FXの基本的な注文方法の種類を説明

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FXの主な注文方法について説明します。

成行、指値、逆指値という基本的な注文方法の他、IFD(イフダン)、OCO(オーシーオー)、IFO(アイエフオー)、トレールといった注文方法があります。

適切な注文方法を選び、損切りや利益確定を上手に行えるようになるとFXで利益をあげられるようになります。

成行注文

タイミングを見計らって、その場で買ったり(ask)売ったり(bid)する、最も基本的な注文の仕方です。

<外為オンライン 新規注文入力 クイックトレード(成行注文)の画面>

まず取引する数量、許容スリップ(後で説明します)を入れます。

「ここで注文したい」と思ったときに、画面右側に表示されている『売(bid)』または『買(ask)』のレートボタンをクリックします。

取引が成立すると「注文が約定しました」というメッセージが表示され、ポジションが保有されます。

このように取引が成立することを「約定する」といいますが、相場の急落・急騰、注文の殺到などが原因で約定しない場合があり、これは約定拒否と呼ばれます。

またスリッページという現象があります。初心者がとまどうところですが、必ず経験することですので心しておきましょう。

スリッページは「ここで買う(売る)」と注文したり決済したり時の値段と、実際に約定された値段に差が出ることです。

この差をどこまで許容するかを設定できるようになっています。それが「許容スリップ」です。

この例の場合、9銭までならスリッページしても、許容範囲内として約定してもよい、としています。

スリッページは少ないほどよいのですが、許容範囲を狭くすると約定しにくくなるため注意しましょう。

成行注文のメリット・デメリット

◆メリット

成行注文のメリットは、やはりタイミングを見計らって取引できることです。これはどの注文方法にもないとても強いメリットです。

◆デメリット

デメリットはやはりスリッページが起こりやすいことです。またスリッページを小さく設定しすぎると約定しにくくなる場合もあります。

他のどの注文方法を使う場合でも、この成行注文を使って手動で決済する必要がある場面がでてきます。必ずやり方はチェックしておきましょう。

指値(さしね)注文

その名の通り「値を指して」注文するやり方です。

現在より有利なレートを指定(値を指)して、その値段になったら買う(ask)、または売る(bid)注文が成立します。

簡単そうで以外に誤解されやすいところですから、具体的に下の画面ショットを使って説明しましょう。

ドル/円の現在のレートが113.82円、売買の種類は『買(ask)』、注文方法『指値』とします。

指定レートはデフォルトで現在の113.82円が入っており、このレートより「低い価格」を指定します。現在より有利なレート、というのはそういうことです。

ここで現在のレートより高い価格を指定すると、内容確認のボタンをクリックしたときに「現在のレートより低い価格を指定してください」というメッセージが表示されて注文が入れられないようになっています。

売買の種類が『売(bid)』ならその反対で、現在のレートより高い価格を指定します。

<外為オンライン 新規注文入力 指値・逆指値注文の画面>

指値注文のメリット・デメリット

◆メリット

指値注文のメリットは、自分で決めたレートになったときに注文が成立して、その価格で取引できることです。

「〇〇円になったら買おう、売ろう」という計画を立てることで取引のチャンスをコントロールすることができます。また成行注文に比べ、スリッページが発生しにくくなります。

◆デメリット

デメリットは、為替が予想外の動きをしたときに、対応ができずに利益を取り損なったり損切りが遅れたりすることでしょう。

これは、後述するIFD、OCOなどの注文方法を使うことである程度防ぐことができます。

また、実際のレートが指値に近づかない場合には、約定しません。指値をいくらにするかについてはよく検討するとよいでしょう。

逆指値(ぎゃくさしね)注文

逆指値注文は、指値注文の「逆」で、現在より不利なレートを指定(値を指)して、その値段になったら買う(ask)、または売る(bid)注文が成立します。

指値注文の画面ショットの例で説明します。

ドル/円の現在のレートが113.82円、売買の種類は『買(ask)』、注文方法『逆指値』とします。

逆指値の場合、デフォルトで入っている現在のレート113.82円より不利なレート、すなわち「高い価格」を指定します。

逆指値注文のメリット・デメリット

◆メリット

相場は、上がり下がりが一定方向に動くことが多いものです。

一定方向への動きをトレンドと呼びますが、逆指値注文を使うメリットは、トレンドに乗る形で注文を入れておけることです。

◆デメリット

デメリットとしては、値が注文レートを一気に越える動きとなった場合にスリッページがおきやすいことが挙げられます。

IFD(イフダン)注文

IFD注文は、1度に2つの注文を出すやり方です。

最初の注文が約定したら、自動的に2つ目の注文が成立します。

If(もし~したら)Done(決済する)ということですが、具体的な例を見てみましょう。

<外為オンライン 新規注文入力 If Done注文の画面>

画面右側の注文を入力するところが第1注文(新規)と第2注文(決済)に分かれています。

ドル/円現在のレートは113.96円です。

これが指値、113.5まで下がったら『買(ask)』注文で約定します。そして指値114円まで上がったら決済します。

このようにいくらになったときに『買(ask)』または『売(bid)』の注文をしていくらになったら決済する、という注文ができます。

IFD注文のメリット・デメリット

◆メリット

メリットは、シンプルなシナリオを作成し、それに従って取引できることです。

成行での取引とは異なり、感情に左右されて注文したり決済してしまったりするリスクが下がります。

また、画像の例では利益確定のパターンでしたが、損切りにも使えます。

例えば、現在113.96円のレートで、これから上昇トレンドがありそうだと予想し、第1注文を逆指値で114.00円、第2注文も逆指値113.90で指定します。

もし上昇トレンドがおきるという予想が外れて下落した場合も0.1円(10pips)で損切り、という結果に抑えられます。

◆デメリット

デメリットしては1つの注文に対して決済方法が1つなので、利益確定パターンの場合は損切りが、損切りパターンの場合は利益確定が手動になることくらいです。

OCO(オーシーオー)注文

OCO注文では1度に2つの注文を出して、どちらかの注文が約定したら、もう片方の注文が取り消しになります。“One Cancel Other”の頭文字をとった呼び方です。

新規注文でも、注文済みのポジションの決済にも使うことができます。

<外為オンライン 新規注文入力 クイック+OCO注文の画面>

これは新規注文でOCOを使うパターンです。

注文は成行で行い、決済はOCOで指値と逆指値を指定します。

この画面の例では、『買(ask)』で、指値に10銭、逆指値にも10銭を指定しています。

現在のレート114.07円から10銭上がったら利益確定、10銭下がったら損切りで決済されます。

すでにポジションを持っている(注文済み)の場合も、指値で利益確定、逆指値で損切りもしくは含み益を減らさないレートを指定することができます。

OCO注文のメリット・デメリット

◆メリット

メリットは、IFD注文よりも、複雑なシナリオを作成できることです。注文を入れておけばチャートの前から離れることができます。

◆デメリット

その反面デメリットとして、予想したレートよりも実際の相場が大きく動いて、指定しておいた利益確定ポイントで決済されなければもっと利益が出たのに・・・と「利益を取り損ねる」ことが起きることです。

OCOの注文は損切りのラインは動かさずに、利益確定についてはチャートを見ながら決済レートを変更していくというやり方をとるとよいでしょう。

IFO(アイエフオー)注文

IFO注文は、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法です。

注文を1度に3つ入れることができます。

  1. 指値あるいは逆指値で新規注文(ポジションが発生)
  2. 利益確保のための指値を指定
  3. 損切りのための逆指値を指定

つまり①の注文が約定し、予想通りの相場で利益が上がったら指定した指値で約定、もし相場が予想から外れて損失がでたら逆指値で損切りというシナリオを作ることができます。

<外為オンライン 新規注文入力 If Done+OCO注文の画面>

具体例を見てみましょう。

ドル/円で現在のレートが114.64円です。指値で現在のレートよりも安値で注文を入れることもできますが、ここでは第1注文で逆指値114.8円、『買(ask)』の注文を入れています。

第2注文は、指定レートを2つ入れられるようになっています。注文方法を「指値」で指定するほうが、利益確定のレートで、116円の指定。114.8円で持ったポジションが116円になったら1.2円(120pips)で利益確定です。

注文方法が「逆指値」で指定するほうが、損切りのレートで113.8円に設定、100pipsの損益で約定することになります。

IFO注文のメリット・デメリット

◆メリット

メリットは、新規注文から利益確定、損切りまでのシナリオを作れることです。

注文した後はチャートから離れることができます。自動売買に近いといえるでしょう。

◆デメリット

デメリットは、最初の注文が約定しないと取引がはじまらないことです。

第1注文で、実際のレートから離れた指定レートを入れるといつまでたってもポジションが発生しません。あまり実レートから離れていないところに設定するのがポイントです。

また相場が荒れている時、トレンドが読み難いときはあっさり損切りにひっかかってしまうことが多いため、慣れないうちは落ち着いた相場のときだけ使うようにしましょう。

トレール注文

トレールとは英語で「後を追う」という意味です。

この注文方法はレートが上がると、その後を追って逆指値のレートも上がっていくもので、注文はトレールする「幅」を指定します。

また、トレール注文は逆指値の損切りだけではなく、利益確定にも使うことができます。

トレール注文のメリット・デメリット

◆メリット

メリットとしては、トレール注文を使うことにより、含み益が上がっているのに相場がもどって設定しておいた損切りのレートに引っかかって決済されてしまうことが防げることです。

◆デメリット

デメリットは設定値の調整が難しいことです。

相場はたとえトレンドに乗って動いている時でも、一時的に値を上げたり下げたりすることがあります。

設定値の幅を広くしすぎた場合は損切りが行われず、損失が大きくなってしまう危険があり、設定値の幅を狭くし過ぎた場合は、すぐに損切りされてしまいます。

またトレール注文はFX会社によって使えるところとそうでないところがあります。

マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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