなので、通貨ペアが26種類と最も多いのも特徴です。

基本のボラティリティ形式の注文方法では、予算とレンジ幅(注文を複数まとめて仕掛ける値幅)を入力すれば、あとの設定は自動計算して相場を追いかけならが利益を積み重ねてくれます。

ドテンを設定できるなど、ちょっと上級者向けの設定があるのですが、慣れれば初心者でも扱いやすいリピート系注文なのでオススメです。

ただ、他社に比べてコストが最も高いという点が、唯一利用を躊躇してしまうところ。

しかし、外為オンラインでは、口座開設から90日間は取引手数料無料、90日目以降も手数料半額キャンペーンを実施しているので、以前より格段に利用しやすくなっています!

はじネコ
リピート系注文と言えば、iサイクル注文は有名ですよね!
西畠
長い実績のある会社だからね。どちらかというとシステムトレード寄りの洗練されたロジックが特徴です。

iサイクル注文のメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 通貨ペアが26種類と多い
  • 口座開設90日目までは手数料無料
  • 90日目以降も手数料半額
  • スワップが高い
  • 移動平均・MACDのシグナルでドテンができる

ココに注意

  • 注文設定が簡単で初心者向き
  • 売買方向によってはスワップで余計なコストが膨らむ可能性もある
  • ドテンはダマシに弱い
  • 注文修正ができない
iサイクル注文の実績と口コミ評判!資金やおすすめ設定&デメリットを徹底解説

公式サイトはこちら はじネコiサイクル注文って儲かるの? 西畠儲かるよ。 でも、今までしてきた裁量取引や株・投資信託でも同じことが言えるし、大儲けしている人は大儲けしてい…

 

4位:トライオートFX(インヴァスト証券)

トライオートFXの特徴

インヴァスト証券のトライオートFXの特徴は、ハイスペック+カスタマイズ性の高さが特徴です。

ほとんどの設定値を自分で変更できるため、戦略家には最もオススメのリピート系注文と言えますが、その分だけ設定画面が複雑で専門用語も多いため、基本的には上級者向けです。

初心者にオススメする最も大きな理由は、圧倒的なコストの安さです!取引数量が多いほど取引手数料が安くなる仕組みになっていて、50万通貨以上はなんと無料になります。

また、ランキング形式の自動売買パーツやオススメのポートフォリオ機能を備えているので、すぐに取引をスタートさせることもできます。

いきなり50万通貨で取引する初心者はなかなかいないと思いますが、1万通貨程度でも全体的に他社より有利なんです。

通貨ペアによってはループイフダンに負けるものもありますが、特に本来ボラティリティの関係からスプレッドが広い傾向にあるZAR/JPYが最もお得に取引できます。

はじネコ
トライオートFXは、初心者から上級者まで対応したリピート系注文なんですね!
西畠
使いこなせるようになるまでは時間がかかるから、バックテストなども参考にしながら試行錯誤してみよう。

トライオートFXのメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • ハイスペック・高いカスタマイズ性
  • 初心者から上級者まで対応した柔軟性のあるシステム
  • 大口注文ほど手数料がお得!50万通貨以上は無料
  • ZAR/JPYのスプレッドが1.8pipsしかない
  • 自動売買パーツや自動売買セレクトなどのシステムが充実
  • 運用リスト、ポートフォリオで自由に設定を編集できる
  • 最大損失額が設定できてリスク管理しやすい

ココに注意

  • 少額取引ほど手数料が高くなる
  • 設定画面・ロジックが複雑
トライオートFXの評判!口コミ・特徴比較でわかる評価(インヴァスト証券)

トライオートFXは、初心者でも選ぶだけで簡単に自動売買が利用でき、オリジナルの売買ロジックも作成できるのが強みです。 しかし、デメリットがないわけではありません。 この記…

 

5位:トラッキングトレード(FXブロードネット)

トラッキングトレードの特徴

FXブロードネットのトラッキングトレードは、外為オンラインのiサイクル注文に非常によく似たリピート系注文です。

通貨ペアが24種類と非常に多く、設定画面が最もシンプルなので簡単に取引をスタートできます。

ただ、設定方法方はランキングまたは任意設定のみでマトリクス方式がなく、ドテンもできません。

全体的にコストが高く、特にZAR/JPYのコストが最も高くつく業者なのですが、外為オンライン同様に、口座開設から90日間は取引手数料無料、90日目以降も手数料半額キャンペーンを実施しています。

はじネコ
iサイクル注文の簡易版って感じですか?
西畠
基本的にはそうだけど、会社も取引条件も違うから、同一条件で比較はできないね。コストは、通貨ペアによってはiサイクル注文より多少安いものもあるよ。

トラッキングトレードのメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 最もシンプルで簡単な注文設定
  • 通貨ペアが24種類と多い
  • 口座開設90日目までは手数料無料
  • 90日目以降も手数料半額
  • スワップが高い

ココに注意

  • カスタマイズ性がない
  • ZAR/JPYの手数料が最も高い
  • 売買方向によってはスワップで余計なコストが膨らむ可能性もある
  • 注文修正ができない

 

6位:トラリピ(マネースクエア )

トラリピの特徴

マネースクエアのトラリピは、リピート系注文の元祖ともいうべきシステムですが、今では他社の追随を許してしまっている状況です。

通貨ペアは11種類と一般的で、他社と違いトレンド追尾・レンジ追尾という機能がないので、相場の動きに合わせて仕掛けたい場合は、手動で行う必要があります。

その反面、注文内容は約定していなければ全て自分で修正可能です。

取引コストがとても高いことで有名だったのですが、2018年9月29日から原則無料になったので、以前よりはコストをかけずに運用できます。

はじネコ
イメージキャラクター「トラリピくん」のおかげで認知度はあるし、いちばん初心者向きのリピート系注文かなってイメージでした。
西畠
取引画面も見やすくて、一見すると初心者向きだけど、利益を出すにはある程度の相場観と裁量取引の経験が必要だし、相場の動きに合わせて自分でメンテナンスをしなければいけないよ。

トラリピのメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 1注文あたりの利益を円で指定できて分かりやすい
  • ZAR/JPYのスプレッドが2.0pipsしかない
  • 約定していない注文は修正可能

ココに注意

  • 注文の設定項目が多く相場観・経験が必要
  • トラリピ停止後に残ったポジションの決済コストが高い
  • トレンド追尾・レンジ追尾はしない
トラリピの評判!口コミと特徴比較でわかる評価

数あるリピート系注文方式の草分け的存在である、マネースクエアの「トラリピ」は、特許取得済みの自動発注機能です。 トラリピは、どちらかというと資産運用としての面がとても…

7位:オートレール(マネックス証券)

オートレールの特徴

マネックス証券のオートレールは、トレール機能がついたリピート系自動売買。

他のリピート系は「逆張り」がメインなのに対し、オートレールは「順張り」の自動売買です。

また、取引数量が1万通貨未満だと手数料が発生しますが、スプレッドが狭いのでコストは全体的に安めです。

しかし、そもそも決済トレール・ドテンが上級者向きの注文方法なので、それが複数のポジションを保有しリピートするとなると、初心者には難易度が高い注文方法と言えるでしょう。

はじネコ
注文画面は見やすくていいけど、設定ランキングもなくバックテストもできないのは怖いですね。
西畠
デモ口座でお試し取引ができます。いきなり本番口座で運用しないで、練習してからの方がいいね。

オートレールのメリット・デメリット

ココがおすすめ

  • 1万通貨以上手数料無料+スプレッド85%OFF
  • 最大損失額が設定できてリスク管理しやすい

ココに注意

  • 順張り・レンジ追尾のリピート系なので上級者向き
  • 1万通貨未満は1,000通貨あたり往復60円の手数料がかかる
  • 注文修正ができない
マネックス証券「オートレール」の評判と評価

マネックス証券の自動発注方式「オートレール」は、トレール注文の特徴をよく理解して利用する必要があります。 まず、オートレールは儲かるか? これは、トレーダーの相場観に左…

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リピート系注文を重要ポイント別に比較

リピート系注文は、もともと通常の裁量取引の機能・注文方法をいくつか組み合わせ、パッケージ化したものに過ぎません。

ただ、全く同じ名前のリピート系注文でも業者が異なれば微妙に仕組みが違っていたり、全く違う名前のリピート系注文でも非常によく似た仕組みのものだったりするので、リピート系注文をより分かりにくいものにしてしまっています。

ここでは、詳しい仕組みについては簡単な解説に留め、重要なポイントだけを分かりやすく比較します。

西畠
リピート系注文の比較で重要なポイントは、「運用成績」「ロジック」「取引手数料」「スプレッド」「スワップ」「通貨ペア」「リスク対策」などです。

運用成績の違い

例えば、裁量取引の場合に、とある業者のとある通貨ペアで注文設定・保有期間など全て同一条件のポジションは、基本的に取引結果は同じになるはずです。

しかし、別々の業者であれば、マーケット・スプレッド・取引条件が異なるため、当然結果は違ってきますね。

さらに、リピート系注文ともなれば、運用スタイル・機能・設定方法などのシステム面も全く変わってしまうので、同一条件で運用成績を比較することはほぼ不可能です。

そこで、一部のトレーダーの口コミから、「運用成績」や「使ってみた感想」などを見てみることにしましょう。

通貨ペア・売買方向・スタート時期・運用期間は人それぞれ違うので、あくまで参考としてください。

+ みんなのループイフダン運用成績

+ みんなのiサイクル注文運用成績

 

+ みんなのトライオートFX運用成績

 

+ みんなのトラッキングトレード運用成績

 

+ みんなのトラリピ運用成績

 

+ みんなのオートレール運用成績

ロジックの違い

リピート系注文は、基本的にIFD注文またはIFO注文をベースとして、各社独自の考え方によって作られています。

IFD注文・OCO注文・IFO注文とは?コツとデメリット

それぞれの詳しい注文方法や振る舞い方を詳しく解説するより、まずは「運用スタイル」「機能」「設定項目」の3つを比較してみると、それぞれの違いが分かりやすいかと思います。

以下の表では、項目ごとに難易度を初心者向き中級者向き上級者向きとして色分けしています。

基本的に、青色が多いほど初心者向きのリピート系注文、赤色が多いほど上級者向きのリピート系注文と考えてください。

運用スタイルの違い
順張り・逆張り レンジ追尾・トレンド追尾
アイネット証券
ループイフダン
  逆張り トレンド※
ひまわり証券
ループイフダン
  逆張り トレンド
外為オンライン
iサイクル注文
  逆張り 選択可
インヴァスト証券
トライオートFX
両方 選択可
FXブロードネット
トラッキングトレード
  逆張り トレンド
マネースクエア
トラリピ
選択可 しない
マネックス証券
オートレール
  順張り レンジ

※ 自動損切り「あり」の場合のみ

運用スタイルには、「順張り」「逆張り」「レンジ追尾」「トレンド追尾」といった種類があります。

初心者の裁量取引には、正統派の順張りが適していますが、リピート系注文は感情を挟まず自動で損切りをしてくるので、逆張りのほうが良いでしょう。また、比較的トレンド追尾のほうが初心者に適しています。

+ 順張り・逆張りとは?

「順張り」とは、新規注文価格を逆指値で入れ、トレンドの並みに乗るスタイルのことを指します。そのままトレンドに乗って大きな利益を狙いやすいので、正統派スタイルと言えるでしょう。ただし、大きなトレンドには有利なのですが、小さなトレンドには不利に働く可能性が高いので注意が必要です。

「逆張り」とは、新規注文価格を指値で入れ、なるべく有利な価格でポジションを保有し最大限の利益を狙うスタイルのことを指します。損切りさえしっかり実行できればレンジ相場に有利に働き、大きなトレンドを意識しなくても良い運用スタイルです。リピート系注文の場合、一つ一つの利益は少ないのですが、レンジ相場でコツコツ利益確定をしてく堅実派スタイルと言えるでしょう。

FXの「順張り」と「逆張り」タイミングや手法まとめ

+ レンジ追尾・トレンド追尾とは?

「追尾」とは、リピートする際に、新規注文価格が今の相場に合わせて自動更新される機能のことを指します。

ある程度含み損を抱えたり損切りしたりしながら利益確定を繰り返す前提なので、長期的に見てトータルプラスになればOKという運用スタイルです。

「レンジ追尾」は、反対注文を同時(新規OCO)、または相場反転のタイミング(決済トレール+ドテン)で出すことにより、レンジ相場のチャートの上下に合わせて毎回利益確定を狙います。

「トレンド追尾」は、売買方向を売か買かどちらか指定し、損切りや古い注文の取り消しを繰り返しながら、新規注文価格を更新してトレンドを追いかけます。

リピート系注文はレンジ相場で有利に機能するものですが、リピートするロジックにこのような違いがあることを覚えておきましょう。

 

リピート系注文の機能を比較
売買システム ランキング 自動
損切り
決済
トレール
ドテン 注文修正
アイネット証券
ループイフダン
あり あり 任意 なし なし 不可
ひまわり証券
ループイフダン
あり あり あり なし なし 不可
外為オンライン
iサイクル注文
なし あり あり なし 任意 不可
インヴァスト証券
トライオートFX
あり あり 任意 なし なし 可能
FXブロードネット
トラッキングトレード
なし あり あり なし なし 不可
マネースクエア
トラリピ
なし なし 任意 任意 なし 可能
マネックス証券
オートレール
なし なし あり あり あり 不可

リピート系注文を選ぶ場合、注目してほしい機能は上記の7種類です。

+ 売買システム・ランキングとは?

「売買システム」とは、売買方向や利益の値幅などがセットになったテンプレートのことです。

大抵、運用成績順にランキング化されているので、設定の参考になりますし、ランキングから選びそのまま注文することもできます。

売買システムがなくても、運用成績ランキングや戦略モデルがあるものなら、テンプレートとしてコピペして、そのまま注文できるので簡単です。

+ 自動損切りとは?

「自動損切り」は、最初に設定した注文本数を越えると、古いポジションを損切りしながら新規注文を出していくので、トレンド追尾の要となる機能であると同時に、リスク管理も兼ねた機能です。

任意でOFFにできるものもありますが、OFFにすると「リピートしなくなる可能性」「含み損が膨らみロスカットされる可能性」が高まります。

+ 決済トレール・ドテンとは?

「決済トレール」はトレンド相場で利益を最大限に伸ばす設定、「ドテン」はレンジ相場の上昇下降どちらでも利益確定を狙う欲張りな設定です。

ただ、初心者にはやや難易度が高いので、設定できたとしてもあまりオススメできません。

+ 注文修正とは?

基本的にリピート系注文を一度スタートさせてしまうと、ストップさせて通常の裁量取引と同じ状態にバラさなければ、注文修正や個別決済ができません。

「注文修正」が可能なものもありますが、設定を変えると「トレンド追尾をしなくなる可能性」があるので注意が必要です。

 

リピート系注文の設定項目を比較
予算 レンジ幅 スタート
価格
注文本数 注文間隔 利益 損切り
価格
アイネット証券
ループイフダン
自動 自動 自動 入力 選択制 選択制 自動
ひまわり証券
ループイフダン
自動 自動 自動 入力 選択制 選択制 自動
外為オンライン
iサイクル注文
入力 入力 自動 自動 自動 自動 自動
インヴァスト証券
トライオートFX
自動 入力 自動※ 入力 自動※ 自動※  自動※
FXブロードネット
トラッキングトレード
入力 入力 自動 自動 自動 自動 自動
マネースクエア
トラリピ
自動 自動 入力 入力 入力 入力 入力 
マネックス証券
オートレール
自動 自動 入力 入力 入力 入力 自動

※ カスタマイズ可能

「設定項目」は、「自分で入力するもの(入力)」「パターンから選択するもの(選択制)」「自動計算してくれるもの(自動)」の3種類に分類でき、業者によってその方針は全然違います。(「通貨ペア」「取引数量」は、必ず自分で入力するため省略)

このうち「自分で入力するもの」は、「トレーダーが運用方針の中で最も重視するもの」と言いかえることもできるので、その業者のリピート系注文に対する考え方が大きく表れる部分といえるでしょう。

自動計算やパターン選択の設定が多いものほど注文はしやすいのですが、柔軟性がありません。自分で入力する設定が多いものほどトレーダーの相場観や裁量取引の経験が求められますが、柔軟性があります。

以上の3つのポイントをまとめると、次の通りです。

では、もう少し各社の特徴を見ていきましょう。

 

ループイフダンは選ぶだけ!ランキングもあって設定が超簡単

アイネット証券とひまわり証券のループイフダンは、「売買方向」「注文間隔(利益)」がセットになった「売買システム」を選んでスタートさせるだけなので、設定がとても簡単です。

注文間隔と1注文あたりの利益はイコールです。10〜200pipsの中から選択します。

あとは注文本数(最大ポジション数)を入力すれば、損切り幅(最大ポジション数×利幅)・予算・レンジ幅が自動計算されます。一度スタートさせると、注文修正はできません。

アイネット証券のループイフダンは、「自動損切り」をOFFにできますが、この場合トレンド追尾がストップしてしまう可能性があるので注意してください。

上級者向けの「決済トレール」「ドテン」「注文修正」はできないので、どのタイミングで何の売買システムをスタートさせるかがポイントです。

西畠
ループイフダンは、初心者向けの機能を組み合わせて、トレーダーの設定項目を極力少なくしたものです。
はじネコ
設定が簡単だと、仕組みやリスクが良く分かってないままスタートさせちゃいそうだから気をつけないと。

ループイフダンの評判・口コミと比較でわかる評価

ひまわり証券(ひまわりFX)の評判!口コミ・特徴比較でわかる評価

 

iサイクル注文は順張りタイプの中で唯一ドテンができて成績も良い

iサイクル注文は、予算とレンジ幅を自分で決めるだけで、そのほかの設定は自動計算してくれます。

ランキングから運用成績の良いもの売買システムとして選ぶことも可能なので、基本的に初心者寄りの注文方法です。

上級者向けとしてドテンが選択できることも特徴で、ドテンを設定した場合はレンジ追尾となります。ランキング上位には、このドテンを設定したものがほとんどなので、なかなか優秀な注文方法と言えるでしょう。

シグナルとして移動平均かMACDのどちらかを選び、短期・長期ラインがクロスすると全てのポジションを強制決済し、同じ予算とレンジ幅で反対方向のiサイクル注文を実行します。移動平均・MACDの足種は、4時間足〜月足の中から選択可能です。

西畠
iサイクル注文のドテンは、レンジ相場のダマシを見破ることはできません。長期的なトレンド相場で有効な設定なので、足種はなるべく長期を選んだほうが良いでしょう。

iサイクル注文の実績からわかる評価と評判!初心者が月10万円稼ぐ方法

FX・株のゴールデンクロスとデッドクロス|見方や設定・だまし回避の方法

 

トライオートFXは初心者〜上級者対応のカスタマイズの高いシステム

トライオートFXも、基本的に「レンジ幅」「注文本数」を入力すれば、そのほかの設定は自動計算してくれます。

ただし、全ての自動売買注文は、いくつも運用リストというものに追加することで、あとからいくらでも自分で修正可能です。

オススメの設定が「自動売買パーツ」という単位でランキング化されており、それを運用リストに追加してカスタマイズもできますし、一つ一つの注文を個別で追加もできます。

さらに、複数の「自動売買パーツ」を組み合わせてパッケージ化した「自動売買セレクト」と呼ばれるものもあります。こちらもランキング化されており、複数の「自動売買セレクト」をポートフォリオに追加してシミュレーションしたり、そのまま取引画面へコピペすることも可能です。

このように、初心者向けにさまざまな工夫がされているのですが、ロジックの中身はあまりにハイスペックかつ複雑で専門用語も多いため、慣れるまで初心者は戸惑うことも多いと思います。

特徴的な機能は、次の3つです。

+ トレンド追尾・レンジ追尾が選択できる

他社が売買方向を「売 or 買」で指定するのに対し、トライオートは「売 and 買」を指定することで、レンジ追尾が可能です。

この場合は両建てになる可能性があり、コストが2倍かかり利益も相殺されてしまうため、かなり長期的な運用方法と言えるでしょう。証拠金はどちらか多い方だけの拘束で済みます。

売買方向を「売 or 買」にした場合は、トレンド追尾です。

+ 2回目以降の新規注文価格を自分で指定できる

トライオートFXでは、注文内容は全て自分で修正することが可能です。

2回目以降の新規注文価格も、「フォロー値(逆指値)」「カウンター値(指値)」というもので、あらかじめ一括して設定することができます。

設定値は、前の注文の決済価格とのpips差で指定します。相場の勢い、または相場の反発具合を自分で考慮してリピート設定が可能です。

+ 順張り・逆張りどちらも可能

新規注文は、他社が「成行 or 指値 or 逆指値」であるのに対し、トライオートFXは基本的に「指値 and 逆指値」です。

これは新規OCOといって、順張り+逆張りどちらも狙うスタイルとなります。

「フォロー値だけ指定すると指値のみ」「カウンター値だけ指定する指値のみ」にすることも可能です。

西畠
設定画面も他社よりも複雑なので、慣れるまではちょっと大変です。

トライオートFXの評判!口コミ・特徴比較でわかる評価(インヴァスト証券)

 

トラッキングトレードは設定画面が最もシンプルで簡単

トラッキングトレードは、外為オンラインのiサイクル注文をさらにシンプルにした注文方法と言えます。

予算とレンジ幅を設定するだけで、ランキングもあります。

ドテンはできず、自動損切りOFFや注文修正はできません。

西畠
8社の中では、一番シンプルな逆張りタイプのトレンド追尾型リピート系注文です。

トラッキングトレードの実績からわかる評価と評判!初心者でも儲かる?

 

トラリピは柔軟性な設定が可能だが相場を追尾しない

トラリピには、売買システムという考え方がなく、「注文本数」「注文間隔」「利益(円で指定可能)」「自動損切りの有無」「決済トレールの有無」などを全て自分で入力しなければならないため、裁量取引の知識・経験が求められます。

相場を追尾しないため、想定したレンジ幅から外れればリピートせず、含み損を抱えたままになるか、利益を取り損ねる可能性が高い注文方法なので注意してください。

ただ、トラリピは、「スタート価格」を指定することで1回目の注文だけは順張り(逆指値)・逆張り(指値)を自分で選択可能です。(2回目以降は必ず逆張り)

トレール注文を入れていない限り、トラリピスタート後であっても約定していない新規・決済注文はいつでも価格修正ができるという柔軟性もあります。

また、マネースクエア では、もう一つ「らくトラ」というリピート系注文もできますが、こちらは「利益」と「レンジ幅」を指定することで、その他の設定が自動計算されます。

中身はトラリピと一緒ですがアプローチは真逆であり、順張り+逆張りタイプの運用スタイルです。

はじネコ
1注文あたりの利益を円で指定できるのは分かりやすくていいですね。
西畠
ただ、中級者・上級者向けの機能・設定が多いから結構難しいよ。

トラリピは儲かるが取引手数料が高い!実績からわかる評価と評判

 

オートレールは上級者向きの順張りタイプ

オートレールは、その他のリピート系注文とはタイプが全く異なり、決済トレール+ドテン専門のリピート系注文です。

うまくレンジ相場に設定がハマれば、相場が反転するまで利益を自動で伸ばし相場が上がるたび下がるたびに利益確定を繰り返してくれる欲張りな注文方法と言えます。

どのくらい相場が反転すれば決済するかは「トレール幅」を入力して自分で決め、そのトレール幅が損切り幅となります。

しかし、設定にドンピシャでチャートが動くとも限りません。「チャートが上がっても損切り」「下がっても損切り」をリピートしていくものになり兼ねないので、相場観がなければ利益を出すのは難しいでしょう。

マネックス証券「オートレール」の評判と評価

取引手数料・スプレッドの違い

1万通貨あたりのコスト
アイネット証券
ループイフダン
ひまわり証券
ループイフダン
外為オンライン
iサイクル注文
(miniコース)
インヴァスト証券
トライオートFX
USD/JPY 200円 200円 500円 230円
EUR/JPY 300円 300円 600円 250円
GBP/JPY 500円 500円 700円 300円
AUD/JPY 400円 400円 700円 260円
CAD/JPY 500円 - 900円 390円
NZD/JPY 600円 - 1,000円 370円
TRY/JPY 700円 - 1,000円 750円
ZAR/JPY 700円 - 1,540円 380円
EUR/USD 200円 200円 1,000円 230円
FXブロードネット
トラッキングトレード
(ライトコース)
マネースクエア
トラリピ
マネックス証券
オートレール
USD/JPY 430円 400円 30円
EUR/JPY 450円 400円 50円
GBP/JPY 500円 700円 130円
AUD/JPY 460円 500円 60円
CAD/JPY 880円 300円 200円
NZD/JPY 530円 700円 150円
TRY/JPY - 800円 270円
ZAR/JPY 1,680円 200円 200円
EUR/USD 430円 200円 40円

※2018年11月30日時点

+ 取引手数料とスプレッドを見る

アイネット証券
ループイフダン
ひまわり証券
ループイフダン
外為オンライン
iサイクル注文
(miniコース)
インヴァスト証券
トライオートFX
取引手数料
(往復)
無料 無料 原則 4 pips
(ZAR/JPYは0.4)
原則 2 pips
USD/JPY 2 pips 2 pips 1 pips 0.3 pips
EUR/JPY 3 pips 3 pips 2 pips 0.5 pips
GBP/JPY 5 pips 5 pips 3 pips 1.0 pips
AUD/JPY 4 pips 4 pips 3 pips 0.6 pips
CAD/JPY 5 pips - 5 pips 1.9 pips
NZD/JPY 6 pips - 6 pips 1.7 pips
TRY/JPY 7 pips - 6 pips 5.5pips
(変動制)
ZAR/JPY 7 pips - 15 pips 1.8 pips
EUR/USD 2 pips 2pips 6 pips 0.3 pips
FXブロードネット
トラッキングトレード
(ライトコース)
マネースクエア
トラリピ
マネックス証券
オートレール
取引手数料
(往復)
原則 4 pips
(ZAR/JPYは0.4)
原則 無料 原則 無料
USD/JPY 0.2 pips 4 pips 0.3 pips
EUR/JPY 0.5 pips 4 pips 0.5 pips
GBP/JPY 1.0 pips 7 pips 1.3 pips
AUD/JPY 0.6 pips 5 pips 0.6 pips
CAD/JPY 4.8 pips 3 pips 2.0 pips
NZD/JPY 1.3 pips 7 pips 1.5 pips
TRY/JPY - 8 pips 2.7 pips
ZAR/JPY 16.4 pips 2 pips 2.0 pips
EUR/USD 0.3 pips 2 pips 0.4 pips

※2020年1月7日時点
※主要通貨ペア1万通貨あたりの往復取引手数料とスプレッド
※取引手数料に「原則」と表記されているものは、別途個別条件あり

+ 最小取引数量と最大取引数量を見る

最小取引数量(1注文) 最大取引数量(1注文)
アイネット証券
ループイフダン
1,000通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは1万通貨)
100万通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは1,000万通貨)
ひまわり証券
ループイフダン
1,000通貨 100万通貨
外為オンライン
iサイクル注文
L25・L25R:1万通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは10万通貨)
L25mini・L25Rmini:1,000通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは1万通貨)
L25・L25R:500万通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは5,000万通貨)
L25mini・L25Rmini:50万通貨
(ZAR/JPY・MXN/JPYは500万通貨)
インヴァスト証券
トライオートFX
 1,000通貨
(ZAR/JPYは1万通貨)
200万通貨
FXブロードネット
トラッキングトレード
ブロードコース:10,000通貨
(ZAR/JPYは10万通貨)
ライトコース:1,000通貨
(ZAR/JPYは1万通貨)
ブロードコース:100万通貨
(ZAR/JPYは1,000万通貨)
ライトコース:30万通貨
(ZAR/JPYは300万通貨)
マネースクエア
トラリピ
1,000通貨
(ZAR/JPYは1万通貨)
200万通貨
マネックス証券
オートレール
1,000通貨 300万通貨

※2018年11月30日時点

上記の表は、代表的な通貨ペアの1万通貨あたりのコスト(往復取引手数料+スプレッドを円換算したもの)を各社で比較したものです。

詳細は「取引手数料とスプレッドを見る」も参照してください。

基本的に、コストは次のように考えます。

例えば、「1万通貨あたりのコストが400円」のリピート系注文で、「取引数量1万通貨、値幅20pips、最大ポジション数10」が全て利益確定した場合

  • 損益:2,000円(1万通貨×20pips)× 10回 = 20,000円
  • コスト:400円 × 10回 = 4,000円
  • 実際の損益:16,000円

このように、少なくとも本来得られる利益の1/5も取引コストを支払うことになるんです。

また、損切りの場合も同様のコストがかかるので、運用成績が良くないと1/5どころの話ではありません。

この比較表では、スプレッドの拡大やキャンペーンなどは考慮していおらず、1万通貨の取引に限定しているので、あくまで参考料金として考えてください。

現在はさまざまなリピート系注文が出回っているため、自動売買も低コスト競争が加熱しています。

そのため、業者によっては独自の手数料割引制度やキャンペーンを実施しているため、通貨ペアや取引数量などの条件によっては、コストを大幅に抑えることができるところもあります。

各社の取引コストの特徴は、次の通りです。

 

ループイフダンは通貨ペア全般的にコストが安い

ループイフダンは、無条件で取引手数料無料なのと、スプレッドも原則固定でとても狭いので、全般的にコストの安いリピート系注文の代表格です。

そのため、コストをあまり気にせず安心して取引できるリピート系注文と言えるでしょう。

西畠
ただ、ZAR/JPY、TRY/JPYは、それなりにコストはかかります。

 

iサイクル注文とトラッキングトレードは手数料割引制度が充実

iサイクル注文とトラッキングトレードも、初心者向けのリピート注文としてはとても優れたシステムなのですが、コストがちょっと割高なのが気になりますよね?

しかし、どちらも通常口座開設から90日間は取引手数料無料ですし、決済手数料無料キャンペーンも長期間実施しているので、これらを適用した場合、ループイフダン並みにコストがお得になるんです。

この決済手数料無料キャンペーンは、随時延長され長期間開催されていますが、いつ終了してしまうか分からないので、なるべくこの機会を利用すると良いかもしれませんね。

+ iサイクル注文の手数料割引制度適用時のコスト

口座開設から90日間
手数料無料
決済手数料無料
キャンペーン適用
USD/JPY 100円 300円
EUR/JPY 200円 400円
GBP/JPY 300円 500円
AUD/JPY 300円 500円
CAD/JPY 500円 700円
NZD/JPY 600円 800円
TRY/JPY 600円 800円
ZAR/JPY 1,500円 1,520円
EUR/USD 600円 800円

※2018年11月30日時点

+ トラッキングトレードの手数料割引制度適用時のコスト

口座開設から90日間
手数料無料
決済手数料無料
キャンペーン適用
USD/JPY 30円 230円
EUR/JPY 50円 250円
GBP/JPY 100円 300円
AUD/JPY 60円 260円
CAD/JPY 480円 680円
NZD/JPY 130円 330円
TRY/JPY - -
ZAR/JPY 1,640円 1,660円
EUR/USD 30円 800円

※2018年11月30日時点

西畠
特にトラッキングトレードは、口座開設から90日までメジャー通貨ペアの取引コストが激安です。

 

トライオートFXは取引数量が多いほどコストが安くZAR/JPYもお得

先ほどの比較表では、取引数量が1万通貨の場合のコストで比較していましたが、実はトライオートFXは、大口注文になるほど手数料がとてもお得なんです。

取引数量 新規 決済
1万通貨未満 2.0pips 2.0pips
1万通貨以上10万通貨未満 1.0pips 1.0pips
10万通貨以上50万通貨未満 0.5pips 0.5pips
50万通貨以上 無料

※2018年11月30日時点

取引数量が1万通貨未満の場合は往復手数料が4pipsですが、1万通貨以上10万通貨未満になると半額、10万通貨以上50万通貨未満になるとさらに半額、そして50万通貨以上になるとなんと無料になります。

はじネコ
初心者には10万通貨以上の注文はなかなか難しいけど、トライオートの大きなメリットに変わりはありませんね。
西畠
ZAR/JPYのスプレッドが1.8pipsというのも、他社を圧倒しています。

 

トラリピは全体的にコストが高いがZAR/JPYはとてもお得

トラリピは、分かりやすく優れたプラットフォームのリピート系注文ですが、その分だけコストがかかります。

取引手数料は原則無料ですが、全体的にスプレッドが最も広いので、ZAR/JPYなど一部通貨ペアを除きループイフダンより割高です。

また、「トラリピまたはらくトラを停止後、残ったポジションを決済する場合」「東京15時ロスカット、および自動ロスカットにより決済される場合」通常の取引手数料が発生するので注意してください。

西畠
ただ、本来ボラティリティの関係からスプレッドの広いZAR/JPYが、なんと2.0pipsしかありません。ZAR/JPYの取引を考えている人は、圧倒的にコストを抑えることができます。
はじネコ
取引手数料が原則無料になる前は、もっとコストが高くてなかなか手を出せなかったけど、だいぶリーズナブルになりましたね。

オートレールは取引数量が少ないと手数料が発生する


オートレールは、取引数量が1万通貨以上だと手数料無料ですが、1万通貨未満の場合は1,000通貨あたり往復60円(6pips)の取引手数料が発生します。(ロスカット、追証の場合を含む)

そのため、少額取引には不利なので注意してくださいね。

はじネコ
マネックス証券は、これまで凄く高かったスプレッドを大幅値下げしてるよ。だからリピート系注文の中でも圧倒的なコストの安さ!
西畠
こちらもベースが初心者には厳しい順張り+決済トレールだから注意してね。

 

スワップポイントの違い

スワップは、売買方向によって利益にもなればコストにもなるので注意しましょう。

これは通常の裁量取引と同じなので今更と思うかもしれませんが、リピート系注文の場合は含み損を抱えたいくつかのポジションがスワップを支払い続けていたとしても、リピート系注文自体をストップ(取り消し)しなければ、個別に決済してそれを止めることはできません。

TRY/JPYなどの高金利通貨ペアでない限り、1万通貨あたり一日数十円程度ですが、最大ポジション数やポジション保有期間によっては、積もり積もって結構痛い出費になってしまうんですね。

この記事で紹介している業者の中では、以下の業者が比較的高いスワップを提供しているので、スワップが大きな足かせになってしまわないように注意してください。

スワップの高い業者

  • 外為オンライン(iサイクル注文)
  • アイネット証券(ループイフダン)
  • FXブロードネット(トラッキングトレード)

FX高金利通貨ペアの資産運用ランキング!高スワップポイント(金利差)おすすめ通貨はコレ!

 

通貨ペアの違い

各社の取扱い通貨ペア数
通貨ペア数
アイネット証券
ループイフダン
14 種類
ひまわり証券
ループイフダン
5 種類
外為オンライン
iサイクル注文
26 種類
インヴァスト証券
トライオートFX
17 種類
FXブロードネット
トラッキングトレード
24 種類
マネースクエア
トラリピ
11 種類
マネックス証券
オートレール
16 種類

 ※2018年11月30日時点

+各社の取扱通貨ペア一覧を見る

クロス円 クロスカレンシー
アイネット証券
ループイフダン
USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
NZD/JPY、CAD/JPY
CHF/JPY、TRY/JPY
ZAR/JPY、MXN/JPY
AUD/USD、AUD/NZD
EUR/USD、NZD/USD
ひまわり証券
ループイフダン
USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
EUR/USD
外為オンライン
iサイクル注文
USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
NZD/JPY、CAD/JPY
CHF/JPY、ZAR/JPY
TRY/JPY、MXN/JPY
AUD/CHF、AUD/NZD
AUD/USD、EUR/AUD
EUR/CAD、EUR/CHF
EUR/GBP、EUR/NZD
EUR/USD、GBP/AUD
GBP/CHF、GBP/NZD
GBP/USD、NZD/USD
USD/CAD、USD/CHF
インヴァスト証券
トライオートFX
USD/JPY、EURJPY
GBPJPY、AUDJPY
CADJPY、NZDJPY
CHFJPY、TRYJPY
ZARJPY
AUDNZD、AUDUSD
EURAUD、EURGBP
EURUSD、GBPUSD
NZDUSD、USDCHF
FXブロードネット
トラッキングトレード
USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
NZD/JPY、CAD/JPY
CHF/JPY、ZAR/JPY
EUR/USD、GBP/USD
AUD/USD、NZD/USD
USD/CAD、USD/CHF
EUR/GBP、EUR/AUD
EUR/NZD、EUR/CAD
EUR/CHF、GBP/AUD
GBP/NZD、GBP/CHF
AUD/NZD、AUD/CHF
マネースクエア
トラリピ
USD/JPY、EUR/JPY
GBP/JPY、AUD/JPY
CAD/JPY、NZD/JPY
TRY/JPY、ZAR/JPY
AUD/USD、EUR/USD
NZD/USD
マネックス証券
オートレール
USD/JPY、EUR/JPY
AUD/JPY、CAD/JPY
GBP/JPY、NZD/JPY
SGD/JPY、CHF/JPY
CNH/JPY、HKD/JPY
ZAR/JPY、TRY/JPY
MXN/JPY
EUR/USD、GBP/USD
AUD/USD

※2018年11月30日時点

通貨ペアは、iサイクル注文・トラッキングトレードが多く20種類以上ひまわり証券ループイフダンが最も少なく5種類です。

iサイクル注文・トラッキングトレードは、クロスカレンシーの種類が豊富ですね。

ループイフダンなら、ひまわり証券よりアイネット証券の方が有利です。

通貨ペアは、価格変動率がそれぞれ違いますから、リピート回数に影響します。そして、リピート回数が違えば、当然資金効率にも影響します。

また、取引する通貨ペアを決めたら、リピート系注文のスタート位置、売買方向のチョイスも大切です。ここは通常の裁量取引と同じですね。

参考までに、いくつかの通貨ペアの価格変動率をグラフで見てみましょう。(対象期間:2018年6月〜11月)

全てUSD/JPY(赤)と比較しており、一番左の0%の価格を基準にして、時間軸が進むにつれ何%変動したかを表しています。(価格チャートではありません)

+ USD/JPY(赤)EUR/JPY(橙)GBP/JPY(青)AUD/JPY(緑)

GMOクリック証券「プラチナチャート+」

USD/JPYと比べると、その他の通貨ペアの方が価格変動率が高いことがわかります。

設定次第ではレンジ追尾のリピート系注文に有利ですが、トレンド追尾のリピート系注文では思ったような利益を出しにくい動きです。

+ USD/JPY(赤)NZD/JPY(橙)TRY/JPY(青)ZAR/JPY(緑)

GMOクリック証券「プラチナチャート+」

こちらは一目瞭然ですね。ZAR/JPY、TRY/JPYはこの数ヶ月で大きな動きがありました。

底値で買いのトレンド追尾をスタートしていれば大成功でしたが、売買方向を誤ると大きな含み損を抱えるか損切りの連続に陥ってしまうので、すぐに運用を停止しなければいけません。

レンジ追尾のリピート系注文にも不利な動きです。

+ USD/JPY(赤)EUR/USD(橙)GBP/USD(青)AUD/USD(緑)

GMOクリック証券「プラチナチャート+」

USD/JPYは比較的緩やかに上昇しているのに対し、その他の通貨ペアは3%程度の変動を激しく繰り返しながら下降しています。

このレンジ幅でレンジ追尾を仕掛けていれば、資金効率の良い運用ができたハズです。

西畠
システムさえ良ければ、通貨ペアが少なくてもそんなに支障はありません。初心者の人は、なるべくメジャー通貨ペアから始めたほうが良いからです。

 

リスク対策の違い

ロスカットライン※ セーフティ機能
アイネット証券
ループイフダン
①15%
②100%
損失許容額
(任意の合計損失額で損切り)
ひまわり証券
ループイフダン
100% 損失許容額
(任意の合計損失額で損切り)
外為オンライン
iサイクル注文
①20%
②100%
-
インヴァスト証券
トライオートFX
50% 損失許容額
最大ドローダウン
上限価格・最大連敗数
(設定値を越えると稼働停止)
FXブロードネット
トラッキングトレード
①1%②8%
③20%④100%
-
マネースクエア
トラリピ
80% -
マネックス証券
オートレール
①50%②60%
③70%④100%
損失制限額
(設定値を越えると稼働停止)

※ロスカットラインが複数あるものは、任意で選択または取引コースで選択可能です。
※ロスカットラインが100%以下のものは、毎日の証拠金判定時刻までに維持率を回復できない場合は強制決済されます。

リピート系注文は、ある程度は放置できますが完全にほったらかしはダメです。

ほったらかしだと、いつの間にか自動損切りやロスカットで口座がすっからかん、またはポジションを維持するため大急ぎで追加入金(追証)が必要になってしまいます。

リスク対策には、裁量取引と同じようにアラートメールや注文の有効期限を設定するなどが一般的ですが、それ以外にも、業者独自のセーフティ機能を搭載している業者もあるので、積極的に活用していきましょう。

セーフティ機能を設定しておけば、万が一設定値を超えた場合、自動的に損切りや稼働停止にできます。

 

インヴァスト証券はETFでもリピート系注文ができる

インヴァスト証券の、トライオートFXのETF版「トライオートETF」も、注目のリピート系注文の一つです。

トライオートFXとは口座が別々なので、一つの画面で一緒に注文することはできませんが、設定方法や取引ツールはトライオートFXとほぼ同じです。

注文方法は、基本的にレンジ幅を設定するだけですが、個別注文を売買リストに追加して注文修正もできます。

トライオートFXとは違い、手数料が完全無料なのも魅力です。

また、自動売買セレクトを使えば、FXとETFでポートフォリオを組んで運用シミュレーションし、その設定をそれぞれの取引画面にコピペすることもできるので、リスクヘッジを重視した資産運用には最適です。

レバレッジ 5倍
取扱銘柄 26銘柄
取引手数料 完全無料
最小取引数量(1注文) 1口
最大取引数量(1注文) 上限なし
ロスカット 100%
セーフティ機能 損失許容額
最大ドローダウン
上限価格・最大連敗数
(設定値を超えると稼働停止)

+ 取扱銘柄を見る

TOPIX連動ETF ナスダック100
日経225ETF S&P500ETF
日経レバ S&P500ダブル
日経Wインバ ナスダック100トリプル
MSCIワールド 原油ETF
金融株トリプル バンガード新興国株
中国代表株50 エネルギー株
SPDRゴールド 金融株
EU大型株ヘッジ 資本財株
高利回り社債 テクノロジー株
大型バリュー株 生活必需品株
小型株 公益事業株
投資適格社債 一般消費財株

※2018年11月30日時点

 

リピート系注文と誤解してしまいがちな注文方法

リピート系注文と誤解してしまいがちな注文方法に、連続系注文というものがあります。

およそこれまで紹介したリピート系注文とは全然別物であり、そもそも自動的にリピートをしないので注意してください。

主な特徴は次の通りです。

  • 注文はリピートさせたい回数分だけ全て自分で入力する
  • 連続入力できる専用フォームがあるだけ
  • レンジ追尾・トレンド追尾はしない

例えば、マネーパートナーズの「連続予約注文」は、専用フォームを使いIFDやIFO注文を一つずつ全部自分で連続入力するだけなので、資金管理・売買計画の立て方は通常の裁量取引と同じです。

これは、IFD・IFO注文を使いこなせる人向けのお助けツールとも言え、FX初心者には向いておらず、リピート系注文のような長期運用タイプの商品でもありません。

西畠
そのほかにも、ジャパンネット銀行の「連続IFDOCO注文」も、このタイプの注文方法です。
はじネコ
でも、裁量取引と同じだから、コストはリピート系注文より断然格安ですね。

記事下

 

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はじネコ
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マネフルFX編集長 西畠

マネフルFX編集長 西畠

専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。

-FX自動売買

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