FX初心者が資金管理で失敗する3つの理由と改善方法

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私は今まで何度も相場で失敗して退場を経験しました。この記事では、FX初心者が失敗しがちな資金管理について、私の体験談を通じて説明していきます。

事前に失敗例と理由を学ぶことで大損を回避できるかもしれません。

投資初心者にとって大切なことは、大負けしないこと、退場しないことです。FXで一度も失敗せずに利益を出し続ける人は割合で1割もいないでしょう。

失敗は誰にでもあります。しかし、一度に大損して退場することさえなければ、経験値はどんどんたまっていき、いずれ成功して勝てるようになる可能性は高くなるのです。

「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。」

これは伝説的なヘッジファンドマネージャー、ジョージ・ソロスの言葉です。

資金を大きく減少させることの原因は大きく分けて3つありますが、全て「資金管理」が関わってくるのです。

ナンピンで含み損は雪だるま式に増える

せんせえ
ナンピンやばいよやばいよ。

FXで失敗する仕組みの代表がナンピンです。

ナンピンとは、ドルコスト平均法とも言われ、レートごとに何度かに分けてポジションを構築し、その平均値を最初の建値よりもなだらかにすることを言います。

ナンピンはしてはいけないという人は多くいます。多くの教科書にも、ナンピンは悪というように書かれていることが多いです。

ナンピンは悪でしょうか?

これは必ずしもそうではありません。

確かにナンピンをしなければいけない状態というのは、自分の取ったポジション位置から逆行しているということです。つまり、たいていの場合でトレンドを読み間違えて逆張りになってしまっているということになります。

はじネコ
でもナンピンの利点もありますよね?

ポジションというのは一度エントリーを行うと、利食い、もしくは損切りの決済を行うまで、エントリーをした約定レートを絶対に変更することができません。

ポジションの平均約定レートを唯一変更することができるのがナンピンです。このメリットと資金管理を徹底した手法を用いればナンピンは有効な手段となります。

せんせえ
ナンピンは建値を平均化できるのが凄い利点だよ。

しかしナンピンには大きなデメリットも存在します

もし総ポジション数と同枚数でナンピンを行っていくと、そのリスクは一気に2倍、4倍、8倍と増えていくことになります。

せんせえ
なにも考えずにナンピンしてると、リスクが雪だるま式に増えていくことになる。

また先にも書きましたが、ナンピンを行う状況というのは、たとえ短期であれトレンドに逆行したポジションを持っているときです。トレンドに逆行した状態で普段の数倍のポジション量を保有することはかなりのリスクを抱えることになります。

ナンピンをしているうちに、知らず知らず口座維持率がロスカットギリギリのところまで追いやられていた、ということはよくある話です。そこから更に逆行するとロスカットはあなたのすぐ傍です。

せんせえ
FX初心者がロスカットを受けるのはこのパターンがダントツに多いです。
はじネコ
身に覚えがある…。

上記の理由により、普段の取引でエントリーを一か所に集中する人はナンピンをしてはいけません。

ハイレバレッジでの失敗は倍速で資金がなくなる

せんせえ
レバレッジ全開もやばい。

ハイレバレッジでの取引はFXの魅力です。数か月で資産を何倍、何十倍にも出来る可能性があります。

しかし、FX初心者はハイレバレッジで取引をしない方が良いです。

ここで1つ問題を出します。

あなたは100万円の資産があります。

5万円毎に1Lotのポジションを取ります。

1回の取引で資産を2倍にしたいです。

さて、どうすればよいでしょうか。

資産は100万円なので最大で取れるポジション量は20Lotです。

資産を2倍の200万円にするには500pipsを獲得する必要があります。

ではここで資産を1/2にするためには何pipsのマイナスを出す必要があるでしょうか?

-500pipsではありません。

資産は200万円なので取るポジション量は40Lotです。

資産を1/2の100万円にするには-250pipsの損で達成されてしまうのです。

資産を2倍にするのに必要なたった半分の逆行で1/2にできてしまうのです。

はじネコ
ひえっ、損失は利益の2倍速なのか。

これがハイレバレッジ取引を推奨しない理由です。

もしあなたが100%全勝できる手法を持っているなら話は別ですが、そうではないでしょう。

手法とは10000回のポジションを取って、内6000回は利食い、4000回は損切り、それでも期待値でプラスであるからその手法を使用するのです。

勝率が7割の手法でも3割は負けです。2連敗、3連敗する確率も決して低いわけではありません。その連敗がきた時に一気に資産を減少させてしまう可能性があるのがハイレバレッジ取引です。

せんせえ
余裕を持ってコツコツと利益を積み重ねるほうが長く安定できるよ。

また普段はハイレバレッジで取引を行わないような人が、いきなりハイレバレッジ取引を行うと、心理的に安定できず、「利益はすぐに決済してしまうが、損はいつまでたっても伸ばしてしまう」という状態になってしまいがちです。そうなると資産は減っていく一方です。

はじネコ
全力でポジるととても落ち着いていられないです…。

FX初心者のハイレバレッジ取引は失敗への近道です。

損切りや逆指値で損失を限定しないといけない

ストップロスを入れない、ポジションを放置する、これも初心者がやってしまいがちなことです。

スキャルピングのつもりでポジションを持ったのに、逆行したからデイトレードにして、スイングにして・・・、放っておけば元に戻るかもしれないから放置する。

せんせえ
お祈り投資法っていうやつですね。

取ったポジションに指値、逆指値の出口を指定してやらないと、損益はどこまででも伸び続けてしまいます。そしてそれは損失の場合だけ、ロスカットという形で強制決済されるのです。

ポジションを保有しているということは、それだけで為替変動のリスクに晒されているという認識を持たなければいけません。

はじネコ
朝起きたら損がめっちゃ増えてたこともありました…。
せんせえ
為替相場は24時間動いてるから寝る時はストップ入れないとダメ。

また一度いれたストップロスを理由なく、損失を大きくする方向にずらすことも禁止です。

ストップロスを大きくするということは、損失を確定させたくないという恐怖があなたのエントリー時に決めたルールを超えてしまったということです。

そのようなルールを破った取引は、例え一時的に上手くいったとしても、また同じ状況に陥った時に同じことを繰り返してしまう可能性が非常に高いです。

もはやそこにルールはありません。知らず知らずのうちに退場へと近づいているだけなのです。

せんせえ
勝ち残るためにルールはしっかり守ろう。

ちなみに、損切りのルールについては次の記事をご覧ください。

脱・損切り貧乏!損切りルールの適切な基準、幅、目安は?

自分の取引手法が固まるまでは、どのように損切りルールを決めればいいのか悩みますよね? この記事では損切りルールの決め方を、初心者レベルからステップアップできるように解…

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失敗例からわかる原因と改善方法

ここまで3つの失敗談を書きましたが、FXで失敗する人は必ずこのどれかの特徴に当てはまります。

私はこれらの失敗を何度も繰り返して、その後、ようやくFXで勝てるようになりました。

まとめると、FXで初心者が気をつけなければいけないことは次の3つです。

  1. ポジションを過剰に保有してはいけない
  2. 実効レバレッジが高くなりすぎてはいけない
  3. 損失は逆指値などで限定しなければいけない

これらの改善方法を、ざっくり言うと次のようになります。

実効レバレッジが高くなりすぎないように調節しつつ、損切りは確実に行う

これを意識するだけでもトレード成績は変わってきます。もし、最初はうまくいかなくても長い目で見ると良くなっていきます。

上級者であれば、ナンピンで取得レート調整や全力で決め打ちもいいですが、初心者は99%失敗するだけなのでやめておきましょう。

投資では、日々や月々の積み重ねこそ大事だと言うことを忘れないようにしましょう。

マネフルFX編集部 斉藤
専業トレーダー。月間最高利益2000万円。2007年にFXをスタート、CFD、日経225先物オプションなども取引する。一日に数回取引するデイトレードと長期のスイングトレードを得意とする。
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